数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(92)  乳湿布

2017-03-27 17:09:38 | 漫画のシナリオ
(92)乳湿布

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。

沙希(32)170㎝。妖艶な美女。

力王山(40)身長2m。筋肉隆々の元レスラー。常に不気味な笑みを浮かべている。

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。

精神病院の院長(60)身長150㎝奇異な顔

陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの社員

既出の司会者

既出の本田

本田の部下

N=ナレーション



   左耳に真菜の横蹴りをガズッと喰らうや耳がちぎれて吹っ飛び、
力王山「ぐぎやーーっ」と叫んで修一を放した絵に司会声、
  「真菜選手の華麗な飛び蹴りが見事に決まり、岩城、寸前のところで助かった!」

   女達全員が修一に駆け寄り、
優子「修ちゃんっ!」

   うつ伏せの修一の腰を摩り、
京子「腰は大丈夫?動ける?」

修一「いたたたっ、こ、腰に触るな」

房江「え、じゃ、どうすれば・・・?」

修一「みんなの乳房で腰を冷やしてくれたら治りまちゅる」

房江「わかった」とブラを外し、乳房を露わにする絵に司会声、
  「なっ、いきなり乳房を剥き出しにして何をしようと言うのか!?」

   修一の頭部に向かって四つん這いで被さり、乳房で腰を撫で、
房江「どう?少しは違う?」

観衆「うおおおおおお」「岩城―っ、俺と代わってくれー」と大歓声。

修一「(嬉しそうに)いひ、視聴率百%達成・・・」

房江「え?なにか言った?」

修一「いや、気持ち良いでござる」

   全員ブラを外し、
優子「(房江に)乳房が熱を持ったでしょ、今度は私が代わるわ」

   房江と同じ体勢で乳房で腰を撫で、
優子「どう?楽になってきた?」

修一「うん、みんなの乳が一巡する頃には回復しそうでちゅ」

   乳房むき出しで修一の顔の前に横たわり、
愛 「愛の順番がくるまでヒマだから顔を冷やしてて」

   愛の乳房に顔を埋め、
修一「ありがとね、みんなの思いやりでだいぶ回復してきまちた」

司会「(羨ましげに)なんという光景だ。まるで岩城のハーレムではないか・・・」

   携帯を耳に当てて逼迫し、
局員「ほ、本田部長!乳房のオンパレードで百%突破しました!」

本田「(狂喜し)おおーっ、やったかっ!」

本田「いつも予期せぬ見せ場を作ってくれる岩城君には足を向けて寝られないな」


   同、社長宅

   あぜんとテレビを観て、
社長「これ・・・ひょっとしたら若がゆうてた見せ場ゆうやつか・・・?」

M 「わざと窮地に追い込まれ、心配した美女達が飛び込んできて乳モロ出しで介抱する・・・」

M 「(感心し)なんと凝った演出ですなあ・・・」



   同、試合場

   ひっ迫してカッターシャツのボタンを外してブラを露わにし、
舞 「(栗栖に)私も乳房で腰を冷やしてあげてもいい?」

   焦って舞の腕を掴み、
栗栖「あ、あかん。舞がいかんでも乳は充分足りとる」

   ちぎれた耳を押さえ、ふらつく力王の後方から真菜が突進してくる。

   真菜、力王の背後から飛び上がって両太腿で力王の首を絞めつける。

力王「ぐふっ」と後ろに倒れかける。

   その体勢で後ろにドタッと倒れる。

力王「ぐうう・・・」と苦しげにもがく。

注、上半身を起こし後ろに両手を着いた真菜の太腿で締め付けられた力王は上向きの体勢。

   力王、もがきながら半回転しかける。

   完全にうつ伏せになって真菜の股間に鼻を埋めた瞬間、
力王「!」と衝撃を受ける。

   その体勢で静止し、
力王「・・・」という絵に司会声、
  「モザイクが入りそうな光景ですが、これを観ている全男性が力王山と入れ替わりたいと思っているはず・・・」

   更に同様の絵に司会声、
  「こんな美女の股間を嗅げるのなら、私も力王山と代わりたい・・・」

   嫉妬にかられ、
宮田(おのれ、俺の真菜のオマ○コをよくも・・・)

力王「むぐぎいい・・・」と突然苦しげにもがく。

真菜「(不思議そうに)え、なに?」

真菜「そんなにこの技が効いてるの?」

   力王、ちぎれた左耳に指で触る。

   そして震える指で床に血で「く」と書く。

   不思議そうにそれを見て、
真菜「く・・・?」

   震える指で「さ」と書くのを見て、
真菜「さ?」

   震える指で「い」と書くのを見て赤面し、
真菜「・・・い」

   頬を染めて視線を宙に泳がせ、
真菜「(汗)・・・い、いいもーん」

真菜(このマン臭を修ちゃんは気に入ってくれてるんだから・・・)

   愛の乳房で腰を冷やしてもらいながら(他の女たちは腕や足を揉んでいる)大歓声の観客を眺め、
修一(こんなけ盛り上げたらもう充分じゃろ)

   血走った目で真菜を見つめ、
院長(この女、絶対拉致してヤリまくってやる・・・)

   立って道着を直す修一に、
愛 「(心配そうに)ほんとに回復したの?」

修一「もう大丈夫、みんなありがとね」

   天井の絵に司会声、
  「岩城、痛めた腰が不安ですが、なんとか立ち上がりました」

   太腿で力王の首を絞め続けている真菜に、
修一「真菜、おかげで助かったわ、後は俺にまかせろ」

   立って食い込んだパンツを直しながら、ヨロッと起きる力王を憮然と見て、
真菜「こいつにマ○コが臭いって言われた」

   仁王立ちした力王(赤面している)の勃起を見て、
修一「じゃが、嗅ぐうちに興奮したみたいでござるな」

   力王の勃起を見て頬を染め、
真菜「おお・・・」

   突然、真菜に勃起をグヂャと思い切り蹴り上げられ、力王が「ぐふっ」と血反吐を飛ばす。

   目尻を濡らし、
真菜「修ちゃんだけが嗅げるマン臭をこんなヤツに嗅がれて悔しい」という横で力王が股間を押さえて悶絶している。

修一「よしよし、俺が仇をとっちゃるけん、お前はもう休んどけ」と栗栖の元に真菜の手を引いてゆく。

   目尻を濡らした真菜を見て心配し、
栗栖「一体どないしたんじゃ?」

真菜「(目尻を拭い)ぐすん、あのね・・・」

栗栖「(心配そうに)うん・・・?」

真菜「あいつにマ○コが臭いって言われた・・・」

栗栖「(赤面し)あ・・・」とうろたえる栗栖の横で舞も赤面する。


   両膝をついて悶絶している力王に拝むように左手を胸元に立て、
修一「毎日幸せですか?南無阿弥陀仏ー」

修一「これが今生の別れかと思うと、思わず手も合わせたくなると言うものです」

   修一、立ち上がった力王の左顔面にガズッと右パンチを入れるが全く効かない。

   力王、ニヤッと笑い「ふしゅーっ」と息を吐く。

栗栖「(驚き)岩城のパンチが効かん・・・?」


修一「(呆れ)お前の顔はコンクリートでできちょるんか?」

   力王が修一の髪を引っ掴んだ絵に司会声、
  「皆さんは力王山がプロレス技を使わない事を不思議にお思いでしょうが・・・」

   力王の前蹴りを腹に喰らい、修一が吹っ飛ぶ絵に司会声、
  「使いたくても使えないのだ。プロレス技は相手の協力なくしては成立しないのです」

   修一がよろっと立ち上がる絵に司会声、
  「だから何でも有りの総合格闘技では必然、蹴りやパンチの応酬になるのです」

修一「このハの字眉がーっ!」と顔面に渾身の右の一撃を喰らわす。

   力王、ニヤッと笑い「ふしゅーっ」と息を吐く。

   修一、あ然と力王を見上げる。

修一(・・・打撃が効かんのなら・・・)

   修一、力王の爪が剥がれた親指を踵で踏んづけるが直前にかわされ、
力王(バカめ、お前が考える事ぐらい御見通しじゃ)

   バッとサバ折りをしかけた力王を、修一が上体を後ろに反らせてかわすと同時、不安定な体勢で左パンチを力王の右頬にバチンと入れる。

   あまりのダメージに驚愕した力王、くらっと膝をつきそうになった絵に司会声、
  「おっと、さほどのパンチには見えないが、力王山がふらついた」

   あっ気にとられ、
修一(え、今のヘボパンチが効いた?・・・)

        つづく





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愛がイク (91) 死闘

2017-03-20 17:21:21 | 漫画のシナリオ
(91) 死闘

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。

沙希(32)170㎝。妖艶な美女。

力王山(40)身長2m。筋肉隆々の元レスラー。常に不気味な笑みを浮かべている。

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。

精神病院の院長(60)身長150㎝奇異な顔

陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの社員

既出の司会者

既出の本田

本田の部下

N=ナレーション

注、修一と力王山の身長差は30㎝

   試合場中央で修一(両足で力王山の足を踏みつけ、目を合わせず力王山の胸を見ている)と力王山が対峙し、横に栗栖、院長(鞄を持っている)、審判がいる絵に司会声、
  「お待たせしました。いよいよ試合が始まります」

   栗栖、修一が力王山の足を踏みつけてるのを見て呆れる。

院長「実に長いこと待たせてくれたね。私ゃ老衰で死ぬかと思ったよ」

修一「(院長に)二千万用意してきたか?」

   鞄を開けて金を見せ、
院長「どうせ君の物にはならないが、ま、目の保養に」

   会場天井の絵にゴングの音と司会声、
  「カーン」「さあ試合開始のゴングが鳴り響きました」

注、試合場中央には修一と力王山のみ

司会「(汗)おーっと、開始前からもう両者の駆け引きが始まっていた。力王山、岩城に両足を踏まれたまま微動もしない」

   真菜、緊張して見つめる。

   京子、緊張して見つめる。

   栗栖、腕組みして無表情。

院長(お前の怪力ならそんなヤツ一瞬でひねりつぶせるだろうが)とイラつく。


   同、社長宅

   社長達、はらはらし、
M 「こんなに接近して、捕まったら終わりやのに・・・」

社長「この体格差で、クソ度胸があるちゅうか、頭の真空管が何本かキレとるんとちゃうんやろか・・・?」


   同、試合場

   修一、爪先に体重を乗せてグリグリねじる。

   無表情の力王山の顔のアップに司会声、
  「まだ戦ってもないのに脂汗が出るようなこの緊張感は岩城の試合ならではです・・・」

   グリグリねじられ力王山の親指の爪が鮮血と共にぽろっと外れた絵のアップに司会声、
  「なんと、親指の爪が剥がれたーっ!」

優子「ひゃっ」と顔を背ける。

   観客が、しーんと静まりかえる絵に司会声、
  「双方ともに必殺の一撃を用心して動けないのか・・・」

栗栖(岩城は一体何をねろうとんじゃ?)

   修一、反対の足もグリグリねじる。

力王山の親指の爪が鮮血と共にぽろっと外れた絵のアップに司会声、
  「もう片方の爪も剥がされたっ!」

   凄まじい形相で修一を見下し、
力王山「わーりゃー」

   膝を折って体を沈め、
修一(われが口を開くのをまっとったんじゃーっ!)

   修一、飛び上がって力王山の顎に「ガズッ」と猛烈な頭突きをくらわせた瞬間、噛み切った舌先(2㎝)が鮮血と共に宙に吹っ飛ぶ(大ゴマ)。

   感心し、
栗栖(力王を怒らせてしゃべらすためやったんか・・・)

   舌先が「ポトッ」と床に落ちた絵のアップに司会声、
  「すさまじい頭突きを喰らって舌を噛み切った力王山。もう再びしゃべる事は不可能だ」

   快感に目を潤ませ、ぷるっと身震いし、
房江(・・・修ちゃんのぞっとする強さにイってしまった・・・)

   快感に目を潤ませ、ぷるっと身震いし、
加代子(腰がズンッと痺れて・・・イった・・・)

院長「力王、なにしてんだっ!そんな小僧にやられて恥ずかしくないのかっ」

   力王、凄まじい目で院長を睨む。

院長「ひっ・・・」と怯える。

   口から血を滴らせた力王、凄まじい形相で睨み、片方の手を挙げ力比べ(手四つ)を挑む絵に司会声、
  「おお、力王山が岩城に力比べを挑みます。正確には手四つと言いますがこの体格差です。岩城は誘いに乗らないでしょう」


   同、社長宅
社長「(緊張し)なんぼ若でもレスラーと手四つは自殺行為ぞ・・・」


   同、試合場

栗栖(やめとけよ、捕まったら終わりやぞ・・・)

真菜(絶対ダメ、やめてよ修ちゃん・・・)

   修一、片手を挙げて応じる構えをする。

観客「おおーーっ」と歓声と司会声、
  「なんと岩城、力王山との力比べに応じる気か?」

   2人、相手を伺いながら両手の指を組む。


   
   同、社長宅

社長「(愕然)あかん、終わりじゃ・・・」



   同、試合場

   双方、両手にぐっと力を込める。

   双方、組んだ指の骨をピチピチ鳴らし渾身の力を込める。

   修一、グぎぎと奥歯を噛みしめる。

   力王、修一を見つめて怯む。

   力王、両腕をプルプル震わせ両膝をつきかける。

   力王、苦悶の表情。

   真菜、驚愕。

京子「(驚愕)ええーーっ・・・」

   力王がガクッと両膝をついた絵に司会声、
  「信じられない!力王山が岩城に力負けするとは・・・!」

栗栖(人間が馬鹿力を出す時には奥歯を噛みしめ、足の親指で踏ん張るが・・・)

栗栖(舌を噛み切った力王は奥歯を噛めず、親指でも踏ん張れん・・・)

   苦悶に顔を歪める力王の顔のアップに栗栖の呟き、
  (力王の力を削がな真っ向勝負は無理とみて舌をちぎり親指の爪を剥ぐとは・・・)

栗栖(岩城ちゅうヤツはなんちゅう策士なんじゃ・・・)

   修一、両膝をついた力王の顎を「ガゴッ」と蹴り上げると同時に手を放す。

   力王、血反吐を吐いて仰向けに吹っ飛ぶ。

   修一、冷たい表情で力王を見下す。

修一「いつまで甘えて寝ちょるんな、おう?」

   力王、よろっと起き上がる。

   立ち上がった力王、凄まじい顔で修一を睨み、口から滴る血を手の甲で拭う。

   力王が再度、片方の手を挙げ力比べ(手四つ)を挑む。

修一「(少し驚き)懲りんヤツじゃのう。おどれは見た目通りのバカか?」

司会「力王山、再度力比べを挑む!はたして岩城は応じるのか?・・・」

   修一、両手を挙げ応じる構えをする。

力王山(バカはわれじゃ!)

   力王、バッと修一の懐に飛び込みサバ折りの体勢になる。

   栗栖、はっとする。

   力王に持ち上げられて一気に背骨を締め上げられ、
修一「うがあああー」とエビ反りになって叫ぶ。

   優子ら女達、真っ青になる。

真菜「このままじゃ背骨を折られちゃう・・・」

   修一、痛みに喘ぎながら力王の左耳に手刀をガズッと叩きこむ。

   力王、応えぬかのように締め上げる。

司会「(戦き)これ以上試合を続行すれば岩城は再起不能どころか命に係ります!」

   修一、狂ったように手刀をガっガっと叩き込む。

   だが耳が半分ちぎれかかって血まみれになっても力王は離さない。

力王「はあ、はあ」「ふしゅー」と大きく息を吐く。

力王「ぐがあああ――っ」と吠え一層力をこめてミシミシ締め上げる。

   両手で顔を覆い、
房江「きゃー、やめてー」

   修一、失神したかのようにぐったりする。

司会「もう見ていられないっ。岩城、ギブアップすべきだっ!」

   ほくそ笑み、
院長「力王っ、背骨を真っ二つにへし折ってしまえっ!」

優子「修ちゃん、お願いだからギブアップしてーー!」と半泣きで叫ぶ。



   同、社長宅

社長「若っ!もう降参してくれっ、若になんかあったら京子は発狂してしまうぞ・・・」



   同、試合場

   じりじりしている栗栖に、
舞 「(涙ぐみ)栗栖くん、試合を止めてっ、でなきゃ岩城さんが殺されちゃう」

栗栖「(焦り)止めるのは簡単じゃが、どう考えても岩城がこれで終わるとは思えんのじゃわい・・・」

   その時、真菜が疾風の如く飛び出す。

真菜「いやーーーっ」と宙高く飛び、力王の左顔面めがけ横蹴りの体勢(股間丸見えでパンツから陰毛がはみ出ている)で突進する絵に司会声、
  「な、なんと、前回佐治と戦った真菜選手が天馬の如く舞い上がった!」

       つづく






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愛がイク (90)   モハメド・アリ

2017-03-13 18:35:28 | 漫画のシナリオ
(90) モハメド・アリ

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

桜田優子(25) 170㎝上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

真菜(18) 180㎝。上品な美人。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。

沙希(32)170㎝。妖艶な美女。

力王山(40)身長2m。筋肉隆々の元レスラー。常に不気味な笑みを浮かべている。

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。

精神病院の院長(60)身長150㎝奇異な顔

陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの社員

幸子(25)陽子の部下

宮田(18)空手部主将

既出の司会者

既出の本田

本田の部下

アントニー・猪馬(65)元レスラー。アントニオ猪木と瓜二つで三つ揃いにマフラー。

猪馬の弟子二人(25)共にレスラー

N=ナレーション



   修一、猪馬の右手、人差し指、中指、薬指の三本を左手でバッと掴む。

   間髪入れず「ポキポキッ」とへし折り、
修一「(無表情)この手で大勢の素人のほっぺたを張ってきたんかい?」

   両膝をついて痛みに呻く猪馬の指が手の甲につくほど反り曲げ、
修一「レスラーが大人げない事さらすなや」

修一「お前は相手がモハメド・アリでもほっぺたを張れるんかい?おー?」

   観客、しーんと静まりかえる。

   司会者、本田、あ然。

真菜(やっぱ修ちゃんは底なしにすごい・・・)

京子(うちもこのオッサンが素人を張るのを見て勘に触ってたんや・・・)


  
   同、社長宅

   社長達興奮し、
社長「若のゆう通りよ、レスラーが素人を張るのは、大人が赤ん坊を殴るようなもんじゃ」

M 「若、そのお調子もんをどつき倒したってくれ」



   同、試合場

   修一、右で猪馬の左横っ面を「ゴンッ」と殴った瞬間、猪馬が床に倒れる。

   あ然とし、
京子(・・・この人は怖いゆう神経が断線してるんやわ・・・)

   うっとりして「じゅっ」とパンツを濡らし、
加代子(こんな強い人に私は守られてるんだ・・・)

   うつ伏せで失神した猪馬の右手の前に片膝をつき、
修一「二度とほっぺたを張れんように手を潰しちゃろうのう」

司会者「(戦き)岩城、まさか・・・」

   修一、右拳を猪馬の右手の甲に「グヂャ」と叩き込む。

   呆れ、
京子(あちゃー、テンポ速すぎ!ここはもっと溜めて盛り上げなー・・・)

   腕組みしてた片方の手で目を覆い、
栗栖「ほんまエグイやっちゃでー・・・」

猪馬「ぎやえええー」と、ダラリと指がぶら下がった手を庇いながらのたうつ絵に司会声、
  「か、完全に右手の全ての骨が砕けた・・・」

   立って、床でのたうつ猪馬を見下し、
修一「俺はお前みたいなお調子もんが大嫌いなんじゃわい」

   修一、猪馬の髪を掴んで起こす。

   目にも止まらぬ速さで猪馬に卍固めをかける。

司会者「げーーっ、猪馬が自分の十八番の卍固めをかけられた!」

司会者「(汗)こ、これはシャレのつもりか?・・・」

   猪馬が左手で修一の身体を軽く叩いてギブアップする絵に司会声、
  「おおっと、猪馬一瞬でギブアップ!なんという怪力だ」

   修一、尚も骨をミシミシ鳴らし猪馬を締め上げる。

   猪馬の弟子二人が「野郎っ、ギブアップしてるだろがっ!」と叫び場内に飛び込む。

久美子「栗栖!うしろやっ」と叫ぶ。

   その声に栗栖が振り向く。

久美子「そんなヤツらぶちのめしたれっ!」と叫んだので優子達、あっ気にとられ久美子を見る。

   弟子達に突進しながら久美子に、
栗栖「おう、まかせとけっ」

   久美子の横でおろおろし、
舞 「栗栖くん・・・」

   栗栖、バッと高く跳び上がったと同時、半身をひねり、回し蹴りの体勢。

   栗栖、ガコッと一人を蹴倒して着地。

   間髪入れず突進してくるもう一人の頭頂めがけ、片足を高く蹴り上げる。

   ゴズッと踵落としが決まり、首が肩にめり込む。

   そして白目をむき、ガクッと両膝をついた絵に司会声、
  「く、首がめり込んだーっ!栗栖の破壊力恐るべしーーっ!」

   観客達、戦く。

   舞のパンツがジュッと濡れる絵(スカートを透明に描く)。

久美子「栗栖!ちょっとおいで」と栗栖を手招きする絵に司会声、
  「なんと先ほどまで踊ってたモデルが、栗栖を子犬を呼ぶように手招きしています」

司会者「(あ然)こ、これは一体・・・」

   側に来た栗栖の耳元にそっと、
久美子「美味しいとこをゴソッと持っていったな。今ので一気にファンが増えたで」

栗栖「(照れ)ほ、ほうかの?」

久美子「ためしに舞さんに濡れたか聞いてみ」

栗栖「(照れ)そ、そんな事よお聞かんわいや」

久美子「ええから、聞いてみ」

栗栖「(赤面して舞に)ぬ・・・濡れたか?」

舞 「(うるうる目で)もうずぶずぶ。すっごくかっこよかったよ」

栗栖「(赤面して驚き)おおお、なんや知らん、岩城とおったら色々おもろい事があるもんやのう・・・」

久美子「せやろ?うちかて人生が百八十度変わったもんな」



   同、社長宅

   画面に映った栗栖を見て、
社長「ほう、栗栖もなかなか頼もしいやっちゃのう」

M 「若と栗栖がタッグを組んだらまさに天下無双でんな」

  
   同、試合場

司会者「栗栖が鮮やかに二人を倒した今も、岩城は猪馬を締めあげたまま放しません」

   修一が既に失神してる猪馬に卍固めをかけ続けてる絵に司会声、
  「非常に危険な状態です!審判が止めなければ・・・」

   屈んで靴ひもを直し、
審判(うっかり止めたら岩城に殴られるのは確実。嵐が通り過ぎるまでヒモを直すフリ・・・)

   京子が修一に近づいてゆく絵に司会声、
  「はっ、またもや別のモデルが岩城に近づいてゆきます。どうする気でしょうか・・・?」

   京子、考え事をしてる修一の前に慈愛に満ちた優しい表情で正坐する。

京子「修ちゃん」

修一「(はっとし)京子・・・」

京子「(優しい表情で)なんか考え事してるん?」

修一「そおなんよ」

修一「家の鍵かけてきたかどうか、なんぼ考えても思い出せんのんよね」

京子「靖男に電話して確認に行かすから、もうその暑苦しいオッサン放したったら?」

   放すと同時に猪馬はドサッと倒れ、
修一「(嬉しそうに)うん。そうしてくれたら試合に集中できるわ。ありがとね」

   両手で持った道着を差し出し、
舞 「岩城さん、私が洗った道着です。怪我しないように頑張って下さいね」

   凄く優しい表情で、
修一「うん、舞ちゃん、ありがとね」と言ったので栗栖驚く。

   修一に不審げに、
栗栖「お前、舞にはえらい優しい物言いするのう」

修一「当たり前じゃろうが、お前の彼女やのに」

   栗栖、驚愕して目尻を濡らす。

   くるっと背を向けて涙を腕で拭い、
栗栖(グっとくる事をサラッと言いやがって・・・)

   京子が修一の脱いだマントを受け取っている絵に司会声、
  「なにやら帰宅した夫が妻に着替えを手伝ってもらっているような心和むシーンであります」

   優子達、司会者を睨んでピキッとキレ、
優子「あの司会者、なにバカな事言ってんの、ほんと頭にくるわ」

   修一が上着を羽織る(既にズボンを履いている)絵に司会声、
司会「さーて、今回も恒例のアレをやるのでしょうか・・・?」

   優子達腰を屈めて横にズラリと並び、香水を持って前のめりで待ち構え、
優子「(みんなに)修ちゃんが、うっくさっと言ったら一斉に飛び出して香水をスプレーしてあげるのよ。いいわね!」

全員「(引き締まった顔で)はいっ!」

   修一、上着の袖を嗅ぐ。

   優子達、飛び出そうと身構える。
   栗栖、ドキドキして修一を見る。

   笑顔で舞に、
修一「ボールドか、ええ匂いじゃね」

   優子達全員前のめりにドタッと倒れる(皆のパンツが食い込んだ股間を大ゴマで扇情的に描く)。

      つづく

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愛がイク (89)  淫靡なダンス

2017-03-06 18:09:16 | 漫画のシナリオ
(89)淫靡なダンス

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。Vリーグの選手

沙希(32)170㎝。妖艶な美女。

力王山(40)身長2m。筋肉隆々の元レスラー。常に不気味な笑みを浮かべている。

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。

精神病院の院長(60)身長150㎝奇異な顔

陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの社員

幸子(25)陽子の部下

宮田(18)空手部主将

既出の司会者

既出の本田

本田の部下

アントニー・猪馬(65)元レスラー。アントニオ猪木と瓜二つで三つ揃いにマフラー。

猪馬の弟子二人(25)共にレスラー
N=ナレーション


   館内天井の絵に「ドーーン、ドッ、ドーーン」と重低音が鳴り響き「うおおおおお」と大歓声。

   会場の真ん中で横一列に並んだ女達が韓国のダンスグループ「バンビーノ」の様に大股を開きエロチックに腰を揺する絵に司会者の声、
  「な、なんと挑発的な下着に官能的なダンスでありましょうか」「ローランドのド迫力重低音に合わせ美女達の下半身が妖しく揺れます」

   鼻血を流して熱狂する客達の絵に司会者の声、
  「世の女性達がこの「ワコーレ」の下着を履けば、まちがいなく人口減少に歯止めがかかる事でしょう」

   全員肩を組んで片方の足を垂直に上げ(房江、加代子、優子は毛がはみ出ている)彼女達の前にいつものカメラマンが這いつくばって撮影している絵に司会声、
  「私はかつてこれほどエロチックなダンスは見た事がありません・・・」

   カシャッとシャッター音とカメラの液晶画面(房江と加代子の股間)のアップ。

司会「おおーっと、興奮のあまり失神した観客が担架で運ばれていくもようです」

   鼻血を流して失神した観客が担架で運ばれていく絵に司会声、
  「無理もありません。美女達の太腿の奥を目の当たりにすれば誰だって意識がぶっ飛んでしまうでしょう」

   溌剌と踊る真菜の絵に宮田の呟き、
  (真菜・・・お前のマン臭が頭にこびりついて離れず、俺は発狂しそうだ・・・)

   切なげに、
宮田(一体どんな男がお前の心を射止めるんだ・・・?)



○京子宅事務所内

   三人、ソファーに掛けテレビに釘づけになってあっ気にとられ、
社長「よおもこんなけ美女を集めたもんじゃのお・・・」

   テレビを観る社長を後ろからの視点で描いた絵に、
社長「若は女衒(ぜげん)でもやっとるんか・・・?」


   同、体育館

   熱狂する観客達を見て感動し、
陽子「すごい、信じられないような反響・・・」

   優子達のエロい絵に陽子の呟き、
  (協賛してくれる下着メーカーを探してた本田さんの提案を上司の反対を押し切ってまで受けて本当によかった・・・)

   携帯を耳に当てたまま慌て、
幸子「主任っ!」

幸子「彼女達の履いてる下着が飛ぶように売れてすべての在庫が五分で完売してしまいました!」

   陽子、驚く。

幸子「放送直後からひっきりなしに電話が入り、予約が殺到しているようです!」

   陽子がスカートを脱ぎかけたのであ然とし、
幸子「し、主任!なにしてるんですか?」

   ノースリーブを脱ぎながら(下はパンツだけ)、
陽子「私も参加して売り上げに貢献しなくちゃ」

   観客に手を振りながら登場した陽子の絵に司会の声、
  「な、なんとワコーレの主任が艶かしい肢体を惜しげもなく晒して飛び入りしたではありませんか」

   陽子のエロチックな絵に司会の声、
 「販促のためとは言えなかなか出来る事ではありません」

観客「おおおおおーー」「いいぞー、見上げた心意気だー」

   陽子にあ然と見惚れ、
本田(岩城君のまわりに次々と美女が登場するのは一体なぜなんだ・・・?)

   優子達と踊る陽子の絵に司会声、
  「これ以上の販促キャンペーンはないでしょう。今ワコーレ本社には商品の問い合わせが殺到し電話回線がパンク寸前だそうです」

   天井の絵に「ぎゅいいーん」「ドッドッドゴドゴ」と大音響と司会声、
  「おおおっ!ワコーレの主任がセンターに立ってマイクを持ったかと思いきやー―」

   BABYMETALの振り付けで歌う陽子と優子達の絵に司会声、
  「BABYMETALのギミチョコを歌い始めたーー!!」

観客「おおおおお」「かっこいいーーっ」

   尚も踊りながら歌う陽子(両サイドで優子達も踊っている)の絵に司会声、
  「彼女の雰囲気からは想像もできない選曲に胸がときめいてしまいました」

   もう一コマ、歌い踊る陽子達の絵。

   体育館の外観に大歓声とN
N 『いやー実に素晴らしかった。歌い終わって息絶え絶えのメンバー達に惜しみない拍手が送られています』

   大歓声の中、優子達が観客に手を振りながら退場する絵に司会声、
  「熱狂に包まれながらショーを終えたモデルたちが控えに戻ってゆきます」

司会「さて館内の熱気が冷めやらぬ中、いよいよ力王山と岩城の試合が始まります」

   試合場中央に力王山、院長、猪馬、栗栖(ジャージ、首にタオル)、審判が立っている絵に司会声、
  「が、力王山たちは既に待機しているのに岩城が現れる気配がありません。どうしたのでしょうか?」

   優子達(全員最後まで下着姿)、枠線の外から試合場中央を見て不安げに、
優子(修ちゃん、どうしたのかしら・・・?)

   イライラする猪馬の絵に司会声、
  「アントニー・猪馬も露骨に不快感を露わにしています」

   場内が「パッ」と暗くなる。

   観客たち、ざわつき、
  「えっ、停電か?」「ざわざわ」

   暗い場内に、
  「わはははは」と大音声がこだます。

   パッとスポットライトに照らされた日光仮面(力王山の前に立っている)の絵に司会声、
  「えっ、あれは岩城選手でしょうか?・・・」

   力王山を睨み、
修一「太陽の使者、日光仮面が天に代わって悪を成敗いたす!」

栗栖「(あっ気にとられ)い、岩城・・・」

京子「(あっ気にとられ赤面し)し、修ちゃん・・・」


   テレビの前の社長達、口をあんぐり開けて呆れ、
社長「(汗)わ、わか・・・」

M 「ひ、ひょっとしたら月光仮面のつもりでっか・・・?」



   あっ気にとられ、京子に、
優子「あ、あれ、ひょっとしたら修ちゃんなの?」

   修一を見ながら赤面して頷き、
京子(この人には恥ずかしいゆう感覚がないんやろか・・・)

猪馬「(作り笑顔、汗)私を待たせるなんて、君はいい度胸してるねー」

   猪馬を無視し、
栗栖「(呆れ)もしかしたらその恰好で戦うつもりか?」という絵に司会声、
  「岩城のセコンド栗栖に完璧無視された猪馬、大人の対応で笑ってはいるが内心は腹が煮えくり返っているはずです」

修一「そのつもりじゃったが動きにくいけんお前の道着、貸してくれ」

栗栖「また臭い、言われとうないから新品を買うたで」

猪馬「(汗、作り笑顔で)私を待たせるなんて、君はいい度胸してるなー」

   再度無視し、
修一「演武でバサバサ音を出すんやないんじゃけん新品はいけん。ヨレヨレの動きやすいのを貸せ」

栗栖「いやじゃ!また、「くさっ」をやられたらわしのプライド丸潰れじゃわい!」

修一「せんせん、もうそのパフォーマンスは飽きたんじゃ」

栗栖「(疑わしげに)ほんまじゃのう?」

   赤面して修一に詰め寄り、
猪馬「私をナメてるのか?」

   修一、無表情で猪馬を睨む。

修一「おっさん誰じゃ?」

   猪馬、あ然。

修一「呼ばれもせんのに、どこにでもしゃしゃり出てくるお笑い芸人か?」

栗栖「わしゃ内田裕也じゃ思うがのー」

修一「あっ、思い出した。せんだみつおじゃ!」

   猪馬、赤面し顔を強張らせる。

司会「(戦き)こ、これは2人とも猪馬の事を知っていながら皮肉っているとしか思えません」

司会「岩城も栗栖もプロレス界のレジェンドを前にして何と言うクソ度胸でしょう」

   枠線の外にいる猪馬の弟子二人(ジャージ)が怒りを露わにし、
  「ガキどもが会長をコケにしくさりやがって」

  「もう一回おちょくったらブチ殺してやる・・・」

   凄みのある作り笑顔で、
猪馬「君に目上の者に対する物言いを教えてあげような」

修一「(無表情)いらん!」

猪馬「遠慮するなよ」と突然ビンタで殴り掛かる。

      つづく
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