(143)修一と沙希の涙
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
沙希(32)170㎝。上品で妖艶な美女。ヤクザにシャブ浸けにされセックス中毒だったが修一に救われ今は修一の事務所の経理を任されている。29話から登場。愛用の香水はサムサラ。

N=ナレーション
快晴。沙希の新築の十五階建て高級マンションの外観にN『修一の予想通り写真集とDVDは空前絶後と言っていいほど馬鹿売れしまくっていた』
尚もマンションの別角度の外観にN『なにせ選り抜きの美女達のマ○コパックリが満載なのだから売れて当然だ』
沙希宅の駐輪場に停めたアパッチの絵にN『特にお春と真菜の写真集の売り上げは凄まじく、毎週増刷がかかっていた』
同、室内(十五畳の1K)
注、沙希の服装は膝上丈のタイトスカートと腋ぐりの大きい白のノースリーブ。
ピカピカに磨かれたキッチンの絵。
机で事務をする沙希が長い足をわずかに斜めに倒したスカートの奥に三角の白いパンツが見えるのを机の下からの視点で描いた絵にN『だが利益は平等に分配するのが事務所の鉄則なので、新加入の陽子とお春らも含め全員に二億円近くの印税その他が入った』
余分なものが一切なくそっけないほどスッキリした室内の絵に沙希の声、
「ねえ修ちゃん」
ベッドに掛けてる修一に椅子ごとクルリと振り向き、
沙希「なかよしクラブの全員がもうお金はいらないって言ってるんだけど、どうしょう?」という絵にN『沙希。32歳。ヤクザにシャブ浸けにされセックス中毒だったが修一に救われ今は事務所の経理を任されている』
修一「そんなもん無視して入ってくる金をガンガン口座に振り込んじゃれ」
修一「人は貧すれば鈍するものよ」
修一「いま金が必要なくても、懐に余裕があったら清廉な心を保てるもんなんじゃ」
修一「その証拠にメンバーの誰一人として心の卑しいもんがおらんじゃろが?俺はそれが誇らしいんじゃ」
沙希、修一をまぶしげに見つめる。
遠慮げに、
沙希「この際だからみんなの意見を代弁して言わせてもらうけど・・・」
沙希「社長の修ちゃんの取り分が私達と同じなんてどう考えてもおかしいわよ」
スカートの奥に三角の白いパンツが見える絵のアップに声、
「私達は一円ももらえなくても文句なんか言わないのに」
修一「俺は金に執着がないけん、これでええんじゃ」
感心したように室内を見回し、
修一「それにしても沙希の部屋はいつ来てもピシっと片づいてて気持ちええのうー」
某超絶ゴミ屋敷の部屋の絵に修一の声、
「片づけのプロと称するヤツがゴミ屋敷を片づけるのをテレビで観た事あるが、ありゃ実に無為な徒労じゃ」
脚を組みながら、
沙希「なぜ?綺麗になるんだからいいんじゃないの?」
修一「片づけた翌日からゴミ屋敷化するのは目に見えちょるわい」
修一「あいつらは不潔を不潔と思わず、汚い物を汚いと思わん心の病気なんじゃ」
修一「あんなのに限って動物を多頭飼いしちょりやがる」
沙希の形のいいふくらはぎのアップに修一の声、
「一人でも清潔な暮らしができんヤツが動物に快適な環境を与えられる訳がなかろうが」
修一「身の程を知れ、クソ馬鹿が!」と怒りを露わにしたので沙希が少し驚く。
修一「日本人は動物を飼う事に対する意識が幼すぎるし覚悟が無さすぎるんじゃ」
天井のシーリングライトの絵に修一の声、
「動物愛護の制度と個々の意識が成熟したドイツ人とは雲泥の差じゃわい」
修一「日本も動物を飼うときは届け出制にして」
沙希のノースリーブの腋から乳房の一部が見える絵のアップに修一の声、
「飼える環境と資質を備えてるか厳しくチェックすべきなんじゃ」
沙希、優しい眼差しで修一を凝視。
修一「そして虐待したヤツは厳罰に処すべきじゃ」
憤怒の顔で拳を握りしめてボキボキ鳴らし、
修一「なんじゃったら俺が虐待したヤツをぶち殺して回ってもええんじゃがのう」
修一を慈しむように見つめ、
沙希「修ちゃんの気持ちはよく分かるけど、日本人はレベルが低いから・・・」
修一「くそっ!話しとったら目眩がしそうなほど腹が煮えくり返ってきたわいや」
修一「もっとしゃべってもええか?」
沙希、慈しむような眼差しで頷く。
目尻を濡らし、
修一「おれは・・・」
両の膝に置いた握り拳にギュッと力を籠めた絵に修一の声、
「抵抗できん動物を虐めるヤツがこの世で一番許せんのじゃわい」
涙を拭い泣きそうな顔で、
修一「俺は金目当ての心のないブリーダーが憎うてならん」
天井のシーリングライトの絵に修一の声、
「メスの犬や猫がボロボロになるのもお構いなく無理やり次々に子供を産ませやがって・・・」
修一「くそっ、日本中のブリーダーをブチ殺してやりたいわい」
修一が涙ぐむのを見てぼう然とし、
沙希(修ちゃん・・・)
沙希、涙ぐんで椅子から立ち上がる。
ベッドに掛けてる修一の前に歩む沙希を後ろからの視点で描いた絵。
修一の頭を腹に抱きしめ、
沙希「分かってる・・・修ちゃんの気持ちわかってる・・・」
修一、ベッドに座ったまま両腕で沙希の腰を抱きしめて腹に顔を埋める。
沙希、修一を抱きしめたまま修一のズボンがテントを張ってるのに気づく。
修一を抱きしめたまま頬を染め、
沙希「修ちゃん・・・勃ってる・・・?」
修一「(赤面し)エ、エクスキューズミ―・・・」
面目なさげに、
修一「沙希の腹に抱かれるのはむちゃくちゃ気持ちいいし・・・」
修一「沙希のいい匂いを嗅いだら反射的にそうなってしまうんじゃ・・・」
修一をギュっと抱きしめたまま、目尻を濡らして頬を染め、
沙希「うれしいよ、すごく嬉しいよ・・・」
沙希「先にスッキリしてからまた続きを話そうか?」
修一「(頬を染め)さ、賛成・・・」
ノースリーブを脱ぎかけてる沙希に、
修一「(頬を染め)服を着たままパンツだけ脱いで顔の上にまたがってくれる?」
沙希、羞恥に頬を染めて頷く。
天井の絵に修一の声、
「神秘じゃ・・・」
着衣のまま床に仰向けになった修一の頭の方に向かってまたがり両膝をついて腰を浮かせた沙希(修一の顔にスカートがすっぽり被さっている)を大ゴマで描いた絵。
スカートをすっぽり被ったまま、
修一「沙希のスカートの中は、なんでこんなに神秘な香りがするんじゃろ・・・?」
つーっと涙を流して嗚咽し、
沙希(それは・・・)
沙希(私を心から愛してくれてるから修ちゃんが頭の中で作った妄想の匂いだと思う・・・)
その体制のまま微かに腰を前後に揺らせながら涙が溢れ出る顔を両手で押さえ、
沙希(修ちゃんと出会えてなかったら私は一生地の底を這いずり回っていたはず・・・)
床に丸まってる沙希のパンツを大ゴマで描いた絵に彼女の呟き、
沙希(火のように心が熱い修ちゃんと出会えて本当によかった・・・)
つづく
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
沙希(32)170㎝。上品で妖艶な美女。ヤクザにシャブ浸けにされセックス中毒だったが修一に救われ今は修一の事務所の経理を任されている。29話から登場。愛用の香水はサムサラ。

N=ナレーション
快晴。沙希の新築の十五階建て高級マンションの外観にN『修一の予想通り写真集とDVDは空前絶後と言っていいほど馬鹿売れしまくっていた』
尚もマンションの別角度の外観にN『なにせ選り抜きの美女達のマ○コパックリが満載なのだから売れて当然だ』
沙希宅の駐輪場に停めたアパッチの絵にN『特にお春と真菜の写真集の売り上げは凄まじく、毎週増刷がかかっていた』
同、室内(十五畳の1K)
注、沙希の服装は膝上丈のタイトスカートと腋ぐりの大きい白のノースリーブ。
ピカピカに磨かれたキッチンの絵。
机で事務をする沙希が長い足をわずかに斜めに倒したスカートの奥に三角の白いパンツが見えるのを机の下からの視点で描いた絵にN『だが利益は平等に分配するのが事務所の鉄則なので、新加入の陽子とお春らも含め全員に二億円近くの印税その他が入った』
余分なものが一切なくそっけないほどスッキリした室内の絵に沙希の声、
「ねえ修ちゃん」
ベッドに掛けてる修一に椅子ごとクルリと振り向き、
沙希「なかよしクラブの全員がもうお金はいらないって言ってるんだけど、どうしょう?」という絵にN『沙希。32歳。ヤクザにシャブ浸けにされセックス中毒だったが修一に救われ今は事務所の経理を任されている』
修一「そんなもん無視して入ってくる金をガンガン口座に振り込んじゃれ」
修一「人は貧すれば鈍するものよ」
修一「いま金が必要なくても、懐に余裕があったら清廉な心を保てるもんなんじゃ」
修一「その証拠にメンバーの誰一人として心の卑しいもんがおらんじゃろが?俺はそれが誇らしいんじゃ」
沙希、修一をまぶしげに見つめる。
遠慮げに、
沙希「この際だからみんなの意見を代弁して言わせてもらうけど・・・」
沙希「社長の修ちゃんの取り分が私達と同じなんてどう考えてもおかしいわよ」
スカートの奥に三角の白いパンツが見える絵のアップに声、
「私達は一円ももらえなくても文句なんか言わないのに」
修一「俺は金に執着がないけん、これでええんじゃ」
感心したように室内を見回し、
修一「それにしても沙希の部屋はいつ来てもピシっと片づいてて気持ちええのうー」
某超絶ゴミ屋敷の部屋の絵に修一の声、
「片づけのプロと称するヤツがゴミ屋敷を片づけるのをテレビで観た事あるが、ありゃ実に無為な徒労じゃ」
脚を組みながら、
沙希「なぜ?綺麗になるんだからいいんじゃないの?」
修一「片づけた翌日からゴミ屋敷化するのは目に見えちょるわい」
修一「あいつらは不潔を不潔と思わず、汚い物を汚いと思わん心の病気なんじゃ」
修一「あんなのに限って動物を多頭飼いしちょりやがる」
沙希の形のいいふくらはぎのアップに修一の声、
「一人でも清潔な暮らしができんヤツが動物に快適な環境を与えられる訳がなかろうが」
修一「身の程を知れ、クソ馬鹿が!」と怒りを露わにしたので沙希が少し驚く。
修一「日本人は動物を飼う事に対する意識が幼すぎるし覚悟が無さすぎるんじゃ」
天井のシーリングライトの絵に修一の声、
「動物愛護の制度と個々の意識が成熟したドイツ人とは雲泥の差じゃわい」
修一「日本も動物を飼うときは届け出制にして」
沙希のノースリーブの腋から乳房の一部が見える絵のアップに修一の声、
「飼える環境と資質を備えてるか厳しくチェックすべきなんじゃ」
沙希、優しい眼差しで修一を凝視。
修一「そして虐待したヤツは厳罰に処すべきじゃ」
憤怒の顔で拳を握りしめてボキボキ鳴らし、
修一「なんじゃったら俺が虐待したヤツをぶち殺して回ってもええんじゃがのう」
修一を慈しむように見つめ、
沙希「修ちゃんの気持ちはよく分かるけど、日本人はレベルが低いから・・・」
修一「くそっ!話しとったら目眩がしそうなほど腹が煮えくり返ってきたわいや」
修一「もっとしゃべってもええか?」
沙希、慈しむような眼差しで頷く。
目尻を濡らし、
修一「おれは・・・」
両の膝に置いた握り拳にギュッと力を籠めた絵に修一の声、
「抵抗できん動物を虐めるヤツがこの世で一番許せんのじゃわい」
涙を拭い泣きそうな顔で、
修一「俺は金目当ての心のないブリーダーが憎うてならん」
天井のシーリングライトの絵に修一の声、
「メスの犬や猫がボロボロになるのもお構いなく無理やり次々に子供を産ませやがって・・・」
修一「くそっ、日本中のブリーダーをブチ殺してやりたいわい」
修一が涙ぐむのを見てぼう然とし、
沙希(修ちゃん・・・)
沙希、涙ぐんで椅子から立ち上がる。
ベッドに掛けてる修一の前に歩む沙希を後ろからの視点で描いた絵。
修一の頭を腹に抱きしめ、
沙希「分かってる・・・修ちゃんの気持ちわかってる・・・」
修一、ベッドに座ったまま両腕で沙希の腰を抱きしめて腹に顔を埋める。
沙希、修一を抱きしめたまま修一のズボンがテントを張ってるのに気づく。
修一を抱きしめたまま頬を染め、
沙希「修ちゃん・・・勃ってる・・・?」
修一「(赤面し)エ、エクスキューズミ―・・・」
面目なさげに、
修一「沙希の腹に抱かれるのはむちゃくちゃ気持ちいいし・・・」
修一「沙希のいい匂いを嗅いだら反射的にそうなってしまうんじゃ・・・」
修一をギュっと抱きしめたまま、目尻を濡らして頬を染め、
沙希「うれしいよ、すごく嬉しいよ・・・」
沙希「先にスッキリしてからまた続きを話そうか?」
修一「(頬を染め)さ、賛成・・・」
ノースリーブを脱ぎかけてる沙希に、
修一「(頬を染め)服を着たままパンツだけ脱いで顔の上にまたがってくれる?」
沙希、羞恥に頬を染めて頷く。
天井の絵に修一の声、
「神秘じゃ・・・」
着衣のまま床に仰向けになった修一の頭の方に向かってまたがり両膝をついて腰を浮かせた沙希(修一の顔にスカートがすっぽり被さっている)を大ゴマで描いた絵。
スカートをすっぽり被ったまま、
修一「沙希のスカートの中は、なんでこんなに神秘な香りがするんじゃろ・・・?」
つーっと涙を流して嗚咽し、
沙希(それは・・・)
沙希(私を心から愛してくれてるから修ちゃんが頭の中で作った妄想の匂いだと思う・・・)
その体制のまま微かに腰を前後に揺らせながら涙が溢れ出る顔を両手で押さえ、
沙希(修ちゃんと出会えてなかったら私は一生地の底を這いずり回っていたはず・・・)
床に丸まってる沙希のパンツを大ゴマで描いた絵に彼女の呟き、
沙希(火のように心が熱い修ちゃんと出会えて本当によかった・・・)
つづく