AKB48の旅

AKB48の旅

前田敦子バージョン2

2012年03月26日 | AKB
昨日のJみるきーも、総選挙の話題も、吹っ飛んだな。何から書き出せばいいのか戸惑うばかりだけど、揺るぎないシンプルな流れだったのかなと。

AKBムーブメントが岩盤を突き破ってブルーオーシャンに抜けて後、直ちに不要となった武装を捨てて、新たな船出をはじめなければならない、自分でそう書いてたんだよな。でも、その武装ってあっさんそのものじゃないか。加えてAKBバージョン2なのであり、さっしーへとバトンが渡ったと書いてみて、勝手に躊躇してたんだよな。

切り歯のあっさんは役割を終えた。そう言い切っていれば見事に「予言」だったけど、もちろんそんな見識も洞察力も、何より勇気がなかった。でもそういうことだよね。役割を終えた人は去らねばならない。そこではない新天地を求めなければならない。前田敦子もまたバージョン2に。

そして目前に広がる無人の沃野。今必要なのは適応放散なんであり、さっしーを先頭にした新たな才能なんだ。さらにはそこからの自然な流れとしては、新たな才能の成長を待つようにして、役割を終えた超選抜達もまた、まるで力尽きるようにはがれ落ちていく、卒業していくことになるんだろう。そんなにうまくはいかないだろうけど、まだまだ波乱はあるだろうけど、道筋はシンプルに見える。

東京ドームはあっさんへの花道というわけか。粋な計らいと表現すべきか、あざといと表現すべきか。あんまり壮大な物語すぎて目眩がしそう。

僕にできること

2012年03月25日 | AKB
何を書こうとしても幾ばくかの困難に当たる感じだけど、秋元康になりすましてみると、「できること」を考えたのかなと。

淡々と問題を挙げていく。まずは人事の硬直。しばらく「外乱」がなかった。組織として完成の域に達した、そして成果を得たからこそではあれ、そこに隙があった、油断があった。米騒動なんかも、そんな気のゆるみの表れと見なすこともできるだろう。AKBムーブメントは止まったら死ぬ。自己組織化過程とは動的平衡であり、そのダイナミズムは激しいほどに輝く。精緻に組み上がった組織を壊さぬぎりぎりで、いかに組織を揺るがすことができるか。

次にSKEの敢えて言おう造反問題。NMBの停滞問題。表現として強すぎるけど、要するにローカルルールが固定化してるかのように見えたこと。言い切ってしまうならたこつぼ問題。そしてぐぐたすの検閲問題でも分かるけど、秋元康の目の届かないところで、とりわけ運営が勝手なことをやっていた。要するにスタッフの無能と無責任。

次。類似に見えて実は階層の違うAKB共同体問題。これまでは選抜としてJRさや姉を呼ぶことで維持できてたはずの、AKBグループ全体の共同体意識を見直す必要に迫られたということ。

次。SKEはR、NMBはさや姉のそれぞれ一強状態。両者の内容は違えど、組織の視点で見ればこれがきわめてまずい事態なのは明らか。もちろん総選挙がらみということもあるだろう。それぞれの少なくともナンバー2へのテコ入れが必要と考えて、何の不思議もない。

そして最後は単純に、全国ツアーまでに、チームK、チームB、チーム4の欠員を補充する必要があった。

思いつけるのはこんなもんか。今回の人事は、これら全体に対する回答ということになるんじゃないかな。

1830M

2012年03月24日 | AKB
SSAストリーミング配信。最初と最後しか見れなかったけど、なんかとてつもなく凄かったんじゃないか。

最初。何の数字か分からないまま、たかみなのモノローグが続く演出は見事。ぐいぐい引き込まれ、そしてサプライズ。掴みはOKてか、この段間でもう、ヲーって感じ。その後のGMF、ファースト・ラビット、少女達よ、エビカツとたたみかける自信に溢れた構成とパフォーマンス。明らかに次元が違った。西武ドームとは別物になってた。

チームAが「初日」を歌うというのもこれまた新鮮な驚き。やむを得ぬ所用でしばらく視聴できなくて、SDNまで飛ぶけど、SDN48の願い、これが台本通りなら、憎い(むごい?)演出だな。

そして"RIVER"を歌ったのは研究生?解像度が悪くて自信ないけど、だとすれば見事な世代交代にしてバージョン2だな。もちろん川を渡ったパイオニア達はさらなる高みにいるけどね。ほんとによく練られてる。神ライブだったんじゃないか。いやすげー



それでも好きだよPV

2012年03月23日 | AKB
やはり中国サイトにフルバージョンが漏れてるね。朝の情報番組で紹介されてたんで、マスコミ関係に公開されたものがそのまま流出ということか。関係者にスパイがいますよって、マスコミってそもそもそういうもんか。

PV自体は素晴らしいできだと思う。高校生とフリータとアイドル。さっしーの魅力が溢れてる。この振れ幅、敢えて言うけど奥の深さだな。PV制作の中の人、よく分かってらっしゃる。さっしーとは端的に言って、リアル生活感とアイドルの連続性が保たれた希有な存在、しかも地下アイドルじゃないぞ、トップアイドルだぞ。それはあたかも、一般人に限りなく近い研究生から、超選抜というスーパー芸能人までが一体となってるAKBの姿、その一人体現そのものではないか。

AKBがその成長の過程、動的平衡を前のめりに崩しながら自己組織化、共同体化して行く過程において、その中心は、原動力はたかみなだった。そうやって生成し成長したAKBという生き物は、かつて存在したことのない、全く新しい何かになった。今こうして未知の新世界を手中にし、適応放散期を迎えようとする時、さっしーはその寵児だと思う。

バトンが、あっさん+たかみなからさっしーに渡されようとしてる。いや違うな。あっさんはスターオーラ系とでも言うべきあり方で、方向性が全く違う。バトンが渡るんではなくて、ディメンションが変わるんだ。実数平面が複素平面に拡張されるとでも表現すれば良いのかな。AKBバージョン2でも良いかな。

予言とかじゃなく、さりとて願望と言うほどの思い入れもなく、何となく書いちゃおう。AKBバージョン2とは指原莉乃のことである。ただしAKBバージョン1の上位互換じゃないので、バージョン1も引き続きよろしく、あたり?

民放初生

2012年03月22日 | AKB
「とんねるずが生放送!音楽番組全部見せます名曲で元気になろう!」ながーい。民放で初生GMFだよね。アンダー(というかオーバー?)も過去最大。やればできるじゃん。

優子、ニローニ、さっしー、麻理子様、ちんとも、J、まゆゆoutで、ベースにまさかの後藤次利。ブラスにサックス追加でこれまたサプライズの武田真治。まゆゆアンダーが安定の師匠。パーカッションが総スライドで、スタンディングドラムきたりえ、タンバリンあきちゃ、マラカスれいにゃん。コーラスも一新の佐藤亜美菜、大家志津香、片山陽加、仁藤萌乃、佐藤すみれ、倉持明日香、サポート二人。

ゆきりんドラムスが安定してるんで、あとは最悪ベースとサックス(とキーボード)でごまかせる、このあたりが民放的には妥協点なのかな。実際サックスの音がやたらに耳につくし。それともそんな大したもんじゃなくて、単にめんどくさいからの生回避なんであって、この番組は「生」コンセプトなんで仕方ないから対応したのか。

ま、なんいせよバンドは生ぜよ。