豚の角煮缶詰

「豚の角煮」　　畜産系缶詰

　　　　　ドド～ン！



豚のカクニなのであります！豚のカックニーと言っても、ロンドンの下町の豚みたいなヒトのことではありません

カクニは漢字では角煮と書くのであります！れっきとした日本の食べ物なのであります・・・・・とは言え・・・元々は中国琉球長崎と伝わってきたらしいので、れっきとしたとか立派にとかは言えないカモ・・
それに缶にも東坡肉（トンポーロー)と書いてあるし・・・・(^^;

で、キョクヨーさんのトンポー・・・ではなく、カックニー・・・でも無く、豚の角煮

この缶詰は はやと殿の缶詰Blog で紹介され、一缶で御飯を壱合食べきることができる御飯壱合缶詰認定 第一号と認定された栄えある缶詰君なのであります

で、この缶詰はトンポーローと書いてありますが、やはり日本の角煮でごわした。
中華の場合、皮を残して料理しますので、結構匂いが強くなります。そこで八角を入れて調理するのですが、こ八角、日本人にはあまり受けない香辛料であります。
甘い香りが強すぎるのですね。
ペルノーとかウーゾ等のお酒を知っている方ならすぐ思い出すアノ香りであります。



開缶
さてさて、この角煮・・・タレを見ていただく判るのですが、浮いている脂が少ないです。
角煮はご存知のように、長時間茹でて脂を抜きます。
この缶詰は脂抜きした豚バラ肉を缶詰にしたのでしょうね
当たり前とは言え、丁寧なお仕事であります。

では器に持ってみます


脂身の少ない三枚肉です。
味は甘辛の大和煮風のタレですね。
このタレ・・・しょうがが入っているのですが、そのしょうがの香りは殆どしません。
それでいて豚の臭みを消してます。とても美味い生姜の使い方だと思います。
缶詰での生姜の使い方は難しいらしく、生姜が多すぎたり、過熱時間のせいなのか、匂いが変になってしまったりすることが良くあるみたいですが、このタレはかんり良いですね。
これは鯨の大和煮で培われたノウハウなのでしょうか？
味の濃さも丁度良いです。
それに、脂が少ないのでメタボリックなオトーサンにもＯＫですネ

では、ゴハンと一緒に食べるでごわす。


メシとこの缶だけでヨカでごわす。
この缶詰は長崎の卓袱（しっぽく）料理より、薩摩のとんこつに近いのかな？
長崎の卓袱料理では、豚を油で揚げて周りを固めてから長時間蒸して脂を抜く下ごしらえをします。

ですから、このような献立を前にすると、なにやら西郷どんのような話し方になるでごわす。

東京モンのイメージの西郷どんですから、鹿児島弁は「ごわす」しか知らないのでごわすが、そいでんヨカヨカ、こいを食べれば、おいどんも立派に西郷どんネ

で、西郷どんになりすましてメシば頂くでごわんど。
新香？そげなもんなくてもヨカヨカ、味噌汁？そいもいらん、御飯だけでヨカヨカ！
オオ、ウマかね～！

という訳で、偽の西郷どんになりすました私は、見事に御飯を壱合食べちゃいました。

御飯壱合缶詰認定キョクヨーの豚の角煮缶詰・・・これはヨカ缶詰ばいね～