身から出た錆 3

うつ病！時々聞くけど、どんな病気か、あまり知らない
本を買って読んだ
いつ治るとは言えないけど、治る病である。
暗いトンネルの中にさまよう感じだけど、明るい出口がある
疲れているので、とにかく休養を取る　のような内容だった

倦怠感・食欲がない・不眠・人に会いたくない、TVも煩わしい
誰も訪ねてくることはないし、昼はじーと寝ていて、夕方買い物に行く
簡単に夕食の用意をして、また寝る。

いつか治るなら、治る日が1日近くなる。そう思う事にした
心療内科の薬は副作用がきつかったのか？病気の症状が悪くなってきたのか？
薬を飲み始めてからのほうが、苦しかった

先生もこまめに薬変えたり、量を増やしたり減らしたりと対応してくれたけど良くならない
「副作用少ない新薬が出たのでそれに変えましょう」と
また、辛いと思ったけどこのままでも同じだし、新薬を服用することにした

しばらくして、気が付く、症状が消えていた。ＴVや新聞を見ている
先生に言ったら「よかった」と喜んでくれた。再発防止でしばらく薬止めないように言われた。
余りに苦しい時、おぼろげに、治ったら、普通に戻る日が来たら、そっれて、凄く
良い事だったと思っていた

叶うことはないだろうと言ったことが、自分に跳ね返ってきた。

それからは人と話すものなんの抵抗もなくステンド教室みつけて通う
ちょっとした外科の手術のため歩いて10分ほどの総合病院に入院
どちらも今も付き合う友達に恵まれた
掃除は手抜き、住めば都になった

余裕ができて散歩もできるようになる
夕陽が大きくて真っ赤、白壁が一面染まって、この時だけはピンク色に囲まれて
異国に居るような感じ・・今でも思い出す
時々、大阪、京都に行った時、通っていた医院の見ると複雑