(120)やりたくなる匂い
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
栗栖(18)2mの巨人で恐ろしい人相。3年生。かっては修一の敵だったが今は親友
佐治(21) 53話に登場した佐治の双子の兄。2mの巨人、蛇のような目。スキンヘッドの頭に顔も含め全身に耳なし芳一のように漢字の入れ墨をいれ、なんともいえず不気味な顔。修行僧のような黒い法衣を着ている。
伝兵衛(年齢不明)伊賀忍者の末裔。150㎝。先端に錫杖(しゃくじょう)がついた金剛杖をもち宦官のように性別不明の小柄な老人。お地蔵さんのようにだらりと布をまとい、善人とも悪人ともつかぬ顔。
本田(40)TVプロデューサー
N=ナレーション
注、男子達が欲情して撮影を見物している。
際どいポーズを決めた京子から2m離れて腹ばいで撮影しながら、
本田(いまさらだが、よくもこんな図抜けた美女ばかりが集まったものだな・・・)
修一「(本田に)あかーん!」
本田「(驚いて修一を仰ぎ見)え?・・・」
ビデオをひったくり、
修一「貸してみい。そんなに遠慮して撮ってたらモデルの美肌が視聴者に伝わらんじゃろが」
京子「(照れて)さすが修ちゃん、さらっと肌を褒めて、もう乗せ上手なんやから~」
横になってポーズを決めてる優子の股間の前に腹ばいになりながら、
修一「へたな遠慮はモデルに失礼と心得よ。手本を見せるからな」
優子の股にレンズを近づけ、
修一「マ○コの匂いが嗅げそうなほど接近してモデルの魅力を百%伝えるのがカメラマンの役目じゃ」
陶然と股間の匂いを嗅ぎ、
修一「カサブランカのめしべを連想させ、やりたくなる淫靡な匂い・・・」
欲情して「あぁん、女には最高の褒め言葉よ~」と腰を喘がせる優子の股に接写したまま、
修一「念力でマ○コを透視するんじゃ!」
修一「その気迫がモデルに伝わったらおのずとパンツが濡れてマ○コが透けてくるもんじゃ」
本田と、その後ろに立つ男子生徒達が欲情してごくっとツバを飲む。
修一の腕を取って引き寄せ、
沙希「(艶然と)紀信せんせ~こんどは私~」
沙希の股間に触れんばかりにレンズを近づけ、
修一「今がまさに盛りのむせ返るような色気、毛穴の、いや、細胞の一つ一つまでもが愛しく神秘でならない・・・」
修一「この人の恥毛を見たい。いや、もしマ○コを嗅げたなら俺はもう死んでもいい・・・」
あ然としてる本田に振り向き、
修一「と言うぐらいの気迫で迫らんと、見事な肢体を惜しげもなく披露してくれてるモデルに失礼ではないか」
恥らいながらビデオを受け取り、
本田「わ、わかりました・・・」
そこに栗栖を先頭に佐治と伝兵衛が入ってきたので、全員ぎょっとする。
佐治を見て驚愕し、
本田「か、彼は死んだはずじゃ・・・?」
修一「俺もびっくりよ」
修一「こいつは双子の兄貴のほうで俺と栗栖を殺して弟の仇をうつんじゃと」
伝兵衛を見て、
本田「そういう事か・・・で、もう一人は?」
修一「佐治を殺すために暴力団に雇われたヒットマン」
本田「(戦き)ひっ、ヒットマン!この小柄な体で・・・?」
修一「おもしろい三角関係じゃろ?視聴者にはそれを強力にプッシュして煽ってね」
修一「前座は前回同様うちのメンバー総出演で下着ショーをやるからご期待ください」
修一に囁くように、
栗栖「わしゃタコよりも爺さんのほうが不気味なんじゃがのう・・・」
修一「(頷き)さすがじゃのう。この爺さんはあなどれんぞ・・・」
ジリジリしびれを切らせて、
佐治「い、岩城――っ!」
修一「あ?」
修一「われ、今だれを呼び捨てにした?」
修一「俺を呼び捨てしてもええのは栗栖だけやぞ」
修一「のお栗栖」
鼻の穴を膨らませて照れ、
栗栖「お、おう、そのとおりじゃ」
佐治「じゃかんしゃーい!」
佐治「人を呼んどいていつまでほったらかしとくんじやー」と修一の顔にガヅッとパンチを喰らわし吹っ飛ばす。
優子達全員が驚く横で本田が平然と撮影している。
あ然とし、
栗栖(あほな、あんなパンチをよけられんはずないのに・・・)
佐治「人をコケにするのもたいがいにさらせー」とうずくまった修一の腹をドガッと蹴り上げた瞬間、
修一「カーット!」と叫ぶ。
あっ気にとられる佐治を無視して、液晶画面を確認する本田の元にゆき、
修一「ええのが撮れたか?もうワンテイク言われても二度と嫌やぞ」
カメラの液晶画面を見せ、
本田「どう、バッチリだろ?」と言う二人を佐治が呆気にとられて見ている。
修一が殴られた瞬間の画に彼の声、
「よしよし、痛い思いした甲斐があったわい。これをテレビでガンガン流してくれ」
驚いて修一に、
栗栖「宣伝のためにわざと殴られたんか?」
修一「(栗栖に)実績からゆうて視聴者は結局最後には俺が勝つと思うちょるはず」
修一「じゃがこの画を見たらそれがくつがえるじゃろ?」
修一「視聴率と観客動員数を増やすためのテクニックじゃ」
栗栖「(呆れ)おまえ、どんどん大商人に成長していくのー・・・」
注、ここから下着姿の真菜と栗栖が修一を挟んで並び、佐治らと対峙して立つ。
佐治を睨み、
修一「顔面と腹に一発ずつ。試合で百倍にして返すけんのー」
佐治「なにが試合じゃ、誰がそんなもんに出るゆうたー」
修一「肝心な事を忘れちょらんか?試合で殺しても罪には問われんのやで」
修一「しかも勝者には一千万の賞金まで出る」
佐治、伝兵衛、驚く。
佐治「ほんまに一千万もらえるんかー?」
修一「武士に二言はござらぬよ」
伝兵衛に、
修一「試合は一週間後。そちらのご老人。それでよおござるか?」
伝兵衛「拙者が関知せぬ間にすでにお膳立てが整っておるようじゃの」
真菜の股間を凝視してる佐治に顎をしゃくり、
伝兵衛「こやつを大勢の面前で始末すれば、拙者の雇い主も溜飲を下げるであろう。それでよおござる」
あ然と修一の横顔を見て、
栗栖(なんという行動力。わしが電話して一時間もせん内にビッグイベントを成立させてしまいよった・・・)
真菜の股間を凝視する佐治に、
修一「さっきからどこを見とんじゃ、お前もそれでええの?」
佐治「わし人一倍嗅覚が鋭うてなー」
佐治「この女のマ○コから漂うてくる淫靡な匂いに気が散ってしょうがないんやー」
真菜、はっと赤面し股間を手でふさぐ。
佐治「(真菜を見て)ひょっとしたらこの女も試合に出るんかー?」
修一「大勢の視聴者がそれを期待しちょるけんのー」
佐治「(真菜に)大観衆の前でお前を犯したるさかい楽しみにしとりやー」
修一「真菜は以前より格段に強うなっとるけん、お前こそ大恥かくなよ」
真菜の前に屈んで股間を嗅ぎ、
佐治「犯されるとこをテレビでアップになってもええようにマ○コを綺麗に洗おときやー」
真菜、突然、佐治の後頭部を掴んで引き寄せ、顔面にガヅッと膝蹴りをくらわす。
佐治が鼻血を流して後頭部からゴツンと倒れた様を本田が撮影している。
女達あ然。
男子生徒達あ然とし、
男子A「普段は物静かなのにおっそろし・・・」
男子B「真菜が彼女だったらどんなに心強いか・・・」
むっくり起き上がり、
佐治「ふしゅー」と息を吐く。
鼻血を拭って笑みを浮かべ、
佐治「そうこな、あっさり手籠めにできるような女やったら張り合いがないさかいなー」
突然真菜が佐治の急所を猛烈な勢いで蹴り上げた瞬間、「ぐぢゃ」と不気味な音がした。
栗栖「うっ」と顔を背ける。
股間を押さえてうずくまった佐治を無表情で見おろし、
真菜「つぶれた性器でどうやって私を犯すの?」
つづく
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
栗栖(18)2mの巨人で恐ろしい人相。3年生。かっては修一の敵だったが今は親友
佐治(21) 53話に登場した佐治の双子の兄。2mの巨人、蛇のような目。スキンヘッドの頭に顔も含め全身に耳なし芳一のように漢字の入れ墨をいれ、なんともいえず不気味な顔。修行僧のような黒い法衣を着ている。
伝兵衛(年齢不明)伊賀忍者の末裔。150㎝。先端に錫杖(しゃくじょう)がついた金剛杖をもち宦官のように性別不明の小柄な老人。お地蔵さんのようにだらりと布をまとい、善人とも悪人ともつかぬ顔。
本田(40)TVプロデューサー
N=ナレーション
注、男子達が欲情して撮影を見物している。
際どいポーズを決めた京子から2m離れて腹ばいで撮影しながら、
本田(いまさらだが、よくもこんな図抜けた美女ばかりが集まったものだな・・・)
修一「(本田に)あかーん!」
本田「(驚いて修一を仰ぎ見)え?・・・」
ビデオをひったくり、
修一「貸してみい。そんなに遠慮して撮ってたらモデルの美肌が視聴者に伝わらんじゃろが」
京子「(照れて)さすが修ちゃん、さらっと肌を褒めて、もう乗せ上手なんやから~」
横になってポーズを決めてる優子の股間の前に腹ばいになりながら、
修一「へたな遠慮はモデルに失礼と心得よ。手本を見せるからな」
優子の股にレンズを近づけ、
修一「マ○コの匂いが嗅げそうなほど接近してモデルの魅力を百%伝えるのがカメラマンの役目じゃ」
陶然と股間の匂いを嗅ぎ、
修一「カサブランカのめしべを連想させ、やりたくなる淫靡な匂い・・・」
欲情して「あぁん、女には最高の褒め言葉よ~」と腰を喘がせる優子の股に接写したまま、
修一「念力でマ○コを透視するんじゃ!」
修一「その気迫がモデルに伝わったらおのずとパンツが濡れてマ○コが透けてくるもんじゃ」
本田と、その後ろに立つ男子生徒達が欲情してごくっとツバを飲む。
修一の腕を取って引き寄せ、
沙希「(艶然と)紀信せんせ~こんどは私~」
沙希の股間に触れんばかりにレンズを近づけ、
修一「今がまさに盛りのむせ返るような色気、毛穴の、いや、細胞の一つ一つまでもが愛しく神秘でならない・・・」
修一「この人の恥毛を見たい。いや、もしマ○コを嗅げたなら俺はもう死んでもいい・・・」
あ然としてる本田に振り向き、
修一「と言うぐらいの気迫で迫らんと、見事な肢体を惜しげもなく披露してくれてるモデルに失礼ではないか」
恥らいながらビデオを受け取り、
本田「わ、わかりました・・・」
そこに栗栖を先頭に佐治と伝兵衛が入ってきたので、全員ぎょっとする。
佐治を見て驚愕し、
本田「か、彼は死んだはずじゃ・・・?」
修一「俺もびっくりよ」
修一「こいつは双子の兄貴のほうで俺と栗栖を殺して弟の仇をうつんじゃと」
伝兵衛を見て、
本田「そういう事か・・・で、もう一人は?」
修一「佐治を殺すために暴力団に雇われたヒットマン」
本田「(戦き)ひっ、ヒットマン!この小柄な体で・・・?」
修一「おもしろい三角関係じゃろ?視聴者にはそれを強力にプッシュして煽ってね」
修一「前座は前回同様うちのメンバー総出演で下着ショーをやるからご期待ください」
修一に囁くように、
栗栖「わしゃタコよりも爺さんのほうが不気味なんじゃがのう・・・」
修一「(頷き)さすがじゃのう。この爺さんはあなどれんぞ・・・」
ジリジリしびれを切らせて、
佐治「い、岩城――っ!」
修一「あ?」
修一「われ、今だれを呼び捨てにした?」
修一「俺を呼び捨てしてもええのは栗栖だけやぞ」
修一「のお栗栖」
鼻の穴を膨らませて照れ、
栗栖「お、おう、そのとおりじゃ」
佐治「じゃかんしゃーい!」
佐治「人を呼んどいていつまでほったらかしとくんじやー」と修一の顔にガヅッとパンチを喰らわし吹っ飛ばす。
優子達全員が驚く横で本田が平然と撮影している。
あ然とし、
栗栖(あほな、あんなパンチをよけられんはずないのに・・・)
佐治「人をコケにするのもたいがいにさらせー」とうずくまった修一の腹をドガッと蹴り上げた瞬間、
修一「カーット!」と叫ぶ。
あっ気にとられる佐治を無視して、液晶画面を確認する本田の元にゆき、
修一「ええのが撮れたか?もうワンテイク言われても二度と嫌やぞ」
カメラの液晶画面を見せ、
本田「どう、バッチリだろ?」と言う二人を佐治が呆気にとられて見ている。
修一が殴られた瞬間の画に彼の声、
「よしよし、痛い思いした甲斐があったわい。これをテレビでガンガン流してくれ」
驚いて修一に、
栗栖「宣伝のためにわざと殴られたんか?」
修一「(栗栖に)実績からゆうて視聴者は結局最後には俺が勝つと思うちょるはず」
修一「じゃがこの画を見たらそれがくつがえるじゃろ?」
修一「視聴率と観客動員数を増やすためのテクニックじゃ」
栗栖「(呆れ)おまえ、どんどん大商人に成長していくのー・・・」
注、ここから下着姿の真菜と栗栖が修一を挟んで並び、佐治らと対峙して立つ。
佐治を睨み、
修一「顔面と腹に一発ずつ。試合で百倍にして返すけんのー」
佐治「なにが試合じゃ、誰がそんなもんに出るゆうたー」
修一「肝心な事を忘れちょらんか?試合で殺しても罪には問われんのやで」
修一「しかも勝者には一千万の賞金まで出る」
佐治、伝兵衛、驚く。
佐治「ほんまに一千万もらえるんかー?」
修一「武士に二言はござらぬよ」
伝兵衛に、
修一「試合は一週間後。そちらのご老人。それでよおござるか?」
伝兵衛「拙者が関知せぬ間にすでにお膳立てが整っておるようじゃの」
真菜の股間を凝視してる佐治に顎をしゃくり、
伝兵衛「こやつを大勢の面前で始末すれば、拙者の雇い主も溜飲を下げるであろう。それでよおござる」
あ然と修一の横顔を見て、
栗栖(なんという行動力。わしが電話して一時間もせん内にビッグイベントを成立させてしまいよった・・・)
真菜の股間を凝視する佐治に、
修一「さっきからどこを見とんじゃ、お前もそれでええの?」
佐治「わし人一倍嗅覚が鋭うてなー」
佐治「この女のマ○コから漂うてくる淫靡な匂いに気が散ってしょうがないんやー」
真菜、はっと赤面し股間を手でふさぐ。
佐治「(真菜を見て)ひょっとしたらこの女も試合に出るんかー?」
修一「大勢の視聴者がそれを期待しちょるけんのー」
佐治「(真菜に)大観衆の前でお前を犯したるさかい楽しみにしとりやー」
修一「真菜は以前より格段に強うなっとるけん、お前こそ大恥かくなよ」
真菜の前に屈んで股間を嗅ぎ、
佐治「犯されるとこをテレビでアップになってもええようにマ○コを綺麗に洗おときやー」
真菜、突然、佐治の後頭部を掴んで引き寄せ、顔面にガヅッと膝蹴りをくらわす。
佐治が鼻血を流して後頭部からゴツンと倒れた様を本田が撮影している。
女達あ然。
男子生徒達あ然とし、
男子A「普段は物静かなのにおっそろし・・・」
男子B「真菜が彼女だったらどんなに心強いか・・・」
むっくり起き上がり、
佐治「ふしゅー」と息を吐く。
鼻血を拭って笑みを浮かべ、
佐治「そうこな、あっさり手籠めにできるような女やったら張り合いがないさかいなー」
突然真菜が佐治の急所を猛烈な勢いで蹴り上げた瞬間、「ぐぢゃ」と不気味な音がした。
栗栖「うっ」と顔を背ける。
股間を押さえてうずくまった佐治を無表情で見おろし、
真菜「つぶれた性器でどうやって私を犯すの?」
つづく