AKB48の旅

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AKB48裏ストーリー 込山榛香17歳、新たな希望 完全版

2016年04月18日 | AKB
前回3月30日放送版が正味56分59秒。今回の「完全版」が1時間6分59秒ということで、ちょうど10分増えてる。

AB比較したわけじゃないけど、ざっと見、気づいたところでは、冒頭のファンとメンバーによる込山さん評と、ラストの高橋さん卒業コンサートの部分が純増と思われる。その他、たぶん例によって細かなディテールの掘り下げに費やされてるのかなと思う。

そんな中、やはり追加されたであろう高橋さんの「全員で生き残ってごらん」という言葉でハッとさせられたんだけど、「心の強さ」という視点が、そこにはしっかりと刻まれていたこと。前回版ではそこにちょっと思いが至らなかったかも。

既述のようにこの「心の強さ」こそが次のハードルになるんだろうと思われるんだけど、けれどもこれがなんとも気がつかれにくいと来てる。やはり高橋さんの言葉「続けさえできたら、見えるんですよ」、この言葉は前回から入ってたような気がするけど、あらためてその奥深さがに唸らされる。

このドキュメンタリーはもちろんのこと、最近の込山さんのぐぐたすを見渡してみても分かるように思う、込山さんはどうやらこの「心の強さ」を持ってる。その先の「知性」については、まだ未知数かも知れないけど、それでもこれだけでも得がたいことかと。

握手会(写メ会)での選抜発表に動揺する込山さんの姿を見ながら、ああ、こうしてAKBメンバーは鍛え上げられ磨き上げられるのだなと、ふと思った。残酷な現実だろうと思うけど、逆に「原石」でなければ、摩耗し疲弊して行くばかりなんだろう。

込山さんを離れて、あくまで番組を見ての思いつきだけど、アイドルを宝石に比しての「硬度」と「強度」という比喩は、やはりありかなと感じた。ただし「硬度」のスケールは比較的シンプルだけど、「強度」の方は複雑かも知れない。そこには時間の次元があるので、進化論の如く「最適」が「最強」に勝るみたいな。