AKB48の旅

AKB48の旅

NHK BSプレミアム "DOCUMENTARY OF AKB48 to be continued"

2016年02月07日 | AKB
NHKBSプレミアムで、"DOCUMENTARY OF AKB48 to be continued"が放送された。もう何度見返したか分からないくらいだけど、それでもしっかり録画して見てしまった。もしかしてHD画質で見たのは、これが初めてなのかも知れない。シーンごとにカメラの性能差が分かるなあ。

あらためてのシンプルな第一印象は、当たり前なんだけど、みんな若い。純粋に物理的な年齢として若い。けれども同時に、とても大人びてる。驚くほどにしっかりしてる。そしてあらゆるシーンが、メンバー全員が熱い。それはたぶん、あの頃しかない上り坂の熱なんだろう。

個別のメンバーでは、やはり指原さんが印象的。その後の、そして現時点の指原さんという情報を排除して、この映像だけで見る限りは、垢抜けない田舎のイモっぽい少女にしかみえない。強いて言えばその語り口から、言語能力の高さは読み取れるかも知れないけど、それなりに意識して「片鱗」を探しながら見たけど、この時点では才能の煌めきは見えない。

あとは小嶋さんかな。正にこの人は天才としか言えない。北原さんは完成されてしまってる。AKBの成長リズムとうまく重ならなかった、合わなかったことが、北原さんの不運というか言わば伸び悩みとなってしまったんだろうことが伝わってくる。

横山さんは、この時点で既にして明らかに別物。なぜ篠田さんが、高橋さんが絶賛してるのかが、一人だけいち早く昇格したのかが、当たり前のように分かる。最初から秀でたもの、意志の強さというか核となる何かを持ってる。栴檀は双葉より芳し。

それにしても、この映像に刻み込まれた「熱量」は眩しく美しい。この一瞬は唯一無二。二度と再現されない。本作は、後年から見返してみてこそその価値が分かる、AKB現象というものの貴重な目撃者になってると感じた。