今朝は、朝5時半に起床して東京駅に向かい、新幹線に飛び乗りました。JR亀戸駅に着いた時に、いきなり「総武線各駅停車は運転見合わせ中!」という案内に出くわし、結構焦ったのですが、幸いにも丁度いいタイミングで運転が再開されて、予定通りで滋賀に向かうことができました。
向かった先は、滋賀県大津市の石山です。この石山には、紫式部ゆかりの花の寺「石山寺」があります。かの紫式部は、この石山寺参篭の折に『源氏物語』の着想を得たと伝承されているとのこと。『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場している由緒あるお寺ですね。
でも残念ながら、その石山寺には立ち寄らずに、石山駅から会場の「アーブ滋賀」に直行!ここで、NTT労組・京都総支部主催の「ユースコース」に参加して、「私たちの身近な課題と政治の役割」というテーマで約1時間、研修生の皆さんたちに講演をさせていただきました。
参加者は、25歳前後の若手組合員の皆さんが中心でした。皆さんに分かり易いように、フィリピンやイタリアの社会を使った比較をしながら、「社会の形がいかに国民生活に影響を与えるか」について説明。そして、社会の形を決めるのは政治だけれども、その政治を選択するのは私たち有権者なんだという内容でお話ししました。
時間がなくなってしまって、あまり意見交換出来なかったのですが、「日本の労働組合の組織率が下げ止まって、18.5%に戻したのはどういう理由でしょう?」といういい質問をいただきました。「日本の組織率が下がってきたのは、組織率の高かった製造業から組織率の低いサービス業へ労働力が大幅に移動したことと、正規雇用が減少して非正規雇用が増大したことなどが大きな原因。そのサービス業と非正規雇用の分野で、労働組合の組織化努力が徐々にではあるが実を結んできたことが下げ止まりの要因で、今後も引き続き努力を続けていく必要がある」という趣旨でお答えしました。
限られた時間ではありましたが、若手の皆さんに少しでも政治の大切さが分かってもらえたとしたら嬉しいですね!