今日の午後1時から始まった総務委員会は、一昨日の総務大臣所信に対する一般質疑が行われました。民主党は、筆頭理事の藤末健三委員が全体のトップで質問。続いて、自民党、公明党、みんなの党、共産党と続いていきました。
藤末さんは、(1)人事院勧告の民間給与調査について、(2)グーグルとヤフーの提携について、(3)投票し易い環境の整備について、(4)自殺対策について、などの質問を行いました。グーグルとヤフーの提携については、それが検索エンジン分野の独占体制を生みだし、検索アルゴリズム次第でいかようにでもユーザーをコントロール出来るのではないかという観点で、公正取引委員会に対して態度を質しました。ちなみに公正取引委員長は、「日本のヤフーは独自の検索エンジンを持っておらず、ユーザーとしてどの検索エンジンを採用するかは自由である」との見解で、「その独占的な地位を濫用した行為が認められれば対応する」との姿勢でした。藤末さんは「行為が認められてからでは遅い」として、しっかりした対応を行うよう強く要請しました。
一方、野党の質問は、片山大臣が鳥取県知事時代から地方分権・地域主権の旗手だったこともあって、その多くが地域主権三法案に関する片山大臣の態度を問うものでした。その過程で、片山大臣が「どのような方向で地域主権を進めるのか」という質問に対して、下記のように答えたのが印象に残っています:
(1)住民が主役の地域主権:もっと住民が政治に参加できるような仕組みを!
(2)税制のあり方を住民が決める:より良い行政サービスのために、自ら住民税の税率を決める!
(3)議会の改革:住民と議会の間の信頼関係を再構築する!
片山大臣は、再三、今の地方自治の欠点は「税金に関する議論を放棄していること」だと述べて、税のメカニズムを変えることが地域主権の重要なテーマの一つになることを強調されていました。大事な視点だと思います。
そして、今日最後の質問者となったのが、片山虎之助委員(たちあがれ日本)。片山さんは、2001年の省庁再編で、自治省、総務省、総務庁の3省庁の合併によって総務省が誕生した時の初代総務大臣。2007年の参議院選挙(岡山選挙区)で敗れたのですが、今回の参議院選挙でたちあがれ日本の公認で比例区から立候補し、返り咲いたわけです。その片山虎之助さんと、現職の片山大臣とのやり取り、これが今日のハイライトだったと言ってもいいと思います。開始から4時間近く経ってみんな疲れていたのに、片山虎之助さんが質問を始めたら身を乗り出して聞き入っていました。郵政も、情報通信も、地方自治も、さすがに詳しいです。片山大臣も、心なしかやり取りを楽しんでいるように見えました。気のせいかな・・・。
以上、簡単ですが、今日の総務委員会の模様でした。
明日は、午前中に参議院本会議が行われます。それが終わってから、四国の高松へ飛んで、現地で政治学習会に参加します!
藤末さんは、(1)人事院勧告の民間給与調査について、(2)グーグルとヤフーの提携について、(3)投票し易い環境の整備について、(4)自殺対策について、などの質問を行いました。グーグルとヤフーの提携については、それが検索エンジン分野の独占体制を生みだし、検索アルゴリズム次第でいかようにでもユーザーをコントロール出来るのではないかという観点で、公正取引委員会に対して態度を質しました。ちなみに公正取引委員長は、「日本のヤフーは独自の検索エンジンを持っておらず、ユーザーとしてどの検索エンジンを採用するかは自由である」との見解で、「その独占的な地位を濫用した行為が認められれば対応する」との姿勢でした。藤末さんは「行為が認められてからでは遅い」として、しっかりした対応を行うよう強く要請しました。
一方、野党の質問は、片山大臣が鳥取県知事時代から地方分権・地域主権の旗手だったこともあって、その多くが地域主権三法案に関する片山大臣の態度を問うものでした。その過程で、片山大臣が「どのような方向で地域主権を進めるのか」という質問に対して、下記のように答えたのが印象に残っています:
(1)住民が主役の地域主権:もっと住民が政治に参加できるような仕組みを!
(2)税制のあり方を住民が決める:より良い行政サービスのために、自ら住民税の税率を決める!
(3)議会の改革:住民と議会の間の信頼関係を再構築する!
片山大臣は、再三、今の地方自治の欠点は「税金に関する議論を放棄していること」だと述べて、税のメカニズムを変えることが地域主権の重要なテーマの一つになることを強調されていました。大事な視点だと思います。
そして、今日最後の質問者となったのが、片山虎之助委員(たちあがれ日本)。片山さんは、2001年の省庁再編で、自治省、総務省、総務庁の3省庁の合併によって総務省が誕生した時の初代総務大臣。2007年の参議院選挙(岡山選挙区)で敗れたのですが、今回の参議院選挙でたちあがれ日本の公認で比例区から立候補し、返り咲いたわけです。その片山虎之助さんと、現職の片山大臣とのやり取り、これが今日のハイライトだったと言ってもいいと思います。開始から4時間近く経ってみんな疲れていたのに、片山虎之助さんが質問を始めたら身を乗り出して聞き入っていました。郵政も、情報通信も、地方自治も、さすがに詳しいです。片山大臣も、心なしかやり取りを楽しんでいるように見えました。気のせいかな・・・。
以上、簡単ですが、今日の総務委員会の模様でした。
明日は、午前中に参議院本会議が行われます。それが終わってから、四国の高松へ飛んで、現地で政治学習会に参加します!