ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

毎日参拝

2025-01-18 05:55:55 | 雑記
頂いたフラワーアレンジメントのお花が枯れたので、仏花を買って来て、テケトーに挿しました。

私が勤めるお寺は、お寺なので年中無休です。巨大な納骨堂に収められたお骨を機械で移動させ、約20基のお墓を皆さんで共有して頂いて参拝なさいます。

そんな中、1年365日、1日も欠かさずお参りされる方が数名いらっしゃる。

二十歳のお嬢さんに先立たれたご遺族、お父様がその中のお一人です。亡くなられたのが自殺だったというのが、とても衝撃的で、残された親御さんの心中をお察しすると、話を聞くこちらまでが身をよじる様な悲しみを感じる。

自殺、と聞いて思い出しました。私が本気で死のうと思ったのは、第一夫に「別れてくれ」と言われた時だった。もう夫の気持ちは変わらないんだ。私じゃダメなんだ。私はこんなに好きなのに、嫌われちゃったんだ。

子供たちが寝静まった夜中。マンションの最上階まで行って、手すりを掴んだまま、右足を大きく振り上げて身を乗り出した。

道路を覗き込んだその時、浮かんだのは子供たちの顔。まだ4歳と6歳だった。どうするの?あの子たちはどうなるの?誰が育てるの?勝手に産んどいて、勝手に放り出して、それで楽になれる?自分さえ楽になればそれでいいの?

上げた右足を降ろして、とぼとぼ家に帰ったのは遥か30数年前。

その頃はまだ、存命だった父と母は、もし私が自殺したと聞いたら、やはり身をよじるようにして悲しみに暮れただろう。

あの時、子供たちさえ居なければ、死ぬことが出来るのに。大好きな夫に捨てられたのに、私には自殺する自由もない。と思ったけれど、実はその子供たちに命を助けて貰っていたのだと、生きている今だからこそ、そう思える。

どんな事情があったのかはわからないけど、二十歳のお嬢さん、もうちょっとだけがんばって生きていれば、いつか「死ななくてよかった」って思える日が来たのではないか・・・と、毎日参拝されるお父様の姿を見ていると、ついそう思ってしまうのです。


人の親になっていながら
子を失う父母の悲しみなんて頭をよぎらなかった私。
お前も結構な親不孝もんやな。
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