AKB48の旅

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「心のプラカード」MV

2014年08月29日 | AKB
「心のプラカード」

MVとしては「恋するフォーチュンクッキー」のキープコンセプトというか2番煎じなのは明らか。けれども曲調がはるかに軽くて明るくて、センターの渡辺麻さんのカワイサが輝いてるんで、ぱっと見の印象はずいぶんと違う。そして何より、映像素材としての対象が、明らかに意図的に変えられてる。

「恋するフォーチュンクッキー」では大都会、と言っても東京とかではなくて、博多レベルの地方大都市くらいまでがターゲットになってた(実際、コアとなる映像はホークスタウンだった)。けれども、「心のプラカード」は、古いアーケードのある商店街、町工場、中小企業の事務所、漁港、農村といった地方、そして日本社会の末端的なエリアが対象となってる。

キープコンセプトのようでいて実はそうでもない。「恋するフォーチュンクッキー」で拡張できた顧客層の、さらに外へと打って出てるとも考えられる。守ってるようでいて、実はこっそりと攻めてる。この辺りのさじ加減は、さすがは秋元氏かな。ただじゃ起きない感じ。

ついで。エンドロールのバックのピアノアレンジが素敵。

「心のプラカード」振り付けレクチャー、振り付け映像

これも「恋するフォーチュンクッキー」のキープコンセプトだけど、ラッキィ池田氏の直接指導による向井地さん、大和田さんによる「振り付けレクチャー」が追加されてる分、こちらもほんのちょっとだけ踏み込んでると取れる。振り付け映像は、Type Aが大和田さん、達家さん、福岡さん、Type Bが、市川愛美さん、西山さん、向井地さん、Type Cが、相笠さん、川本さん、藤田さん、Type Dが、後藤さん、森川さん、湯本さん。こちらもミラーリングバージョンが追加されてる。

「誰かが投げたボール」

MVとしてはオーソドックスと言って良いのかな。穏やかな映像で、UGメンバー1人1人が丁寧にフィーチャーされていて、好感が持てる作り。しかしこのメンバー構成だと、2軍感がぜんぜんないなあ。こちらでも1軍というか選抜として申し分ないと思う。AKBGの層の厚さを実感させてくれる。

あとは、これは冗談だよと予め断った上で、松村さんが「神の領域に迷いし一般人」になってるわ。別に指原さんの後継者とかそういう意味ではなくて「真性」の。センター様の恩恵はどこへ行っちゃったの。

「ひと夏の反抗期」

UGとは真逆のできというか、こちらは藤江さんのセンターが目立ちまくりの映えまくり。そして「やんちゃ」な世界観にうまく嵌まるメンバーとそうでないメンバーが、はっきり明暗を分けた感じ。名指しは避けたいけど、NMBメンバーが美味しいのに対して、HKTメンバーは苦戦かな。

「性格が悪い女の子」

大半が最大で16分割の画面分割になってる。FGメンバー全員をフィーチャーしようと言うことなのかも知れないけど、これだと関心も分割されて集中出来ないし、フォーメーションとかもぜんぜん分からない。少なくとも私的には、このMVは???としか感じられなかった。確かにメンバー構成の違いはあるのかも知れないけど、「誰かが投げたボール」のMVの素晴らしい出来と、どうしても対比してしまいたくなる。

「チューインガムの味がなくなるまで」

ちょっと「ひと夏の反抗期」のMVと似てるというか、ほぼ同一コンセプトでシチュエーションを変えた感じ。なんで、藤江さんと同様にして、永尾さんのセンターが映えてる。けれども、メンバーの配置をボーリングのピンに見立てるというのは、それなりに普遍性があると思われるんで、だからこちらはメンバーによる有利不利はないように見える。ふつーに良い出来じゃないだろうか。

「セーラーゾンビ」

渡辺麻さん、横山さん、岩田さんのユニット「ミルクプラネット」による、テレビドラマ「セーラーゾンビ」のエンディングテーマ曲。映像としては、ほぼ「セーラーゾンビ」のシーンが使われてるんで、MVと言って良いのかどうか分からんけど、それでも3人のゾンビコスプレが見られるたのは楽しかったかな。

「教えてMommy」

江崎グリコのパピコのCM曲。渡辺麻さん、島崎さん、川栄さん、大和田さん、小嶋真さんという、最強のカワイイ選抜5人に混じっても遜色のない、大人AKB48の塚本まり子さん恐るべし、に尽きてるように思う。