25日のI川釣行で超大物を釣り損ねてしまいました。
というよりも何もしないで一方的にハリス切れでした。
片側が斜面で両岸から大きな木が覆いかぶさった日陰のプールでした。
左岸に大きな木の根っこが張り出してそこを撒いて上流に降りると、早い流れが丁度対岸に
深淵を形成してゆっくりと掛け上がるそんなポイントでした。
6.4の硬調、06の通しでこの日は水量が大きかったので4B錘、
8号のヤマメ針に太めのキジ仕掛け。
何回か上流より底を流して竿いっぱいまで今撒いた木に根っこの抉れた下に餌を送り込んだ時に
小さなあたりがきました。
合わせるとさいわいそのまま竿の先を絞って上流にゆっくりと走りだしました。
底を這ったまま淵の対岸中央まで来て目印が止まりました。
この時はこれまでの魚の感覚と全然違ってました。
「50オーバー」そんな思いが過りました。
06で取り込む場所を探しましたが引きずり上げるような所はありません。
下流へ走られたらひとたまりもないと思いながら
でもやりとりさえすれば何とかなりそうな大きさの淵でした。
一緒の小島さんが側にいれば又展開が違っていたかも知れません。
竿先を絞り込んだまま大物の感覚が伝わってきました。
そうこうしてるうちにその超大物が首を二三度振り出しフッと感覚がなくなってしまいました。
何とも呆気ない幕切れでした。
ただただ残念で切れた仕掛けを手に水面を眺めていました。
たぶん岩魚でしょう。
サクラもいる渓なのですがあのゆっくりの走り方はやはり岩魚だと思いました。
逃がした魚は大きい。
・・・この話、後日談が・・・。