残念ながらタイトル通り、母かずえ人生初の骨折をしてしまいました。娘のあたくしは骨折マイスターと呼ばれるほどに、過去13回も骨折しておりますが。こともあろうに大腿骨骨折です。ヘタをすると老人が寝たきりになってしまうかも・・・という恐ろしい骨折。
誕生日だ還暦だと浮かれた休日を過ごし、月曜日の朝でした。出勤準備をしていた午前6時半頃、スマホが鳴りました。この時間の着信に、良いことなど一度もあったためしはありません。
それは施設からの緊急連絡。
「つい先ほど、かずえさんがお部屋で体育座りをしているのを発見しました。慌てて近付いてみましたら、靴だかズボンだかを履こうとしていて転んでしまったと。痛くて起き上がれないと言われるので、一応念のために救急車で病院にお連れしようと思います。病院が決まりましたらまたお知らせしますので、健康保険証を持って病院まで来てください」
その日は嘱託となって初めての出勤日。しかも我が部署では、かなり忙しい日でした。
「また~?もう!また大袈裟に騒いでるだけなんじゃないの~?」冷たいようですけどね、正直そう思いました。元々姫気質で、辛抱、我慢という文字はかずえさんの辞書にはありません。しかも早朝の、施設からの電話はこれが初めてではないのです。これまでも骨折かも・・・と言われつつ、そんなことは一度もありませんでした。でもね、だからと言って、病院に行きませんという訳にはいきません。職場には直ぐにメールで事情説明をし、大事がなければ終わり次第職場へ向かう旨を連絡。
搬送先は幸い希望した、脳梗塞の時に入院した病院に決まったので、私も車で向かいます。
最初はレントゲン検査。顕著な骨折箇所が見つからなかった為、次はCT検査です。この結果で骨折していることが判明。しかしながら、詳しい状況はMRIでなければ分からないとのこと。その数時間後MRI検査で詳細が分かりました。「右大腿骨転子間亀裂骨折」これが診断名でした。
CT検査が終わった時点で「最悪の場合、手術になります。MRIで、この骨折部位が直近のものか、過去に出来たものかが判断できます。もし直近のものであれば、手術をするしか方法はありません」
はぁ~、なるほどね。MRIってそんなことまで分かるんですね。過去のものであれば、今後の生活にも余り支障が無いだろうから、差し当たっての痛みをとればそれでいいと。ただこの年齢で今朝転んで骨折したのであれば、手術をしなければ、もう自力で立ち上がることも出来なくなる可能性があると。これですね、老人の骨折の一番恐ろしいパターンは。
幸いだったのは、大転子と小転子という、大腿骨の上の方にある大きな骨と、下の方にある小さな骨との間(だから転子間という)にヒビが入っただけの状態だったということ。(画像お借りしました)
ここがポッキリ折れると、手術をしたところで、かなり難しくなるそうです、起立・歩行すること自体が。
私見ですが、とても良い先生に担当して頂けたのでは・・・と思いました。「老人は、一日でも寝たきりにさせないことがとても重要です!」と力説され、「私が何とかします!」とその日の内に「〇〇さんの手術、今日の夜にねじ込みました!」と言ってくださいました。手術ねじ込むて~
手術名は、骨折観血的整復固定術といい、ヒビの入った転子間に、チタンのボルトを先ず縦に挿入し、その後斜めにも挿入。そしてそれを固定させる手術なのだそうです。
これは実際にかずえさんの大腿骨に挿入されたボルトの画像です。
午後6時半から全身麻酔の投与。麻酔が効いてくるまでに約1時間。手術は45分程で終わるであろうとの見通しでした。その間、一応、東京に住む次兄のお嫁さんにも状況説明のメールを入れたり、職場の上司や仲間に経過報告をしたり。入院に必要な物も一旦自宅に取りに戻り、買い物も済ませました。
結局手術が終わったのは午後8時半。「成功ですよ。」と満面笑みの見た目インテリ風熱血先生が家族の控室に説明に来てくださいました。「明日からはリハビリです。どんな姿勢をしてもらっても大丈夫です」え?そうなんですか?傷口は痛まないんですか?おまけに退院は一週間後くらいで大丈夫なのだと。
医学の進歩の凄さを目の当たりにしたようでした。
で、手術の翌日、仕事帰りに病院に行って参りましたよ。痛くて我慢できないとか、ご飯が食べられないだとか、さぞや文句を言うのだろうなぁと思いつつ病室に入ってみると・・・。
ベッド上でちょこんと座って、夕食を完食した笑顔のかずえさんが。「あんた、忙しいのに来てくれたんねー。ありがとうねー」
「お母さん、物凄く元気じゃない?傷口は痛くないの?ご飯は全部食べられたの?」と私の矢継ぎ早の質問に「元気よー。全然痛うないよ。うん、ご飯美味しかったー」と。
実はその日は、前日の騒動でかなり疲れていたらしく、朝から身体は重い怠いで、気分も落ち込み気味だった私。母の様子を見ていっぺんで疲れが吹っ飛んだ気がしました。
そうはいっても、大腿骨骨折ですからね、大変なのはこれからなのかもしれません。
自力歩行が出来るようになるまでは、何としても頑張って貰わなければ・・・と思います。自分で歩ける、自分でご飯を食べられる、そのことがとても大事なことだということは、かずえさん自身が一番分かっていることではないかと思います。
文句タラタラ言いそうですけどね、ま、がんばって貰うしかありませんね。
これで今週平日も、ゴールデンウィークの前半も、ほぼほぼ病院通いが決定しました~・・・・・・
そんな訳で、コメントのお返事も週末の記事も、そして皆様のブログへのコメントも、滞ってしまうやもしれません。どうか寛大なお心でお許しくださいませ
大体昔からね、めちゃくちゃ嬉しいことの後には、こういうことが起きるのよね~ でもまぁ、今回の骨折は不幸中の幸いだと思って、また前を向いて歩いて行こうぜ~!と自分自身に言い聞かせております、還暦なりたての私。
誕生日だ還暦だと浮かれた休日を過ごし、月曜日の朝でした。出勤準備をしていた午前6時半頃、スマホが鳴りました。この時間の着信に、良いことなど一度もあったためしはありません。
それは施設からの緊急連絡。
「つい先ほど、かずえさんがお部屋で体育座りをしているのを発見しました。慌てて近付いてみましたら、靴だかズボンだかを履こうとしていて転んでしまったと。痛くて起き上がれないと言われるので、一応念のために救急車で病院にお連れしようと思います。病院が決まりましたらまたお知らせしますので、健康保険証を持って病院まで来てください」
その日は嘱託となって初めての出勤日。しかも我が部署では、かなり忙しい日でした。
「また~?もう!また大袈裟に騒いでるだけなんじゃないの~?」冷たいようですけどね、正直そう思いました。元々姫気質で、辛抱、我慢という文字はかずえさんの辞書にはありません。しかも早朝の、施設からの電話はこれが初めてではないのです。これまでも骨折かも・・・と言われつつ、そんなことは一度もありませんでした。でもね、だからと言って、病院に行きませんという訳にはいきません。職場には直ぐにメールで事情説明をし、大事がなければ終わり次第職場へ向かう旨を連絡。
搬送先は幸い希望した、脳梗塞の時に入院した病院に決まったので、私も車で向かいます。
最初はレントゲン検査。顕著な骨折箇所が見つからなかった為、次はCT検査です。この結果で骨折していることが判明。しかしながら、詳しい状況はMRIでなければ分からないとのこと。その数時間後MRI検査で詳細が分かりました。「右大腿骨転子間亀裂骨折」これが診断名でした。
CT検査が終わった時点で「最悪の場合、手術になります。MRIで、この骨折部位が直近のものか、過去に出来たものかが判断できます。もし直近のものであれば、手術をするしか方法はありません」
はぁ~、なるほどね。MRIってそんなことまで分かるんですね。過去のものであれば、今後の生活にも余り支障が無いだろうから、差し当たっての痛みをとればそれでいいと。ただこの年齢で今朝転んで骨折したのであれば、手術をしなければ、もう自力で立ち上がることも出来なくなる可能性があると。これですね、老人の骨折の一番恐ろしいパターンは。
幸いだったのは、大転子と小転子という、大腿骨の上の方にある大きな骨と、下の方にある小さな骨との間(だから転子間という)にヒビが入っただけの状態だったということ。(画像お借りしました)
ここがポッキリ折れると、手術をしたところで、かなり難しくなるそうです、起立・歩行すること自体が。
私見ですが、とても良い先生に担当して頂けたのでは・・・と思いました。「老人は、一日でも寝たきりにさせないことがとても重要です!」と力説され、「私が何とかします!」とその日の内に「〇〇さんの手術、今日の夜にねじ込みました!」と言ってくださいました。手術ねじ込むて~
手術名は、骨折観血的整復固定術といい、ヒビの入った転子間に、チタンのボルトを先ず縦に挿入し、その後斜めにも挿入。そしてそれを固定させる手術なのだそうです。
これは実際にかずえさんの大腿骨に挿入されたボルトの画像です。
午後6時半から全身麻酔の投与。麻酔が効いてくるまでに約1時間。手術は45分程で終わるであろうとの見通しでした。その間、一応、東京に住む次兄のお嫁さんにも状況説明のメールを入れたり、職場の上司や仲間に経過報告をしたり。入院に必要な物も一旦自宅に取りに戻り、買い物も済ませました。
結局手術が終わったのは午後8時半。「成功ですよ。」と満面笑みの見た目インテリ風熱血先生が家族の控室に説明に来てくださいました。「明日からはリハビリです。どんな姿勢をしてもらっても大丈夫です」え?そうなんですか?傷口は痛まないんですか?おまけに退院は一週間後くらいで大丈夫なのだと。
医学の進歩の凄さを目の当たりにしたようでした。
で、手術の翌日、仕事帰りに病院に行って参りましたよ。痛くて我慢できないとか、ご飯が食べられないだとか、さぞや文句を言うのだろうなぁと思いつつ病室に入ってみると・・・。
ベッド上でちょこんと座って、夕食を完食した笑顔のかずえさんが。「あんた、忙しいのに来てくれたんねー。ありがとうねー」
「お母さん、物凄く元気じゃない?傷口は痛くないの?ご飯は全部食べられたの?」と私の矢継ぎ早の質問に「元気よー。全然痛うないよ。うん、ご飯美味しかったー」と。
実はその日は、前日の騒動でかなり疲れていたらしく、朝から身体は重い怠いで、気分も落ち込み気味だった私。母の様子を見ていっぺんで疲れが吹っ飛んだ気がしました。
そうはいっても、大腿骨骨折ですからね、大変なのはこれからなのかもしれません。
自力歩行が出来るようになるまでは、何としても頑張って貰わなければ・・・と思います。自分で歩ける、自分でご飯を食べられる、そのことがとても大事なことだということは、かずえさん自身が一番分かっていることではないかと思います。
文句タラタラ言いそうですけどね、ま、がんばって貰うしかありませんね。
これで今週平日も、ゴールデンウィークの前半も、ほぼほぼ病院通いが決定しました~・・・・・・
そんな訳で、コメントのお返事も週末の記事も、そして皆様のブログへのコメントも、滞ってしまうやもしれません。どうか寛大なお心でお許しくださいませ
大体昔からね、めちゃくちゃ嬉しいことの後には、こういうことが起きるのよね~ でもまぁ、今回の骨折は不幸中の幸いだと思って、また前を向いて歩いて行こうぜ~!と自分自身に言い聞かせております、還暦なりたての私。
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