ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

母かずえ 口が閉じなくなってしまった

2024-07-16 05:55:55 | 母 かずえ
もう紫陽花の季節は終わってしまいましたが、折角親友Cさんが送って来てくれた写真なので、出しちゃいますね。

先週の木曜日、母がお世話になっている特養から、突然電話が掛かって来ました。
「実はここ数日、かずえさんの口が閉じなくなってしまいまして。先週面会に来られた時は、まだ大丈夫でしたよね?」

日曜日に面会に訪れたばかりだったので、その一報に驚きました。この写真は日曜日の様子。最近は感染予防対策も少し緩み、施設の中に入ることが出来るようになりました。思えば2021年3月に入所してから丸3年以上、コロナの感染対策で一歩も中に入れて貰ったことがありませんでした。

「お食事は召し上がるのですが、口が閉じないため、隙間からこぼれ出てしまいます。そのため今後はかずえさんの負担を減らす為、半分食にして、残りは栄養剤で補おうかと思っているのですが、宜しいでしょうか?」

「えぇえぇ、勿論です。母にとって一番だと思ってくださることを、是非やって頂きたいです」

「それで・・・ちょっと申し上げにくいのですが、こういう状態になると、そろそろ『お見送り』の体制に入らせて頂くことをご理解頂きたくて。勿論病院に移られることをご希望であればそう致しますが、かずえさんのご負担を考えると、このまま当施設でお過ごしになられる方が良いのではないかと、私どもは思っているんです」

病院に移ると言っても、母かずえは94歳でありながら、何の病気にも掛かっていません。直近の健康診断の結果も、全て数値は基準内で正常値。私の方が余程不健康です。ただ、入所した時この施設では、確か『お見送り』は行っていなかったはず。でも施設長さんが、将来的にはご病気ではない入所者さんをキチンと見送れるシステムを作りたいと仰っていた。きっと実現されたんですね。

「とにかく入所者さんが快適に過ごされるために、苦痛を取り除くことを1番に考えます。そして出来るだけゆったりとした気持ちで過ごして頂く。かずえさん、ご病気は無いのですが、最近上半身の血流が悪くなっていて、両腕が少しむくんでいます。それはもう、老いによるものだと、医師も判断しています」

この日面会時間は20分。その間一度も会話らしい会話は出来なかった。最近はもう、意識もハッキリしていないのです。この日母の足や肩など、身体の一部をずっとさすりながら、語り掛けました。

「お母さん、しんどい?どこか痛いとこある?生きてるのがしんどかったら、もう無理しなくていいんだよ。一緒に暮らしてる時、優しい娘じゃなかったあたしを許してくれる?ごめんね、親孝行な娘になれなくて」無反応な母に、ずっと語り掛けていました。

若い頃から健康オタクで、生涯それを貫いたかずえさん。貴女は自分の母ながら、本当に立派だったと今は心から尊敬しているよ。

こんなに急に『お見送り』の時を迎えるなんて。余りにも突然で、ショックが大きかった。いや、でも誰にでもそんな時は来るんだ。そう思ってこれからは残された時間を、出来るだけ母に会いに行くために使っていこうと思っています。


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