安倍政権が途絶え、次に誰が日本の政治を司り、どの方向へ向かわせるか、今後の
動向が気になる。しかし、コロナの感染が今だおさまっていなく、これを収束させる
政策が、次の政権の主な焦点となっている。先日、友人から電話があり、731部隊を
知っているかとのことで、知らなければ、森村誠一の本を読んでみろとのことで、早々
図書館から取り寄せて読んだ。悪魔の飽食と言う名前の本で、戦前に、日本軍の中に
173部隊と言う医学面で防疫の研究と称して組織が満州のハルピンの郊外に設立されたが
これは、実際には、戦争で捕らわれた中国人やロシア人(これをマルタと称した)などを
使って、実験を繰り返し、細菌爆弾を製造し、中国への侵略の一つの手段としたのだ。
すなわち、ペストやコレラや赤痢などあらゆる細菌を培養し、ペットの虱や鼠を感染させ
それを戦地でばら撒いたのである。戦後この事実が発覚したが、東京裁判では、この部隊
の長て゛ある石井中将いかの部下全員が、犯罪者とみなされていない。これは、当時米国
がこの研究施設で作られた膨大な、感染症に関する資料をソ連へ渡したくないことから、
密にこの資料を米国の感染対策研究機関へ渡していたからである。このため、ここで働い
ていた多くの感染症の医学者達は戦後、あらゆる医療機関へ移り、日本の医学会を支えて
いるのである。この度のコロナ感染の発生に対処した、保険所や医療機関の多くの人が、
この機関に従事した人達の経験を引き継いでいることを知る必要がある。pcr検査体制の
遅れも、このことが影響していないか疑うのは、この173部隊を知ったことにある
からか?