昨日の仕事帰り、蒸し暑い中バス停でバスを待っていた。左手には買い物を詰め込んだエコバッグ、首から下げた携帯用扇風機を右手で持って、汗ダラダラ
すると隣に立っていたおじいさん(白髪の多分75歳くらいの方)が私に向かって急に喋り出しました。「昔はよく言ったもんですよ。金持ちはね、左うちわで右扇風機、なぁんてね。今じゃみんな扇風機だねぇ。ハハハハハ・・・」
これ、多分笑うとこなんだよね?でもって、笑ってあげたら、このおじいちゃんはきっと、一日の疲れが吹っ飛ぶのかもしれないよね?だけど私は「はぁ・・・」と言ったまま、引き攣った笑いしか出せなかった。
そこで思い出したのです。我が家のスパルタ教育のことを。
息子がまだ小学校低学年の頃。娘と私が話しをしていると、何が何でもと言った感じで割り込んでくる。
「ねー!ねー!ねぇーー!どうしてままとお姉ちゃんだけ話してんの?僕も話したいよ。僕の話も聞いてよ!」
「んもぉ!じゃぁいいよ、どうぞ。話してごらん」
そこから息子の話が始まるのだけど、長いばかりの話はなかなか終わらない。
そこで遂に私が口を開く。
「ねぇ、人の話を止めといて、もしかしてだけど、その話にオチがないってことは無いよね?まさかこのまま、面白くないままに終わってしまうなんてことは・・・無いよね?」
「・・・うんっと、もう話したからいいよ。話、終わっても大丈夫」
えぇえぇ、関西人の第二夫と、関西の血が4分の1流れている私にとって、面白くない話を人に聞かせるのは罪悪。面白さについては、正にスパルタ教育でした。
東京生まれで東京育ちのもこちんにその話をしたら「ひぇ~!私、これから〇〇んちで一切話が出来なくなるじゃーん。厳し過ぎるよぉ。相手は小学生だよ~。お笑い芸人になる訳じゃないんだから、勘弁してあげてよぉ~」と言われました。笑
そんな息子は段々と口数が減り、高校を卒業して簿記会計の専門学校へ通うようになりました。
真面目が服着て歩いているような人たちに囲まれて、息子はのびのびと思う存分話が出来るようになったようでした。
「〇〇って、ホント面白いよね。家族も〇〇みたいに、みんな面白いの?」と聞かれ・・・
「何言ってんの?オレ家族の中で一番面白くないんだよ。一番面白いのはお父さん。次がお姉ちゃんでその次が母親。オレは4番目で、家族の中では最下位だよ」
よくもまぁあの笑いのスパルタ教育がトラウマにもならず、大きくなってくれたもんだと、その話を聞いて思いました。
昨日のおじいさん、ジョークを言った相手が悪かった。我が子に笑いのスパルタ教育をしてきた私が相手じゃ、笑って貰える筈もない。気の毒だったなぁと思います。
けど考えてみたら、笑いのスパルタ教育に何の意味があったんだ?
もっと違うところに力を入れるべきだったんじゃないのか?って、今更言っても遅いか
息子よ、なんかホントごめん。
すると隣に立っていたおじいさん(白髪の多分75歳くらいの方)が私に向かって急に喋り出しました。「昔はよく言ったもんですよ。金持ちはね、左うちわで右扇風機、なぁんてね。今じゃみんな扇風機だねぇ。ハハハハハ・・・」
これ、多分笑うとこなんだよね?でもって、笑ってあげたら、このおじいちゃんはきっと、一日の疲れが吹っ飛ぶのかもしれないよね?だけど私は「はぁ・・・」と言ったまま、引き攣った笑いしか出せなかった。
そこで思い出したのです。我が家のスパルタ教育のことを。
息子がまだ小学校低学年の頃。娘と私が話しをしていると、何が何でもと言った感じで割り込んでくる。
「ねー!ねー!ねぇーー!どうしてままとお姉ちゃんだけ話してんの?僕も話したいよ。僕の話も聞いてよ!」
「んもぉ!じゃぁいいよ、どうぞ。話してごらん」
そこから息子の話が始まるのだけど、長いばかりの話はなかなか終わらない。
そこで遂に私が口を開く。
「ねぇ、人の話を止めといて、もしかしてだけど、その話にオチがないってことは無いよね?まさかこのまま、面白くないままに終わってしまうなんてことは・・・無いよね?」
「・・・うんっと、もう話したからいいよ。話、終わっても大丈夫」
えぇえぇ、関西人の第二夫と、関西の血が4分の1流れている私にとって、面白くない話を人に聞かせるのは罪悪。面白さについては、正にスパルタ教育でした。
東京生まれで東京育ちのもこちんにその話をしたら「ひぇ~!私、これから〇〇んちで一切話が出来なくなるじゃーん。厳し過ぎるよぉ。相手は小学生だよ~。お笑い芸人になる訳じゃないんだから、勘弁してあげてよぉ~」と言われました。笑
そんな息子は段々と口数が減り、高校を卒業して簿記会計の専門学校へ通うようになりました。
真面目が服着て歩いているような人たちに囲まれて、息子はのびのびと思う存分話が出来るようになったようでした。
「〇〇って、ホント面白いよね。家族も〇〇みたいに、みんな面白いの?」と聞かれ・・・
「何言ってんの?オレ家族の中で一番面白くないんだよ。一番面白いのはお父さん。次がお姉ちゃんでその次が母親。オレは4番目で、家族の中では最下位だよ」
よくもまぁあの笑いのスパルタ教育がトラウマにもならず、大きくなってくれたもんだと、その話を聞いて思いました。
昨日のおじいさん、ジョークを言った相手が悪かった。我が子に笑いのスパルタ教育をしてきた私が相手じゃ、笑って貰える筈もない。気の毒だったなぁと思います。
けど考えてみたら、笑いのスパルタ教育に何の意味があったんだ?
もっと違うところに力を入れるべきだったんじゃないのか?って、今更言っても遅いか
息子よ、なんかホントごめん。
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