昨日のことでした。
honyaの住んでいるお山の中腹は、午前中からお昼の3時頃までは確かに雨だったのです。
それが、4時を過ぎる頃からみぞれに変わり5時頃には・・・山道の途中から雨が雪に変わっていました。
honyaはバスに乗り損ねてタクシーさんをお願いして乗っていたのですが、タクシーの運転手さんと降りてくる車に()
それは、雪を頭の上にのっけていたからです。
「ははは、きっと山向こうからきた車だよ、大丈夫。」
はじめはタクシーの運転手さんもそう言ってくださってたのですが、段々頭白い車を見る度に「・・・」。
(コレはもしかして、お家のあたりは・・・。いやいや、なんぼなんでも・・・。)
honyaと運転手さんの予感は的中しました。
途中のところでチェーン規制の看板が・・・
そして、運転手さんはとっても済まなそうに言ったのでした。
「お客さん、いいですか?」
(そ、それはここで降りろと?)
「これ以上行くと、この車スタットレスタイヤはいてないんで・・・。」
(チェーン積んでるはずでは?)
え~い、仕方がない!honyaも女だ!女は度胸だ!
と、お馬鹿な決心をして愛想良くタクシーを降りました。
そして、雪の中を歩き出したのですが、道は悪いわ、山から降りてくる車は急な雪の所為で妙な動きはするわ、ちょっと怖かったのです。
おまけに、honyaの住んでいる処は車道はあっても歩道は山歩き用の道しかない怖ろしいところなので、車道でおろされると必然的に車道を歩くのが一番安全なのです。
そんなこんなで、10分ほど歩いていると(おろされた地点から、honyaの家まで普通に歩いて30分はかかる)後ろから車が。
そして横で止まってくださり、「こちらは○○です。」と、この道路の管理会社の方が声をかけてくださいました。
急な雪で道路状況を調べに来ていらしたらしいのです。
「危ないですから、乗ってください!」
(うにゃ~、助かった~)
こういう時って、人間何でも信用しますね。
honyaの住んでるあたりでは、こんな場合はお互い見知らぬ人でも乗せてあげるという習があります。
お互い様の事なんですが、勿論、用心のためになさらない方もいます。
まあ、長いこと住んでいて運転に慣れていらっしゃる方は大概声をかけてくださいます。有り難いことです。
「すみません、助かりました。」
と、乗り込むと。
「こんな時は、車も変なことになりますから一番危ないですからね。まあ、次のバスを待っていたら風邪引き確実ですしねぇ~。」
なんてことを爽やかにおっしゃったお兄さん・・・。
「助かりました、歩道があったら助かるんですが・・・。」
と、honya。
「登山道しかないから余計危ないですしねえ~」
お兄さんの言葉に、二人で力なく「ははは」と笑っていました。
そんなhonyaの住環境ですが、本当に困ったときにはお互い様。
人の親切が暖かかった夕暮れでした。
ありがとうございました。
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