数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(252)  報復開始

2023-07-31 11:50:35 | 漫画のシナリオ
(252)報復開始

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

香山房江(40)
170㎝。37話から登場。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。夫をミサイルで爆殺して今は独身。

藤原清吾(70)
紳士然とした老人。235話で試合を観戦していた房江の熱烈なファン。

藤原の息子、達也(40)見るからに誠実そう。

息子の妻、聖子(40) 170㎝。超美人で誠実そう。

石川翔(17)

大富豪で黒縁メガネをかけた品のいいイケメン。修一の友人で101話から登場。

半グレの子分達六人。

N=ナレーション


   空の絵にN『房江はすぐに電話で修一に事情を伝え、藤原も息子を説得したのち、息子宅に集合する事となった』

○息子宅

   息子宅10階建て2LDKマンションの外観に房江と修一の会話、
  「まあ、石川君も来てくれたのね」

  「俺には顔も住所もわからん相手は探せんから石川君に応援を頼んだんよ」

   房江のリード、藤原のカローラ、修一のアパッチの計三台がマンションのエントランス横に停められ、各自乗り物から降りて対面し、
石川「房江さん、こんにちわ。その後リードの調子はいかがですか?」

房江「絶好調よ。用がなくても毎日乗らないと気が済まないほど気にいってるの。有難う」

注、石川はパソコンを入れたバッグを持っている。

   修一達に、
房江「こちらが電話で話した藤原さんよ」と紹介する。

   修一と石川に恐縮して頭を下げ、
藤原「見ず知らずの私共に助成して頂きなんとお礼を言っていいか」

修一「委細承知。行動を起こす前に一つ確認しとくが」

修一「後に尾を引かぬよう皆殺しにせにゃあならんが、息子さんに異論はなかろうね?」

修一「半端な倫理観を振りかざすような人なら会わずにこのまま引き返すが」

藤原「(焦り)いえ、大丈夫です。本人もぜひ仕返ししたいと言ってますので」

○息子宅内(整然と片付いている)

   玄関から奥のリビングに続くドアを見た絵。

   同、リビング

注、テーブルに石川と修一が並び、対面に達也と房江が掛け、ソファーに藤原と膝丈のタイトスカートを履いた聖子が掛けていて、各人の前にはグラスに入ったジュースあり。

   一口飲んだグラスをテーブルに置き、
修一「では、すぐに作業を始めようかね」と言う修一の横で石川がPCを開く。

   掃除が行き届いたキッチンの絵に修一と達也の声、
  「現場周辺の防犯カメラをたどって相手の居所を突き止めるけん襲われた場所と日時を教えて」

  「は、はい、場所は中筋公園で・・・」

達也「時間は午後二時ごろでした」

   穏やかな表情でPCを使い、
石川「それだけ分かれば充分ですよ」

   カチャカチャPCを使ってる石川を達也が不安そうに見守っている。

   藤原と聖子も不安そうに見守っている。

   聖子のスカートの奥に白のレースのTバックが見える絵に「カチャカチャ」とキーボードを叩く音。

   更にズームしたTバックから毛がはみ出てる絵に「カチャカチャ」とキーボードを叩く音。

   公園のベンチに掛けた三人の顔が四角い枠で囲まれたPC画面のアップに石川の声、
  「三人の顔が判明しました」

   驚愕し、
達也「えっ!もう?・・・」

   藤原と聖子も驚愕。

   走り去るバンが四角い枠で囲まれたPC画面のアップに石川の声、
  「これから近隣の防犯カメラを順にたどってバンを追跡します」

   横でPC画面を見てる修一の顔を、テーブルに両肘をつき顎を支えてうっとり見つめ、
房江(修ちゃんを裏切らなくてよかった・・・)

   房江のノーパンの股間をテーブルの下から見た絵に彼女の呟き、
  (もしやってたら、修ちゃんの顔を正視できないとこだった・・・)

   更に陰毛をズームした絵に呟き、
  (ああ、顔を見てるだけで濡れちゃう。スカートに染みなきゃいいけど・・・)

   修一にうっとり見惚れる房江を見て驚き、
聖子(この人の目、岩城さんに惚れてる目だわ・・・)

   不可解そうに、
聖子(親子ほど年が違うのにそんなことあり得るかしら・・・)

   「トン」とキーボードのエンターを押した指のアップに石川の声、
  「はい、突き止めたよ。ここから車で30分ほどのビル内にある事務所だね」

修一「おおー、さすが石川君」

   達也、驚愕。

   藤原と共に驚き、
聖子(警察がまったく手掛かりを掴めないのを、たった数分で探し当てるとは・・・)

   羨望の眼差しで石川に見惚れ、
聖子(この人が友達だったらどんなに心強いか・・・)

   テーブルから立ちあがって達也に、
修一「よし。達也さんと俺と石川君の三人で始末しに行くぞ」

   残りの三人が慌てて起ち上がり、
房江「ち、ちよっと修ちゃん、私も行くわよ」

藤原「私も連れてってください」

聖子「私も行きます」

   呆れて聖子に、
修一「残酷な場面を見ても大丈夫?俺は容赦ないんじゃが」

聖子「ぜんぜん平気です」

   聖子のTバックが食い込んだ股間を下から煽って見た絵に彼女の声、
  「夫をこんな目に合わせた奴等がボコボコにされるのを見届けたいんです」

修一「ボコボコどころか、お宅らが報復されぬよう全員ぶち殺すんじゃがね」

   歓喜し、
聖子「きゃっ、ますます見た~い」

   閉口して諦め、
修一「トラウマになっても知らんけんね」N『という訳で全員で敵地に乗り込むことになった』


   快晴の空の絵。

   綺麗な十階建て商業ビルの外観に修一の声、
  「こんなビルに入居できるって事は子分共を使って相当荒稼ぎしとるんじゃろうのう」

   ビルの入り口横にカローラとアパッチとリードを駐車し、全員がビルの前に立って上を見上げ(修一は刀を持っている)、
修一「さて、どんな奴らか楽しみじゃのう」

   六人が乗ったエレベーター内の絵。

   修一が手に持っている刀、兼定のアップ。

   その刀に恐々目をやり、
達也(彼の破天荒な強さは知ってるが、本気で刀をつかう気だろうか・・・)

   修一に嬉しそうに、
房江「久しぶりの大量虐殺ね」

   顔を笑み崩し、
修一「ぐふっ、嬉しすぎて笑ってしまいそうじゃわ。定期的にこんなイベントがありゃええんじゃが」と話してる二人を藤原一家がギョッとして見ており、石川は穏やかな表情である。

修一「どうやってドアを開けさせるかが問題じゃが・・・」

房江「私がピザの配達員を装って開けさせるわ」

修一「えっ、こんな綺麗な配達員なんかおらんけん、かえって怪しまれんかね?」

   頬を染めて照れ、
房江「まっ、修ちゃんったら乗せ上手なんだから~」という遣り取りを藤原一家があ然と見て、石川は苦笑している。

   房江にうっとり見惚れ、
聖子(確かに女の私でさえ目を奪われるほどの美人・・・) 

   最上階でエレベーターの扉がスーと開く。

   頑丈そうなドアの前に立ち、
石川「ここだね」

   刀をベルトに差しながら、
修一「やけに頑丈なドアじゃのう」

注、二十畳の室内では片方に長いテーブルを寄せてタチの悪そうな男達六人がオレオレ詐欺の電話を掛けまくっており、もう片方のスペースは空いている。奥に防音ドアの部屋がある。男達六人は便宜上1~6と表す。

   同、室内

2 「婆ちゃん助けてよ、会社の金を使い込んだのがバレて首になりそうなんだ」

3 「うん、そうそう、僕の指示通りに振り込んでくれたら逮捕されずにすむんだよ」

4 「ありがとう、お金はあとで必ず返すからね」などと六人が携帯を掛けまくっている所に「ピンポーン」とチャイムが鳴りドアの近くに掛けてた1が気付く。

   1が机上の防犯モニターを見ると笑顔の房江が映っており、
1 「はい、どちらさんでしょう?」

   モニターに映ってる房江が満面の笑みで「御注文のピザをお届けにまいりました」と応える。

   電話を掛けまくってるみんなを見渡し、
1 (誰が気をきかせたんだろ?・・・)

   1、首に掛けたIDカードをドアの横の器械に「ピッ」とかざすと同時「カチャ」と開錠音がする。

   ドアの横の壁を背にして不敵にほくそ笑み、
修一(いひっ、大量虐殺じゃーっ)

         つづく
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愛がイク(251)  助成

2023-07-17 12:02:35 | 漫画のシナリオ
(251)助成

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

○香山房江(40)
170㎝。37話から登場。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。夫をミサイルで爆殺して今は独身。

藤原清吾(70)
紳士然とした老人。235話で試合を観戦していた房江の熱烈なファン。

藤原の息子、達也(40)見るからに誠実そう。

息子の妻、聖子(40)超美人で誠実そう。

悪相の半グレA、B、C(各25)

N=ナレーション


   欲情した藤原が房江のスカートに頭を突っ込んだままTバックをそっと横にめくる大ゴマ。

   露わになった秘所を見て驚き、
藤原(40歳でこんなに濡れるとはなんて若々しい身体。きっと新陳代謝が活発なんだ・・・)

藤原(もし房江さんの中に入れられたら死んでもいい・・・)

   よろめくように脚立から降りた房江を欲情して後ろから抱きしめ、
藤原「房江さんっ」

房江「だめよ・・・」

   右手で胸を揉まれ、左手をスカートに入れられて、
房江「ほんとにだめ、許して・・・」

   藤原、房江に後ろからしがみついたまま横開きの寝室の戸を開ける。

注、整然とした六畳の寝室にはシングルのマットレスが直置きしてあり、その横に小ぶりの引き出しタンスが置いてあるのみ。タンスの上には四十歳の息子夫婦が幸せそうに笑ってる写真が飾ってある。息子は誠実そうで妻も美人である。

   2人、もつれるようにベッドに俯せに倒れ込む。

   藤原、房江のノースリーブを脱がせる。

   そして欲情にまなじりを吊り上げ胸をドクンドクン鳴らしてスカートのホックを外す。

   仰向けになった房江からスカートを脱がせる絵にN『スカートを降ろした瞬間、えもいわれぬ淫靡な匂いがふわりと漂い
出たーー』

   房江の太腿を愛しげに舐め、
藤原(ああ、なんてツルツルの肌、一㎝四方でいいからこの肌がほしい・・・)

   マットレスの横の床にノースリーブ、スカート、ブラ、藤原の衣類が散らかってる絵。

注、ここから藤原は裸である。

   藤原、膝立ちしてTバックのゴムに手を掛ける。

   脱がせたTバックを足首から抜く。

   脚を開いた房江の秘所を興奮して凝視し、
藤原(写真集で穴が開くほどみたけど・・・)

藤原(まさか現物を拝めるとは、生きてて本当によかった・・・)N『漆黒の裂け目から放たれる卑猥な香りを嗅いで藤原の興奮が頂点に達した』

   藤原の勃起を見て安堵し、
房江(フェラしなきゃだめかと思ったけど、これなら入りそう)

   藤原に性器をクチュっと秘所にあてがわれて切なげに眉尻を歪め、
房江(ああ、とうとう入れられる、修ちゃん許して、もう身体が我慢できないの・・・)

   その刹那、房江が何とはなくタンスの上の写真立てに目をやる。

   写真のアップ。

   藤原、房江が写真を見てる事に気づく。

   藤原、悲しげな表情で写真に目をやる。

   房江、藤原が正坐して悲しげに写真を見てる事に気づく。

   藤原の性器が委縮したのを見て、
房江(写真を見て萎えるなんて悲しい事でもあったのかしら・・・)

   悲しげに写真を見てる藤原を見上げ、
房江「息子さん夫婦ですか?」

   正坐して写真に目をやったまま頷き、
藤原「ええ・・・」

   房江、無言で藤原を凝視。

   脚を斜めに崩して上体を起こし、
房江「よかったら何があったか聞かせて。人には不可能な事でも私達には可能なの」

   少し驚いて房江を見て、
藤原「私達ってのは、あの岩城君が助成してくれるって事ですか?」

   頷き、
房江「私の言葉を信じるか信じないか貴方次第よ」(助成って言葉を使うって事は暴力絡みなんだわ)

   躊躇し、
藤原「警察がいまだに犯人の手掛かりを掴めないのに果たして・・・」

   藤原、毅然とこちらを見つめてる房江を迷いあぐねて見る。

   決心したように頷き、
藤原「わかりました。お話しします」

   天井のシーリングライトの絵に藤原の声、
  「息子夫婦は共に四十歳で子供はいないけど実に仲むつまじく幸せな生活を送っていましたーー」

○ここから回想

   藤原の息子の達也とショッピングバッグを持った妻の聖子が腕を組み楽しげに笑いながら繁華街を歩いている絵に藤原のN『半年前のあの日までは・・・』

   人通りが途絶えた通りを楽しげに歩む夫婦の後ろ姿に藤原のN『あの日、あの時、あの場所を通りさえしなかったら災難
にあわなかったのに・・・』

   少し先の小さな公園の横のベンチに半グレA、B、Cの三人がたむろしており、側に後部の扉を開けたバンが停めてある。

注、A、Bはベンチの背に尻を置き、Cは普通に掛けている(Cが一番不気味)。

   夫婦が半グレの前を通りがかった時、
A 「おい、オッサン」と声を掛けられる。

   達也は無表情でAを見たが聖子は怯える。

B 「(無表情で)奥さん、瞳をキラキラ輝かせて、夜が充実してんだな」

A 「こんなオッサンにあんたはもったいないぜ」

   Cは無表情で夫を凝視している。

   達也を無表情で睨み、
A 「女房とやらせろ」

   慄いた聖子の絵にN『藤原聖子。40歳。170㎝』

   後部扉が開いたバンに目をやる達也に、
A 「済んだらちゃんと家まで宅配してやるからお前は先に帰れ」

   聖子の腕を掴んで車の方に引っ張り、
B 「乗れ」

聖子「ひっ、いや、あなた助けて」と抗う。

   次の瞬間、達也がBの顔面にガヅッと正拳をくらわせBが吹っ飛ぶ絵に藤原のN『なまじ学生時代に空手をかじってたのがまずかった』

   間髪入れずAの横っ面に回し蹴りを入れAが吹っ飛んだ絵にN『岩城君みたいにとことん強かったらまた事態は違ったん
でしょうが・・・』

   尚も達也がAの腹を蹴っている向こうでCが無表情でバンの後部荷室に乗り込む。

   恐怖におののく聖子の手を取り、
達也「さ、帰ろう」と言ったと同時、背後から「おい、オッサン」とCに呼ばれる。

   達也が険しい表情で振り向くとCが無表情でゴルフクラブ(ウッド)を振りかざしていた。

   次の瞬間、横っ面を「ガヅッ」とゴルフボールを打つが如く強打されて達也は血反吐を吐いて吹っ飛び、聖子は「きやーっ」と悲鳴を上げる。

   Aがよろめきながら上体を起こした時、通行人がこちらを見て警察に電話し、複数人が何事かと寄ってくるのを目にする。

   倒れて意識のない達也を尚も打ち据えようとゴルフクラブを振りかざしたCをAが後ろから羽交い絞めにして止め、
A 「人が来た、逃げるぞ」

聖子「あなた、目を開けてー!」と達也に取りすがって泣き叫ぶ向こうにバンが走り去ってゆく。

○回想が終わり藤原宅寝室に戻る

   ベッドの上で正坐して足を斜めに崩した房江の股間(陰毛が見える)のアップに藤原の声、
  「大怪我を負った息子は陥没した頬と顎にチタンのプレートを入れて修復しはしたものの・・・」

   更に房江の陰毛を超ズームした絵に藤原の声、
  「心の修復は果たせず、心的外傷後ストレス障害と言うらしいんですが」

   タンスの上の写真のアップに藤原の声、
  「見る人間がみな自分を襲ってくる妄想に囚われて一歩も外に出られなくなってしまったんです・・・」

○ここから息子夫婦宅内

注、息子夫婦宅は十階建て2LDKのマンション。対面キッチンがある整然としたリビングにはソファーと四人掛けのテーブルとテレビがあるのみ。

   ソファーに掛けた達也が呆けたような表情で宙を見つめてる絵に藤原のN『傷病補償が切れて会社を首になり今は蓄えを切り崩してやってますが・・・』

   キッチンで聖子が暗い表情で洗い物をしている絵にN『私が援助してやれる額なんかしれてるし、この先どうやっていくのか・・・』

   聖子が洗い物をしながら不安そうな顔で達也に目をやる絵にN『離婚だけは避けさせたいんですが』『精神的ダメージが大きすぎて果たして立ち直れるかどうか・・・』

○ここから藤原宅寝室に戻る

   天井のシーリングライトの絵に房江の声、
  「暴力で受けた心の傷は暴力で倍返ししない限り癒えないわ」

房江「私も同じ経験をした事があるからよく分かるの」

   えっ!という顔で驚き、
藤原「私も同じ考えなんですが報復する手立てがなくて・・・」

房江「私達に任せるのなら岩城さんに電話するけど、息子さんがお節介を受け入れるかしら?」

   決意を滲ませた表情で、
藤原「それは大丈夫です。岩城君がいたら百人力だから私が息子に言い聞かせます」

   床に立って下着を手に取り、
房江「善は急げ。すぐに岩城さんに連絡するわ」

   房江が下着を履きかけるのを恨めしげに見て、
藤原「その下着・・・」

   房江、?って顔で藤原を見る。

   赤面して、
藤原「頂けませんか・・・」

房江「え・・・?」

   情けなさそうに恥じらい、
藤原「オークションで手に入れた下着、もう匂いが消えてしまって・・・」

   半泣きで無念そうに、
藤原「無味無臭なんですよ~」

   房江、何とも言えない恥ずかしそうな表情で藤原を見る。

   房江、意を決して履きかけてた下着を脱ぐ。

   恥ずかしそうに下着を広げて藤原に手渡し、
房江「はい。これを進呈しますから濃厚な匂いを存分に嗅いでくださいませ」という絵の大ゴマ。

          つづく
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愛がイク(250)  蜜の匂い

2023-07-03 11:55:34 | 漫画のシナリオ
(250)蜜の匂い

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

○香山房江(40)
170㎝。37話から登場。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。夫をミサイルで爆殺して今は独身。

藤原清吾(70)
紳士然とした老人。235話で試合を観戦していた房江の熱烈なファン。

N=ナレーション



   空と住宅街の上部を描きこんだ絵に「プルルルル」とエンジン音と藤原の声、
  「あ、ここです」

   閑静な住宅街の絵に藤原の声、
  「あの、お礼といってはなんですがコーヒーでも飲んでいって下さいませんか」

   2LDKのこじゃれた平屋建ての藤原宅の前で二人共リードに跨ったまま、
房江「あら、しゃれた家。じゃ、ちょっとだけお邪魔しようかしら」

   駐車場。藤原のカローラの横にリードが停めてある絵。

注、室内、十五畳のリビングには対面キッチンがあり、壁一面にA1サイズの房江のポスターがびっしり貼ってある。
奥に六畳の部屋が二つあり一つは寝室。整然としたリビングの真ん中に脚立が立てたままになっている。
壁際に二人掛けソファーと小さなローテーブルがあり、対面の壁に大型テレビが掛けてある。天井のシーリングライトが外され、床に新品のシーリングライトと空箱が置いてある。

   藤原宅の外観或いは部分的な絵に房江の声、
  「ええー!!なんなのこれ?・・・」

   同、室内

   壁一面に大量に貼られた房江のポスターをあ然と見て、
房江「ポスターが売られてるのは知ってたけど・・・」

   観客に押し倒されて性器がむき出しになってるポスターのアップに房江の声とN、
  「こんなきわどいのまで売ってたとは・・・」N『なかよしクラブの通販では写真集やグッズ類の他にもメンバー全員のポスターも販売していた』

   別のきわどいポスターのアップにN『一枚一万円と高額だが飛ぶように売れており、ポスターだけで月に十数億円を売り上げていた』 

   ポスターを眺める後ろ姿に呟き、
房江(だから毎月通帳に数百万万単位のお金が振り込まれるんだ・・・)

   ポスターを眺める房江の尻からふくらはぎにかけての絵に呟き、
  (このポスター一枚売るにも色んな版権や業者がが絡んで大変なんだろうな。修ちゃんが忙しいはずだわ・・・)

   尚も恥ずかしそうにポスターを眺め、
房江「ちょっと恥ずかしいわ、大勢の人にアソコを見られるなんて・・・」(黒ずんで使い込み感が半端じゃないし・・・)

   藤原、対面キッチンで湯を沸かしながら優しい眼差しで房江に目をやる(横にドリップコーヒーの用意がしてある)。

   優しい表情で、
藤原「下世話な話ですが気を悪くなさらずに聞いてくださいね」

   房江、何?という表情で藤原に振り向く。

藤原「房江さんのポスターで世の独身男性がどれほど慰められてるか想像したことがありますか?」

房江「えっ?・・・」

   赤面し、
房江「それって・・・私のポスターであれの処理をしてるって事ですか?」

   コーヒーをたてながら優しい表情で頷き、
藤原「老若男女を問わず房江さんのファン層は幅広いですからね」

   頬を染めてあ然とし、、
房江「私のポスターがそんなことに使われてるとは思いもしなかった・・・」

   優しい表情で、
藤原「不快ですか?私は房江さんの写真集を全巻もってますし」

   スマした顔でコーヒーをたてながら、
藤原「ランジェリーショーの時に競り落とした生下着も持ってますよ」

   驚いて赤面し、
房江「ほんとに!?・・・」

   コーヒー豆がじんわり膨らむ絵のアップに藤原の声、
  「房江さんの汗と匂いが染みついた下着は私の最高の宝物ですよ」

   頬を染めてとまどい、
房江(私のアソコを知ってて下着まで持ってる人と、どんな顔して接したらいいの・・・?)

   蛍光灯を外したままの天井の絵に藤原の声、
  「はい、お待たせしました」

   ソファーに掛けた房江の前に来てソーサーをつけてコーヒーを手渡し、
藤原「お気に召すといいんですが」

房江が「いただきます」とカップを受け取る時に2人の指が触れる絵のアップ。

   ドキンとして頬を染め、
藤原(房江さんの指と触れた!もう死んでも本望だ・・・)

   房江、藤原の動揺に気付かずコーヒーを飲む。

房江「(驚き)まあ、おいしい~!」

   コーヒーを慎重に味わい、
房江「炭焼き焙煎のようにコク深いのにまろやか。こんな美味しいコーヒー、初めてだわ」

   房江の前に立って得意そうに、
藤原「定年退職してからコーヒー豆に凝りましてね」

   藤原の膝下の絵に彼の声、
  「ハワイコナのエキストラファンシーって豆なんです」

   カップのコーヒーをシミジミ眺め、
房江「わたしも今度この豆を買ってみますわ」

   蛍光灯を外したままの天井を見て、
房江「蛍光灯を交換するとこだったんですか?」

   困ったように頭をかき、
藤原「老眼の私には前のが暗く感じて交換しようと外しはしたんですが・・・」

   床に置いてある新品のシーリングライトと空箱の絵に藤原の声、
  「再度脚立に昇ったら目眩がして怖くなったから作業を中断したままなんですよ」

   脚立の絵に房江の声、
  「それは耳石が剥がれて三半規管に入りこんでるのかも知れないわ」

   コーヒーカップをテーブルに置いて立ちあがり、
房江「私がやってみましょうか」

   驚き、
藤原「だめです。もし落ちたら大怪我をするし便利屋にでも頼めば済む事ですから」

   平然と脚立に昇りながら、
房江「貴男が私の脚を支えてくれたら大丈夫よ」

   脚立の上の部分まで上がり、
房江「はい、蛍光灯を渡して」

   不安そうに蛍光灯を手渡し、
藤原「本当に大丈夫ですか?」

   蛍光灯を取り付ける房江の後ろから両手で彼女の太腿を握って見上げ、
藤原「私らは転倒したら最後、寝た切りになってそのままお陀仏ですからね」

   よろっとよろめいて咄嗟に片手を天井について支え、
房江「きゃっ!」

   ひしっと太腿にしがみついて支え、
藤原「だ、大丈夫ですか!無理しないで下さいよ」

   カチャと取り付け完了し、
房江「ふーっ、危なかった」

房江「はい、完了・・・」と下を見下ろして驚く。

   わずかに頭をのけ反らせて切なげに眉尻を歪め、
房江「だめ・・・そんな事をしに来たんじゃない・・・」

   房江のパンツがジュッと濡れたのをスカートの下から煽って見た絵。

   藤原がスカートの中に頭を突っ込んで太腿を撫でながら陶然と匂いを嗅ぎ、
藤原(房江さんのスカートの中の匂いを嗅ぐのをどれほど妄想したか・・・)

藤原(香水とアソコの淫靡な匂いが混じって頭が痺れそうだ・・・)

   太腿の後ろに鼻をなすりつけて陶然と嗅ぎ、
藤原(太腿もいい匂い。魔性の美女は全身がいい匂いするんだ・・・)

   太腿をいやらしく撫でながらTバックがくい込んだ股間を凝視し、
藤原(これでも拒否しないのはアソコに触ってもいいってことか?・・・)

   Tバックの上から股間に鼻先を埋めて驚き、
藤原(パンツがずとずとに濡れてる・・・もしかして・・・・・)N『男の欲情に房江の肉体は敏感に反応し、淫液で下着が濡れそぼって物凄い恥臭を放っていたーー』

          つづく
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