皆様こんばんは。
本日は幽玄の間で中継された対局を題材にしてみましょう。
朴延桓九段と申真ソ八段の対局です。

1図(テーマ図)
朴九段の黒番です。
白1のカカリに対して、黒2のコスミツケを打つのがAI(AlphaGo)流です。
これはいつでも打って良い手ではありませんが、本局のような配置では有力です。
私も公式戦で何度か試しています。

2図(変化図)
白1と開けば、白△と合わせて2立3析の好形ができます。
しかし、そこで黒2のカケがぴったりです。
白9までの姿は全体的に位が低く、白は気分が良くないでしょう。
これが黒の狙いです。

3図(変化図)
そこで、実戦は1図の後、白1のコスミツケで対抗しました。
黒2、4と打たれると黒に好形を与えてしまいますが、白5までの姿は2図よりずっとすっきりしています。

4図(実戦)
そこで、黒も白1に対して変化し、黒8の挟みに回りました。
Aの穴は気になりますが、とにかく先手を取ることを重視したのですね。
AI流をただ真似しただけでは、上手くいく保証は全くありません。
正しい活用法を知らなければ役に立たないのです
自分なりに意味を探ったり、新たな工夫を加えることで自分のものになります。
本局のような展開も、対局者がそれを意識しているからこそ生まれたものでしょう。
本日は幽玄の間で中継された対局を題材にしてみましょう。
朴延桓九段と申真ソ八段の対局です。

1図(テーマ図)
朴九段の黒番です。
白1のカカリに対して、黒2のコスミツケを打つのがAI(AlphaGo)流です。
これはいつでも打って良い手ではありませんが、本局のような配置では有力です。
私も公式戦で何度か試しています。

2図(変化図)
白1と開けば、白△と合わせて2立3析の好形ができます。
しかし、そこで黒2のカケがぴったりです。
白9までの姿は全体的に位が低く、白は気分が良くないでしょう。
これが黒の狙いです。

3図(変化図)
そこで、実戦は1図の後、白1のコスミツケで対抗しました。
黒2、4と打たれると黒に好形を与えてしまいますが、白5までの姿は2図よりずっとすっきりしています。

4図(実戦)
そこで、黒も白1に対して変化し、黒8の挟みに回りました。
Aの穴は気になりますが、とにかく先手を取ることを重視したのですね。
AI流をただ真似しただけでは、上手くいく保証は全くありません。
正しい活用法を知らなければ役に立たないのです
自分なりに意味を探ったり、新たな工夫を加えることで自分のものになります。
本局のような展開も、対局者がそれを意識しているからこそ生まれたものでしょう。