2018年9月17日 更新しました。
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ある夏の事例。「量販店で購入した取付して1年程度のエアコンが
動かなくなった。」しかもリビングと洋室のエアコン2台とも
同じ症状。
お客さんがメーカーサービスを呼んで、サービスマンは
2台とも室内機と室外機の基盤交換したとの事。
でも直らなかった。。1年間 普通に動いていた2台のエアコンが、同時に同じように動かなくなったというのだ。
サービスマンもいろいろ調べた結果、エアコンに異常はなく、2台とも渡り線がおかしくなっている様だから、
電気屋さんに依頼してほしい、という事で、私が伺う事になった。 隠蔽配管だったので苦戦覚悟の訪問だったけど
ベランダに出てみて原因はすぐわかった。
渡り線の延長にワゴを使っていた。
キャンパステープを外してみると、、、、.
雨が掛かる状況ではなかったけれど、冷媒管の結露の水分で、
ワゴびしょびしょ状態.
透明のワゴが、白くふやけているようにも見えた。
ワゴの付け根からは、緑青というのか、
銅青というのかな、、緑のクリーム状のものが、出ていた。
これでは、室内機と室外機の連絡を信号としてやり取りする
電圧も接触不良でおかしくなるでしょう。
当初の1年間(暖房時)は正常に動いていたというのも
これで納得できた。
暖房時は、熱くなるので、ワゴが濡れることはないからです。
一度切って、圧着して処理しました。エアコンの渡り線の延長
にワゴはだめです。次に
関連する事例として、数年前のことですが 前にも同じような内容で書いたと思いますが、
住宅でコンセントが一箇所 使えないということで訪問したとき、、、
壁の中だったか ↓こんな状態になってるのを見つけて、自分が施工したものではなかったけれど
背筋が凍りつく思いをした事がありました。
次の事例はある事務所で 蛍光灯が部分的に突然点かなくなった
ブレーカーも落ちていないという事で点検に伺いました。
なぜか 1本だけ点いていました。
早速 蛍光灯器具を外して 調査してみると。。。
ワゴが燃えて 電線が切れてる
写真 その部分 アップにすると↓
切断して 検証してみました。 左の1本 不完全挿入だったか?
本来の新しいワゴと並べてみました。 ↓
ワゴ 激しく損傷して、テープをそっとはがそうとしましたが
ボロボロと 樹脂の部分」は崩れてしまいました。
もうひとつ 次も同じようなケースで こちらも弊社の施工ではないけれど 木造2階建ての住宅で、
電気のトラブルがあり調査中、和室の天井裏。 この部屋の天井裏で
何かがおかしくなっていると思い押入れから、這いつくばって行くと。。。
天井裏で、ワゴの接続部分がこんな状態になっているのを見つけた。
ワゴを指先で、ちょっと触れただけで ボロボロっと崩れ落ちた。 もしも燃えやすいものに接触していたら
どうなっていたのかと思う、、、実際、接触したVVFケーブルは、一部焼けてしまった。。。(奥の方に写ってる。)
ここまで、ボロボロになってしまうと原因はわからないけど おそらく、挿入時に
まっすぐに入ってないか、あるいは挿入不完全で、接触不良となり、発熱したか、
または、何度か接続したゆるゆるのワゴを再利用したか、、いずれではないかと個人的には思います、、。
いずれにせよ、、ワゴは注意書きよく読んで正しく使わないと怖いことになります。
種類によっては 再接続が出来ない差込電線コネクタもあるようです。
(ニチフ QLSQ QLMCシリーズ )