定期的にくまもり のブログを確認していて最近、秋田県の熊達のために寄付金の募集を始めたとのこと。
こちらの団体には過去にナショナル・トラスト運動で寄付金を送金したことがあるし、信用している団体なので寄付金を送るのであればこちらの団体だろうと考えているのだけれども、本当は秋田県が主体となって寄付金は集めて欲しかった。
理由は寄付金というのは受けるほうは厳密に考えると会計税務処理が大変で税務調査などが入ったときは専門家などがきちんと処理をしていないと不備を指摘される項目になるし、寄付するほうも知識のある人であれば寄付金控除を受けたいと考えるはず。
NPO法人の場合、大部分は認定特定非営利活動法人として国税庁からの認定を受けていないので、そこへ寄付しても寄付金控除の申請などは一切できないし、国税庁から認定を受けていない理由などが気になってくる。(収益事業も営むとか手続きが大変とか色々理由はあると思う。)
具体的な法人名は国税庁のホームページから調べることができる。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/denshi-sonota/npo/meibo/01.htm
一方、秋田県の場合は地方公共団体なので秋田県が寄付を受けても全額非課税だし税務調査など法制度上絶対に有り得ない。(そのかわり47都道府県は会計検査院の選択的検査対象になっている)
また地方公共団体への寄付は寄付金控除の対象
つまり寄付した方は秋田県に寄付しましたと確定申告すれば寄付金控除が成立する。
まぁ、少し違った方法を考えると悪い租税回避に結びつくし、発展的に考えていくとマネーロンダリングの方法などもひらめくのだけれども、今回の場合は熊の命を助けるために実施することなのだから地方公共団体としての利点はおおいに活用すべきだと思う。
どうせ寄付するのであれば、税額控除は受けたい