(252)報復開始
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
香山房江(40)
170㎝。37話から登場。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。夫をミサイルで爆殺して今は独身。
藤原清吾(70)
紳士然とした老人。235話で試合を観戦していた房江の熱烈なファン。
藤原の息子、達也(40)見るからに誠実そう。
息子の妻、聖子(40) 170㎝。超美人で誠実そう。
石川翔(17)
大富豪で黒縁メガネをかけた品のいいイケメン。修一の友人で101話から登場。
半グレの子分達六人。
N=ナレーション
空の絵にN『房江はすぐに電話で修一に事情を伝え、藤原も息子を説得したのち、息子宅に集合する事となった』
○息子宅
息子宅10階建て2LDKマンションの外観に房江と修一の会話、
「まあ、石川君も来てくれたのね」
「俺には顔も住所もわからん相手は探せんから石川君に応援を頼んだんよ」
房江のリード、藤原のカローラ、修一のアパッチの計三台がマンションのエントランス横に停められ、各自乗り物から降りて対面し、
石川「房江さん、こんにちわ。その後リードの調子はいかがですか?」
房江「絶好調よ。用がなくても毎日乗らないと気が済まないほど気にいってるの。有難う」
注、石川はパソコンを入れたバッグを持っている。
修一達に、
房江「こちらが電話で話した藤原さんよ」と紹介する。
修一と石川に恐縮して頭を下げ、
藤原「見ず知らずの私共に助成して頂きなんとお礼を言っていいか」
修一「委細承知。行動を起こす前に一つ確認しとくが」
修一「後に尾を引かぬよう皆殺しにせにゃあならんが、息子さんに異論はなかろうね?」
修一「半端な倫理観を振りかざすような人なら会わずにこのまま引き返すが」
藤原「(焦り)いえ、大丈夫です。本人もぜひ仕返ししたいと言ってますので」
○息子宅内(整然と片付いている)
玄関から奥のリビングに続くドアを見た絵。
同、リビング
注、テーブルに石川と修一が並び、対面に達也と房江が掛け、ソファーに藤原と膝丈のタイトスカートを履いた聖子が掛けていて、各人の前にはグラスに入ったジュースあり。
一口飲んだグラスをテーブルに置き、
修一「では、すぐに作業を始めようかね」と言う修一の横で石川がPCを開く。
掃除が行き届いたキッチンの絵に修一と達也の声、
「現場周辺の防犯カメラをたどって相手の居所を突き止めるけん襲われた場所と日時を教えて」
「は、はい、場所は中筋公園で・・・」
達也「時間は午後二時ごろでした」
穏やかな表情でPCを使い、
石川「それだけ分かれば充分ですよ」
カチャカチャPCを使ってる石川を達也が不安そうに見守っている。
藤原と聖子も不安そうに見守っている。
聖子のスカートの奥に白のレースのTバックが見える絵に「カチャカチャ」とキーボードを叩く音。
更にズームしたTバックから毛がはみ出てる絵に「カチャカチャ」とキーボードを叩く音。
公園のベンチに掛けた三人の顔が四角い枠で囲まれたPC画面のアップに石川の声、
「三人の顔が判明しました」
驚愕し、
達也「えっ!もう?・・・」
藤原と聖子も驚愕。
走り去るバンが四角い枠で囲まれたPC画面のアップに石川の声、
「これから近隣の防犯カメラを順にたどってバンを追跡します」
横でPC画面を見てる修一の顔を、テーブルに両肘をつき顎を支えてうっとり見つめ、
房江(修ちゃんを裏切らなくてよかった・・・)
房江のノーパンの股間をテーブルの下から見た絵に彼女の呟き、
(もしやってたら、修ちゃんの顔を正視できないとこだった・・・)
更に陰毛をズームした絵に呟き、
(ああ、顔を見てるだけで濡れちゃう。スカートに染みなきゃいいけど・・・)
修一にうっとり見惚れる房江を見て驚き、
聖子(この人の目、岩城さんに惚れてる目だわ・・・)
不可解そうに、
聖子(親子ほど年が違うのにそんなことあり得るかしら・・・)
「トン」とキーボードのエンターを押した指のアップに石川の声、
「はい、突き止めたよ。ここから車で30分ほどのビル内にある事務所だね」
修一「おおー、さすが石川君」
達也、驚愕。
藤原と共に驚き、
聖子(警察がまったく手掛かりを掴めないのを、たった数分で探し当てるとは・・・)
羨望の眼差しで石川に見惚れ、
聖子(この人が友達だったらどんなに心強いか・・・)
テーブルから立ちあがって達也に、
修一「よし。達也さんと俺と石川君の三人で始末しに行くぞ」
残りの三人が慌てて起ち上がり、
房江「ち、ちよっと修ちゃん、私も行くわよ」
藤原「私も連れてってください」
聖子「私も行きます」
呆れて聖子に、
修一「残酷な場面を見ても大丈夫?俺は容赦ないんじゃが」
聖子「ぜんぜん平気です」
聖子のTバックが食い込んだ股間を下から煽って見た絵に彼女の声、
「夫をこんな目に合わせた奴等がボコボコにされるのを見届けたいんです」
修一「ボコボコどころか、お宅らが報復されぬよう全員ぶち殺すんじゃがね」
歓喜し、
聖子「きゃっ、ますます見た~い」
閉口して諦め、
修一「トラウマになっても知らんけんね」N『という訳で全員で敵地に乗り込むことになった』
快晴の空の絵。
綺麗な十階建て商業ビルの外観に修一の声、
「こんなビルに入居できるって事は子分共を使って相当荒稼ぎしとるんじゃろうのう」
ビルの入り口横にカローラとアパッチとリードを駐車し、全員がビルの前に立って上を見上げ(修一は刀を持っている)、
修一「さて、どんな奴らか楽しみじゃのう」
六人が乗ったエレベーター内の絵。
修一が手に持っている刀、兼定のアップ。
その刀に恐々目をやり、
達也(彼の破天荒な強さは知ってるが、本気で刀をつかう気だろうか・・・)
修一に嬉しそうに、
房江「久しぶりの大量虐殺ね」
顔を笑み崩し、
修一「ぐふっ、嬉しすぎて笑ってしまいそうじゃわ。定期的にこんなイベントがありゃええんじゃが」と話してる二人を藤原一家がギョッとして見ており、石川は穏やかな表情である。
修一「どうやってドアを開けさせるかが問題じゃが・・・」
房江「私がピザの配達員を装って開けさせるわ」
修一「えっ、こんな綺麗な配達員なんかおらんけん、かえって怪しまれんかね?」
頬を染めて照れ、
房江「まっ、修ちゃんったら乗せ上手なんだから~」という遣り取りを藤原一家があ然と見て、石川は苦笑している。
房江にうっとり見惚れ、
聖子(確かに女の私でさえ目を奪われるほどの美人・・・)
最上階でエレベーターの扉がスーと開く。
頑丈そうなドアの前に立ち、
石川「ここだね」
刀をベルトに差しながら、
修一「やけに頑丈なドアじゃのう」
注、二十畳の室内では片方に長いテーブルを寄せてタチの悪そうな男達六人がオレオレ詐欺の電話を掛けまくっており、もう片方のスペースは空いている。奥に防音ドアの部屋がある。男達六人は便宜上1~6と表す。
同、室内
2 「婆ちゃん助けてよ、会社の金を使い込んだのがバレて首になりそうなんだ」
3 「うん、そうそう、僕の指示通りに振り込んでくれたら逮捕されずにすむんだよ」
4 「ありがとう、お金はあとで必ず返すからね」などと六人が携帯を掛けまくっている所に「ピンポーン」とチャイムが鳴りドアの近くに掛けてた1が気付く。
1が机上の防犯モニターを見ると笑顔の房江が映っており、
1 「はい、どちらさんでしょう?」
モニターに映ってる房江が満面の笑みで「御注文のピザをお届けにまいりました」と応える。
電話を掛けまくってるみんなを見渡し、
1 (誰が気をきかせたんだろ?・・・)
1、首に掛けたIDカードをドアの横の器械に「ピッ」とかざすと同時「カチャ」と開錠音がする。
ドアの横の壁を背にして不敵にほくそ笑み、
修一(いひっ、大量虐殺じゃーっ)
つづく
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
香山房江(40)
170㎝。37話から登場。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。夫をミサイルで爆殺して今は独身。
藤原清吾(70)
紳士然とした老人。235話で試合を観戦していた房江の熱烈なファン。
藤原の息子、達也(40)見るからに誠実そう。
息子の妻、聖子(40) 170㎝。超美人で誠実そう。
石川翔(17)
大富豪で黒縁メガネをかけた品のいいイケメン。修一の友人で101話から登場。
半グレの子分達六人。
N=ナレーション
空の絵にN『房江はすぐに電話で修一に事情を伝え、藤原も息子を説得したのち、息子宅に集合する事となった』
○息子宅
息子宅10階建て2LDKマンションの外観に房江と修一の会話、
「まあ、石川君も来てくれたのね」
「俺には顔も住所もわからん相手は探せんから石川君に応援を頼んだんよ」
房江のリード、藤原のカローラ、修一のアパッチの計三台がマンションのエントランス横に停められ、各自乗り物から降りて対面し、
石川「房江さん、こんにちわ。その後リードの調子はいかがですか?」
房江「絶好調よ。用がなくても毎日乗らないと気が済まないほど気にいってるの。有難う」
注、石川はパソコンを入れたバッグを持っている。
修一達に、
房江「こちらが電話で話した藤原さんよ」と紹介する。
修一と石川に恐縮して頭を下げ、
藤原「見ず知らずの私共に助成して頂きなんとお礼を言っていいか」
修一「委細承知。行動を起こす前に一つ確認しとくが」
修一「後に尾を引かぬよう皆殺しにせにゃあならんが、息子さんに異論はなかろうね?」
修一「半端な倫理観を振りかざすような人なら会わずにこのまま引き返すが」
藤原「(焦り)いえ、大丈夫です。本人もぜひ仕返ししたいと言ってますので」
○息子宅内(整然と片付いている)
玄関から奥のリビングに続くドアを見た絵。
同、リビング
注、テーブルに石川と修一が並び、対面に達也と房江が掛け、ソファーに藤原と膝丈のタイトスカートを履いた聖子が掛けていて、各人の前にはグラスに入ったジュースあり。
一口飲んだグラスをテーブルに置き、
修一「では、すぐに作業を始めようかね」と言う修一の横で石川がPCを開く。
掃除が行き届いたキッチンの絵に修一と達也の声、
「現場周辺の防犯カメラをたどって相手の居所を突き止めるけん襲われた場所と日時を教えて」
「は、はい、場所は中筋公園で・・・」
達也「時間は午後二時ごろでした」
穏やかな表情でPCを使い、
石川「それだけ分かれば充分ですよ」
カチャカチャPCを使ってる石川を達也が不安そうに見守っている。
藤原と聖子も不安そうに見守っている。
聖子のスカートの奥に白のレースのTバックが見える絵に「カチャカチャ」とキーボードを叩く音。
更にズームしたTバックから毛がはみ出てる絵に「カチャカチャ」とキーボードを叩く音。
公園のベンチに掛けた三人の顔が四角い枠で囲まれたPC画面のアップに石川の声、
「三人の顔が判明しました」
驚愕し、
達也「えっ!もう?・・・」
藤原と聖子も驚愕。
走り去るバンが四角い枠で囲まれたPC画面のアップに石川の声、
「これから近隣の防犯カメラを順にたどってバンを追跡します」
横でPC画面を見てる修一の顔を、テーブルに両肘をつき顎を支えてうっとり見つめ、
房江(修ちゃんを裏切らなくてよかった・・・)
房江のノーパンの股間をテーブルの下から見た絵に彼女の呟き、
(もしやってたら、修ちゃんの顔を正視できないとこだった・・・)
更に陰毛をズームした絵に呟き、
(ああ、顔を見てるだけで濡れちゃう。スカートに染みなきゃいいけど・・・)
修一にうっとり見惚れる房江を見て驚き、
聖子(この人の目、岩城さんに惚れてる目だわ・・・)
不可解そうに、
聖子(親子ほど年が違うのにそんなことあり得るかしら・・・)
「トン」とキーボードのエンターを押した指のアップに石川の声、
「はい、突き止めたよ。ここから車で30分ほどのビル内にある事務所だね」
修一「おおー、さすが石川君」
達也、驚愕。
藤原と共に驚き、
聖子(警察がまったく手掛かりを掴めないのを、たった数分で探し当てるとは・・・)
羨望の眼差しで石川に見惚れ、
聖子(この人が友達だったらどんなに心強いか・・・)
テーブルから立ちあがって達也に、
修一「よし。達也さんと俺と石川君の三人で始末しに行くぞ」
残りの三人が慌てて起ち上がり、
房江「ち、ちよっと修ちゃん、私も行くわよ」
藤原「私も連れてってください」
聖子「私も行きます」
呆れて聖子に、
修一「残酷な場面を見ても大丈夫?俺は容赦ないんじゃが」
聖子「ぜんぜん平気です」
聖子のTバックが食い込んだ股間を下から煽って見た絵に彼女の声、
「夫をこんな目に合わせた奴等がボコボコにされるのを見届けたいんです」
修一「ボコボコどころか、お宅らが報復されぬよう全員ぶち殺すんじゃがね」
歓喜し、
聖子「きゃっ、ますます見た~い」
閉口して諦め、
修一「トラウマになっても知らんけんね」N『という訳で全員で敵地に乗り込むことになった』
快晴の空の絵。
綺麗な十階建て商業ビルの外観に修一の声、
「こんなビルに入居できるって事は子分共を使って相当荒稼ぎしとるんじゃろうのう」
ビルの入り口横にカローラとアパッチとリードを駐車し、全員がビルの前に立って上を見上げ(修一は刀を持っている)、
修一「さて、どんな奴らか楽しみじゃのう」
六人が乗ったエレベーター内の絵。
修一が手に持っている刀、兼定のアップ。
その刀に恐々目をやり、
達也(彼の破天荒な強さは知ってるが、本気で刀をつかう気だろうか・・・)
修一に嬉しそうに、
房江「久しぶりの大量虐殺ね」
顔を笑み崩し、
修一「ぐふっ、嬉しすぎて笑ってしまいそうじゃわ。定期的にこんなイベントがありゃええんじゃが」と話してる二人を藤原一家がギョッとして見ており、石川は穏やかな表情である。
修一「どうやってドアを開けさせるかが問題じゃが・・・」
房江「私がピザの配達員を装って開けさせるわ」
修一「えっ、こんな綺麗な配達員なんかおらんけん、かえって怪しまれんかね?」
頬を染めて照れ、
房江「まっ、修ちゃんったら乗せ上手なんだから~」という遣り取りを藤原一家があ然と見て、石川は苦笑している。
房江にうっとり見惚れ、
聖子(確かに女の私でさえ目を奪われるほどの美人・・・)
最上階でエレベーターの扉がスーと開く。
頑丈そうなドアの前に立ち、
石川「ここだね」
刀をベルトに差しながら、
修一「やけに頑丈なドアじゃのう」
注、二十畳の室内では片方に長いテーブルを寄せてタチの悪そうな男達六人がオレオレ詐欺の電話を掛けまくっており、もう片方のスペースは空いている。奥に防音ドアの部屋がある。男達六人は便宜上1~6と表す。
同、室内
2 「婆ちゃん助けてよ、会社の金を使い込んだのがバレて首になりそうなんだ」
3 「うん、そうそう、僕の指示通りに振り込んでくれたら逮捕されずにすむんだよ」
4 「ありがとう、お金はあとで必ず返すからね」などと六人が携帯を掛けまくっている所に「ピンポーン」とチャイムが鳴りドアの近くに掛けてた1が気付く。
1が机上の防犯モニターを見ると笑顔の房江が映っており、
1 「はい、どちらさんでしょう?」
モニターに映ってる房江が満面の笑みで「御注文のピザをお届けにまいりました」と応える。
電話を掛けまくってるみんなを見渡し、
1 (誰が気をきかせたんだろ?・・・)
1、首に掛けたIDカードをドアの横の器械に「ピッ」とかざすと同時「カチャ」と開錠音がする。
ドアの横の壁を背にして不敵にほくそ笑み、
修一(いひっ、大量虐殺じゃーっ)
つづく