<本日の一言>
ヤフーとLINEが経営統合へ、というニュースが出ましたね。
これもキャッシュレス戦争の一環でしょうか。
勝負手を連発している感じですが、どんな結果になるでしょうか?
皆様こんばんは。
本日は手合日についてお話ししたいと思います。
手合とはつまり対局のことなのですが、その中でも特に「棋戦」での対局を指してこう呼びます。
棋士になるということは、この手合を打つ資格を得るということなのです。
手合が行われる日はある程度決まっており、日本棋院では木曜日が公式対局日となっています。
しかし、それだけでは棋戦の進行に支障をきたすので、月曜日に行われる対局もあります。
諸々の都合でその他の日に対局が行われることもありますが、例外と言って良いでしょう。
さて、手合(持ち時間各3時間)の基本的なスケジュールは以下のようになっています。
10:00・・・対局開始
対局室に入って一番最初にするのは、電子機器をロッカーに預けることです。
それから、碁盤を拭き清めたり飲み物の準備をして対局開始を待ちます。
定刻になると、立会人の合図もしくはブザーにより握りを行い、時計を押して対局開始となります。
なお、席の上下についての規定があり、座席と時計の位置は予め決まっています。
11:45・・・昼食休憩
本格的な戦いが始まるかどうかというところで休憩に入ることが多いです。
といっても個人差は大きく、長考派同士が対局すると20手ぐらいしか進まないこともあります。
逆に、稀ですが午前中で対局が終わってしまうこともありますね。
昼休憩が近付くと、だんだん集中力が落ちてきます・・・。
ミスが出やすいので慎重に考えたり、そもそも着手しないようにしたりします。
お昼の過ごし方は様々ですが、気分転換も兼ねて外に食べにいく人が多いですね。
私は毎回同じ店に行っていましたが、飽きてきたので最近は新しいお店を開拓中です。
12:30・・・対局再開
さて、お腹も満たされて午後も頑張るぞというところですが・・・。
一度緊張が緩んでいるので、結構危ない時間帯のような気がします。
集中力が戻ってくるまで、慎重に過ごしたいところです。
14:00・・・3時間15分経過
大部屋で対局していると、このぐらいの時間に1局ぐらい終わっているイメージがあります。
早く終わる理由としては、
○序盤で形勢が傾いてしまった
○致命的なミスが出てしまった
○対局者が大竹英雄名誉碁聖
などが挙げられます。
16:00~16:30・・・5時間15分~5時間45分経過
このぐらいの時間になると、半分ぐらいの対局が終わっている気がします。
残っている対局も、どちらかが秒読みに入っていることが多いですね。
17:00・・・6時間15分経過
かなりの対局が終了して、残り少なくなっています。
確実にどちらか、もしくは両方が秒読みに入っています。
18:00・・・7時間15分経過
この時間に終わるのは大体最後の対局ですね。
そうなると周りを気にする必要が無いので、そのまま検討が始まることも多く、さらに長引くことになります。
忙しいときに限って、相手がなかなか帰してくれないことも・・・(笑)。
大体このような流れで対局が行われています。
長く集中力を保たなければならないため、対局後はかなりの疲れを感じます。
しかし、リーグ戦など持ち時間5時間の対局もあり、終了が22時や23時になることも・・・。
体力作りに励むトップ棋士が多いことも頷けますね。
さて、明日は私も対局があります。
難敵ですが、自分の碁を打つように心がけたいと思います。
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