「涙は句読点」その９ 衣装という革新

たぶん「涙は句読点」シリーズはこれで最後かな。以下187ｐから引用

殺風景な打ちっ放しのコンクリートに囲まれた、200坪の空間。衣装が収められた巨大倉庫には、人の身長よりもはるかに高い２段のハンガーかけが、何列も並んでいた。上下セットのワンピース、ジャケットとスカートなど、ユニットごとにまとめられ、「出撃」のときを静かに待つ。

それだけではない。全国各グループの専用劇場やAKS、AKB48の衣装会社オサレカンパニー本社、レッスン場にも常時、衣装が保管されている。オサレカンパニーのある社員は「各所の衣装を合計すると、10万着を超えています」と明かす。

AKBが成し遂げた革新は数多いけど、その中でもこの「衣装」は特筆すべきものかと。しかも何を今更だけど、引用部分に記述されてるものすごい数はもちろんのこと、単なる数の問題を遙かに超えて、その質においても明らかにこれまでとは一線を画してる。中でも印象に強く残ってるものを一つあげるとしたら、「言い訳Maybe」の赤チェックあたりかな。たぶん私だけが言ってることではないと思うけど、あの衣装がAKBというものを強烈に印象づけた。

茅野氏がああいう人なんで、その凄さがいまいち伝わってないような気がするけど、間違いなくAKBというムーブメントの成功の立役者、MVPの1人が茅野氏であることは言を待たないだろう。