皆様こんばんは。
市ヶ谷の日本棋院では、先週から2階の大規模な改修が始まりました。
様子を見てみようとしたら、そもそも2階全体が封鎖されていましたね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
工事期間は来年1月31日まで(予定)と、しばらく不便になってしまいますが、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、売店は1階に移して営業しています。
さて、本日は対局がありました。
相手は二十四世本因坊秀芳ということで、幽玄の間で中継されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/95/64fe8ef7781db50c5db82e6e9272d4a8.jpg)
1図(テーマ図)
私の黒番です。
白△と押されたところですが、どこを急ぐべきでしょうか?
石の強弱を考えれば、答えは自ずと浮かび上がります。
なお、黒△に関しては捨てるつもりで打っているので、こちらは無視してください。
「やさしく語る 碁の本質」で言うところの、弱過ぎる石は捨てるですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/a7/3831c8bfad350e58e44a5458eb8d11f7.jpg)
2図(正解図)
白△が眼形の厚い強い石ですから、そこに近付き過ぎている黒△は弱い石です。
そこで、しっかりとつながる黒1が正解です。
つながることによって自然と地もできるので、これで決して遅れません。
また、右辺に関しては黒×は全て強い石です。
「やさしく語る 布石の原則」では、強い石の周りは小さいというキーワードが出てきます。
つまり、赤印のあたりに打つ手は小さいのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/06/aea108672d5de1bc75506be6b7801766.jpg)
3図(実戦)
ところが、実戦は黒1!
小さいはずの右辺を囲いに行きました!
結果白10までとなり、黒△が攻めの対象に・・・。
この棋士、自分の本の内容を理解できていないのでしょうか?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
まあ、本当のことを言えば、あえて基本から外れた打ち方をしました。
上辺は苦しい戦いになりますが、そこを上手くかわすことでポイントを挙げようと・・・。
ただ、後から振り返ってみると、やはりこれは無理でしたね。
私の碁を並べても勉強にならないので、皆様は本の方を信用してください。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b8/4a0537528fd28bbb67c92612c523ea57.jpg)
4図(実戦)
とは言え、しっかり考えた末の打ち方ですから、大きく形勢が傾くようなことはなかったと思います。
ですが、ここで黒1と打った手がポカに基づく失着でした。
この手でAとハネていれば、まだまだこれからの碁でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/41/856ecfb540a42bce4357b3b197ae7734.jpg)
5図(変化図)
後に白1と伸びてくれば、黒2でぴったり連絡形、というつもりでしたが・・・。
白3、5で黒△が切れてしまうではありませんか!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
つまり黒全体の連絡は不完全であり、1手かけたのに薄いという酷い結果になりました。
後は自分なりに頑張ってはいましたが、この部分の薄さが最後まで尾を引いてしましました。
本局は中継付きということで、負けがはっきりしてからも打ち続けてみました。
大体形が決まったところで投了しましたが、盤面で少し勝てるかどうかという形勢でしょう。
市ヶ谷の日本棋院では、先週から2階の大規模な改修が始まりました。
様子を見てみようとしたら、そもそも2階全体が封鎖されていましたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
工事期間は来年1月31日まで(予定)と、しばらく不便になってしまいますが、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、売店は1階に移して営業しています。
さて、本日は対局がありました。
相手は二十四世本因坊秀芳ということで、幽玄の間で中継されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/95/64fe8ef7781db50c5db82e6e9272d4a8.jpg)
1図(テーマ図)
私の黒番です。
白△と押されたところですが、どこを急ぐべきでしょうか?
石の強弱を考えれば、答えは自ずと浮かび上がります。
なお、黒△に関しては捨てるつもりで打っているので、こちらは無視してください。
「やさしく語る 碁の本質」で言うところの、弱過ぎる石は捨てるですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/a7/3831c8bfad350e58e44a5458eb8d11f7.jpg)
2図(正解図)
白△が眼形の厚い強い石ですから、そこに近付き過ぎている黒△は弱い石です。
そこで、しっかりとつながる黒1が正解です。
つながることによって自然と地もできるので、これで決して遅れません。
また、右辺に関しては黒×は全て強い石です。
「やさしく語る 布石の原則」では、強い石の周りは小さいというキーワードが出てきます。
つまり、赤印のあたりに打つ手は小さいのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/06/aea108672d5de1bc75506be6b7801766.jpg)
3図(実戦)
ところが、実戦は黒1!
小さいはずの右辺を囲いに行きました!
結果白10までとなり、黒△が攻めの対象に・・・。
この棋士、自分の本の内容を理解できていないのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
まあ、本当のことを言えば、あえて基本から外れた打ち方をしました。
上辺は苦しい戦いになりますが、そこを上手くかわすことでポイントを挙げようと・・・。
ただ、後から振り返ってみると、やはりこれは無理でしたね。
私の碁を並べても勉強にならないので、皆様は本の方を信用してください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b8/4a0537528fd28bbb67c92612c523ea57.jpg)
4図(実戦)
とは言え、しっかり考えた末の打ち方ですから、大きく形勢が傾くようなことはなかったと思います。
ですが、ここで黒1と打った手がポカに基づく失着でした。
この手でAとハネていれば、まだまだこれからの碁でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/41/856ecfb540a42bce4357b3b197ae7734.jpg)
5図(変化図)
後に白1と伸びてくれば、黒2でぴったり連絡形、というつもりでしたが・・・。
白3、5で黒△が切れてしまうではありませんか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
つまり黒全体の連絡は不完全であり、1手かけたのに薄いという酷い結果になりました。
後は自分なりに頑張ってはいましたが、この部分の薄さが最後まで尾を引いてしましました。
本局は中継付きということで、負けがはっきりしてからも打ち続けてみました。
大体形が決まったところで投了しましたが、盤面で少し勝てるかどうかという形勢でしょう。