<本日の一言>
アマ竜星戦は、愛知代表の森川舜弐さん(23)が優勝しました。
森川さんは世界アマチュア囲碁選手権戦にも日本代表として出場します。
最近の若い人達の活躍は凄いですね。
しかし、その一方で85歳の方が2人も全国大会に出場していたのにはビックリです。
皆様こんばんは。
農心杯は許家元八段が敗れ、日本勢は井山裕太九段を残すのみとなってしまいました。
井山九段は国内戦で大変な時期に出場することになりますが、なんとか明後日の対局に勝って第3ラウンドに望みをつなげて欲しいですね、
さて、本日は広島アルミ杯・若鯉戦の準決勝・決勝が行われました。
決勝に進出したのは平田智也七段(25)と六浦雄太七段(20)でした。
それでは振り返っていきましょう。
1図(実戦)
六浦七段の黒番です。
形勢は黒がリードしているでしょう。
形勢は黒がリードしているでしょう。
ここで白△とシチョウに抱えましたが・・・。


2図(実戦)
なんと逃げました!!!

まさか、プロがシチョウを間違えるなんてことは・・・あった気もしますが・・・。


3図(実戦)
これは参考図ではなく、実戦です。
白1からどんどん追いかけていきましたが、黒18で白1子が当たりになるので、シチョウは成立していません!
普通、プロがシチョウを間違えたら、それだけで碁が終わりますが・・・。


4図(実戦)
白×に石がきたことで、白3の切りが成立!
黒×を取ってしまいました。
白はシチョウを間違えたのではなく、ここまで読み切っていたのです。
決勝戦、それも早碁でこんな大技が見られるとは・・・。
もっとも、黒8子を取ったとは言え、白は多大な犠牲を払っています。
見た目からすると、白があまり儲かっていないような気がしますね。
それで六浦七段も、あえて白の狙いを避けなかったのでしょう。
しかし、実際には白が得をしたと思います。
平田七段は損得の計算に長けていますが、それがよく表れた場面でしたね。
また、この後の寄せで黒にミスが出たようで、ついに白が逆転に成功しました。
・・・ということを書きながらYoutubeの日本棋院チャンネルの動画を見ていたら、対局者が感想で面白いことを言っていたのですが、本当でしょうか?
即興のコンビ漫才ではないかと思うのですが(笑)。
ともあれ、平田七段が地元の広島で見事に優勝を果たしました。
・・・ということを書きながらYoutubeの日本棋院チャンネルの動画を見ていたら、対局者が感想で面白いことを言っていたのですが、本当でしょうか?
即興のコンビ漫才ではないかと思うのですが(笑)。
ともあれ、平田七段が地元の広島で見事に優勝を果たしました。
内容も劇的で、生涯忘れられない一局になるのではないでしょうか。
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