今日も、青空の素晴らしい天気で、遠くに真っ白な富士山が見える。上さんを
青梅まで編み物教室で車で送ってきた所である。報道で似ぎ合わせているのは、
英国がEUに離脱をまたもや延期したことだ。英国が何故に、国民投票で離脱を
選んだかを振り返ってみると、やはり、英国だけでなく、世界的に、移民の問題
が一番の問題のように思う。EUは当初は第一次大戦と第二次大戦でドイツとフランス
との戦争が起こったとの教訓を反省して、フランスとドイツが中心となって
造られたのであるが、その後英国の加入を促し、より強硬なヨーロッバの組織を
つくったのである。この加入した国の間では、人、物、金、サービスなど
が自由に取り扱うことが出来るようになった。このことによりユーロ圏のGDP
は、アップしたが、その反面、国により、その財政の差が発生し、ドイツなど
豊な国はよいが、ギリシヤなどの赤字国を救うために、加入國間で不満がでてきた。
それ以外に、シリアでの戦争で発生した難民をヨーロッパで受ける移民が増加
してきたが、この受け入れた国では、自国民との間に宗教や人種や風習の違い
から溶け込むことが出来ないばかりでなく、国の財政面でも、この移民に対する
負担が大きく、このことを自国民が不満を呈してきていた。このようなことが
原因で、英国でもは、EUを離脱することになったのである。しかし、離脱
すれば、ヨーロッパの国々と自由に貿易が出来なくなることで、GDPは相当に
下がり、暮らしは悪くなると言われていることから、その結論を出す時期を
遅らせているのだ。メイ首相は6月にはその結論をださねばならないが、
どうするのであろうか。日本でも、安倍政権は、相当の外国人を労働支援
要因として入国させる方策を取ろうとしている。将来、移民が多くなって
来た時には、やはり英国と同じような問題が起こりうることになるであろう。