先日は、高千穂の旅を紹介したが、あまり天照大御神についてのべなかった。これは
この天照についての神話を知らなかったからだ。帰って来て、この日本書記などに
書かれていることを調べて、高千穂が何故有名になったか判った。天照大御神は、
日本書記では、自然の神(イサナギ)が左の眼を洗ったときに、この天照が生まれた
となっているが女神である。この天照に高天原(高千穂)を収めることを指示される。
しかし、天照の弟のイサナヲが根の國へ行きたいとイサナギへ願い出たが認められず
追放されるが、その前に、姉のいる高天原へ逢いに行くのであるが、姉は、弟が
この高天原を奪いにきたと思い、武装する。その後、弟が乱暴を働くので、天岩戸
へ隠れるのである。高千穂では、この岩戸を祭る神社を見たが、この神話と岩戸を
案内する人が来て、30分ほど案内することになっていたが、帰りの時間の都合も
あり、昼食の時間に代わってしまった。この天照は、平安時代以降は男神として、
紹介されるようになっているが、伊勢神宮では女神としている。
日本においては、この天照が天皇家の生みの親とされ、その後の神武天皇に
つながっている。写真は、高天原での天照の銅像であるが、男神である。また、
高千穂神社での神楽の前夜祭での飾り付けがめずらしい。