昨日までの長雨がどこへいったか今朝は写真のように青空の好天気で、遠くに白く
雪をいただいた富士山が美しい。近日の新聞では、トルコがシリアの北部にいる
クルドの地域を攻撃しているとの報道が目につく。約10年ほど前に山小屋の合宿
の友と4人でトルコへ観光旅行へ行ったことを思い出す。このころは、このトルコは、
日本から沢山の旅行客でにぎわっていた。これは、トルコは親日国家であること以外
に宗教分離の政治が行われ治安がよく、イスタンブールから出発してギリシヤを経由
してトロイからエイゲ海を経て、カッパドキアの素晴らしい光景を楽しんだ。
その頃は、イラクやシリアの周辺では、ISを撲滅すべく、アメリカやヨーロッパの
国々からの戦闘員が戦っていた。しかし、このIS以外にシリアの独裁アサド政権を
一掃すべく立ち上がった自由シリア政権との内戦が勃発し、この自由シリア軍を支援
したアメリカはアサド政権を支援したロシアの圧力に屈したのかISを一掃すること
にクルド民族を巻き込んで戦わせ、それを成し遂げていた。しかし、今回、トランプ
は、この支援を突然中止し、アメリカ軍を引き揚げたのである。ここに、かねてから
クルドの国を造ることをもくろんでいたクルドゲリラを一掃するチャンスと見たのか、
トルコが戦争を起こしたのだ。このように今日までの中近東の状況をみるに、これら
の民族の顔を見ると、我々日本人には、どこの民族であるか判らない。しかし、どう
して、国として、地域の種族を同化して暮らして行けないのであろうか理解できない。
確かに、宗教が絡んでいるが、同じイスラムの宗教なのに、お互いが憎しみあって
殺しあっている。根深い昔からの因縁があるからだあろう。やはりこれも、日本が
韓国や北朝鮮や中国と仲良くできないのとよくにているかもしれない。しかし、
中近東のように、民族間がごたごたになっての殺し合いでないだけは助かる。
それにしても、国をもたないクルド人はかわいそうだ。