皆様こんばんは。
昨日、現役最年長棋士の杉内雅男九段が亡くなりました
97歳になっても若手顔負けの元気な碁を打たれていただけに、もう杉内九段の碁が見られないことが寂しいです。
絶局の相手は小山栄美六段でした。
50も年下の実力者に対して、一歩も引かない戦いぶりは見事の一言です。
あの碁は杉内先生が勝つかと思った、と語る棋士もいますが私も同感です。
ところで、私は幸運にも杉内九段と対局したことがあります。
この日記で触れているので、未読の方はぜひご覧ください。
途中から一方的にやられているようで、当時の私が弱いだけではないかと言われてしまうかもしれません。
ですが、私はこの対局の1週間前に片岡聡九段に勝つなど、それなりに力はあったはずです。
新人王になったのはこの翌年ですし・・・。
棋士として相手をなめてかかったことはありませんが、しかし負けることは全く想像していませんでした。
杉内九段はかつて院生師範を務められていましたが、ご自身の対局マナーも良く、対局中にボヤキの類を発することはほとんど無かったようです。
ただ、対局が終わると熱心に検討されるので、杉内九段の声が遠くまで響いてきたものです。
囲碁が好きで好きでたまらなかったのでしょうか。
プロの競技者として80年も現役を続られたことを考えると、あるいは単なる好きを超越した別の感情かもしれません。
杉内九段は、囲碁は何歳になっても楽しめて、上達も目指せるということを身をもって証明しました。
囲碁の魅力をもっと広く伝えられるよう、私も頑張っていきたいと思います。
昨日、現役最年長棋士の杉内雅男九段が亡くなりました
97歳になっても若手顔負けの元気な碁を打たれていただけに、もう杉内九段の碁が見られないことが寂しいです。
絶局の相手は小山栄美六段でした。
50も年下の実力者に対して、一歩も引かない戦いぶりは見事の一言です。
あの碁は杉内先生が勝つかと思った、と語る棋士もいますが私も同感です。
ところで、私は幸運にも杉内九段と対局したことがあります。
この日記で触れているので、未読の方はぜひご覧ください。
途中から一方的にやられているようで、当時の私が弱いだけではないかと言われてしまうかもしれません。
ですが、私はこの対局の1週間前に片岡聡九段に勝つなど、それなりに力はあったはずです。
新人王になったのはこの翌年ですし・・・。
棋士として相手をなめてかかったことはありませんが、しかし負けることは全く想像していませんでした。
杉内九段はかつて院生師範を務められていましたが、ご自身の対局マナーも良く、対局中にボヤキの類を発することはほとんど無かったようです。
ただ、対局が終わると熱心に検討されるので、杉内九段の声が遠くまで響いてきたものです。
囲碁が好きで好きでたまらなかったのでしょうか。
プロの競技者として80年も現役を続られたことを考えると、あるいは単なる好きを超越した別の感情かもしれません。
杉内九段は、囲碁は何歳になっても楽しめて、上達も目指せるということを身をもって証明しました。
囲碁の魅力をもっと広く伝えられるよう、私も頑張っていきたいと思います。