草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

強迫観念か?

2018-12-29 21:31:06 | 病のこと
ようやく今日も終わりました。

数の子の塩抜きをしていたため、腐らせる
わけにもゆかず、鳩尾の疼痛を押さえて
松前漬けを作った。

夫が高価な剣先イカを鋏で細切りしてくれ、
私は数の子の皮剥き、金時人参を2本千切り、
生姜の千切り、柚子の皮の千切り、今年の
冬の寒干しをした縦割り大根1本分を切った。

あとは刻み昆布を入れて酒、みりん、濃口醤油を
どばどば入れて出来上がり。

これは新潟の郷土料理「大根松前漬け」
最初、大根なんてと鼻白んだけれど食べているうち
病みつきになってしまった。

以後我が家の松前漬けは必ず大根を入れる。
といってもこちら瀬戸内地方には割り干し大根は
売られていない。自分で作るよりない。

新潟では12月に入ったころ干せばお節に使える。
が、こちらでは12月に干すとカビが生える。


今日の松前漬けの諸々の刻みは包丁の得意な私も
意識が遠のいて何をしているのか呆然となりながら
手が勝手に動いていた。

痛みはみぞおちから背中の神経痛にも回って行った。

どうしてこう頑張るのか? 自分で分からない。
この「ねばならぬ」は強迫観念か?
天の声か? 何だそりゃ? やっぱ馬鹿だね私は。


昔子供の頃は過保護で母が何でもやってくれ
根性も無ければ根気もない時代があった。

そう、30代半ばの頃、子供に伝えるものが何も無いと
気づき、一念発起して自己啓発に取り組んだ経緯があった。笑
修行すること5年くらいかな?

押しも押されぬ根性人になれた。
自分に感動した。

娘たちは言った「お母さんは偉大すぎる」と。
何のなんの褒められるほどの者では決してない。
今、娘たちはそれぞれの立場で頑張っている。


だから松前漬けは途中で倒れても作り抜かねば!
何のこっちゃ? 爆

体が軋むが、何とか胸の痛みは落ち着いたみたい。
これらの不調は4月まで耐えなければならない!
歯を食い縛って体を二つに折って。。。

命あるからしょうがないんだ。生きなきゃ。


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体調崩壊

2018-12-29 16:36:52 | 病のこと
昨夜自室に上がっていつものように窓の外を見る。
黄金色の下弦の月が東の空に出て間もない。
と思ったら、下弦は今日だそうだ。


苦しくて目覚めた。
今何時?
未明4時、外気温をスマホで見ると-1℃だそうだ。
月は中空で照り輝いていた。

スレート葺きの屋根は女性の白粉をはたいたように
変色していた。
今日は晴れる。

う~ん、苦しい。

もう一度寝た。

もう一度目覚めて また窓の外を眺めた。
やはり屋根は白いまま。

苦しいけれど階下に降りた。


午後姉夫婦が野菜を持参してきた。
義兄の実家は農家なのでおすそ分けをしてくれるそうだ。
それにしても多すぎる野菜。
私にはさばけそうにない。

私たちのためにたくさんもらってきてくれただろうに
申し訳ないけど今日のような体調ではとても料理など無理。
今にも気を失いそうな苦しさ。

姉はほとんど料理をしない。
この野菜をどうするだろうか?

私のこのブログを読んでるので
「春ちゃんは料理するじゃない」
料理はするけど量が極めて少ない。

料理の全部をやるのは今は到底無理だ。
背中から痛み始め、呼吸が困難になる。


立派な野菜、スーパーで買うのとは鮮度も大きさも
違う。でももう買ってしまってる。
お義兄さん、お姉さんありがとうございました。

今夜の1品にいただいた白菜のお浸しを添えました。
かつおを載せるとすごく美味しかったです。
ご馳走さまでした。

今夜のメニューは横着料理。
スパゲティ・ペペロンチーニとジェノベーゼ。
茹で卵とローストビーフと野菜サラダでした。


朝から何度計測しても心電図計は「解析できません」と出る。
この寒波が私の体調を崩壊させる。
う~。



それから布団に入って浅い眠りに就いた。
苦しい。

誰か慈しみのような人がここに脱力してうつ伏せになりなさい。
金色の光に包まれて脱力した。
ここは天国につづく道?

いや、まだ息苦しさが迫っているから違うと思う。
こんなところ誰かに見られてはいけない!
でも心地よい。

はあ、苦しい。

離れたくないけど離れた。

あれは天国の使者ではなかっただろうか??
それとも単なる夢?


コメント (2)
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