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⚠️🚞 京阪神の鉄道の減便 21/01/16〜

2021-01-14 19:45:00 | 🚃 鉄道

🚞京福電気鉄道は3月13日、嵐電(京福電気鉄道嵐山線)嵐山本線の最終電車を繰り上げるなど、深夜帯を対象としたダイヤ変更を実施。

 嵐電、北野白梅町駅の駅前広場整備・駅舎新設工事は来年3月完了へ
 嵐電(京福電気鉄道嵐山線)嵐山本線が3月13日にダイヤ変更

 最終電車の繰上げにより、四条大宮発嵐山行の最終電車は現行の四条大宮駅0時0分発から同駅23時45分発に変更され、15分繰り上げ。
 嵐山発四条大宮行の最終電車は、現行の嵐山駅23時42分発から同駅23時27分発(休日は同駅23時30分発)となり、17~20分の繰上げ。
 嵐山発西院行の最終電車も,現行の嵐山駅0時25分発から同駅0時10分に変更の15分繰上げ
 北野線のダイヤは変更せず、北野線との最終連絡も各方面ともにこれまで通り。

 深夜時間帯の電車も一部見直し,23時台の四条大宮発の電車を現行の4本から3本に減。
 最終電車の繰上げにともない、0時台の四条大宮発の電車はなくなる。
23時台の嵐山発の電車も現行の5本から4本に減らし、最終電車の繰上げにより、0時台の嵐山発の電車も現行の2本から1本に減らす。
 深夜時間帯の利用減少傾向が続く中、新型コロナウイルス感染症拡大により、日中も含めて「利用の極端な減少」に歯止めがかからない状況。施設の保守や工事を行う夜間の作業時間を確保するためにも、利用実態に合わせて深夜時間帯のダイヤを変更する必要とした。

🚞大阪メトロは1月18日から当面の間、平日午後10時以降の運行を2割ほど減便すると発表。
 なお、終電の時刻は変更無し。
 減便の対象になる路線は、御堂筋線・谷町線・四つ橋線・千日前線・長堀鶴見緑地線・今里筋線・ニュートラム。
 中央線と堺筋線は通常のダイヤで運行。 

🚞阪急電鉄と近畿日本鉄道も、特急の一部運休を発表。

 阪急電鉄は1月16日から当面の間、土日・祝日に運行する京都線の観光特急「京とれいん雅洛」と「京とれいん」を全て運休。

🚞近畿日本鉄道は1月23日以降、土日・祝日に運行する1日あたりの特急のうち、約2割にあたる79本を運休。
 同社はすでに土休日の夜間に運転される特急列車を一部運休としており、1月23日から運休する列車を追加。
大阪阿部野橋~吉野間で1日38本(昨年8月から運休している12本を含む)を運休
京都~奈良間で1日21本(昨年8月から運休している8本を含む)
京都~橿原神宮前間で1日18本、
大阪難波~奈良間で1日2本を運休。

 なお、大阪阿部野橋発吉野行の特急列車3本は橿原神宮前行として運転する一方、
 観光特急「青の交響曲」の運休は予定していないとのこと。
 急行・普通などの一般列車や平日の特急列車は通常通り運転する。
 ◉運休する特急列車に関して、すでに発売した特急券は無手数料で払戻しを行う。

🚞JR西日本は、現状は減便の予定はないとしたうえで、今後の状況を見極める必要があるとしています。

🚞南海電気鉄道   21/03/13
 5月から南海線・高野線の難波発終電を繰り上げ 1本前の急行・区間急行が最終に
新型コロナウイルス感染症による生活様式の変化を受け、南海線・高野線の終電時刻が2021年5月から繰り上げ。
 南海電気鉄道は、2021年5月に予定している次の南海線ダイヤ改正に合わせて、南海線および高野線の終電時刻を繰り上げると発表。

 南海線では、難波駅0:25発の普通・住ノ江駅行の運転が取り止め。
 難波駅発の終電は0:08発の急行・泉佐野駅行となり、現行ダイヤより17分の繰り上げ。
 住ノ江駅までの急行列車の止まらない駅までの終電は0:00発の普通・羽倉崎駅行となり、25分の繰り上げ。
 高野線では、難波駅0:25発の各停・堺東駅行の運転が取り止め。
 難波駅発の終電は0:10発の区間急行・三日市駅行となり、15分の繰り上げ。
堺東駅までの区間急行列車の止まらない駅までの終電は0:00発の各停・千代田駅行となり、25分の繰り上げ。

なお、南海線ダイヤ改正の詳細な内容は後日発表。

 南海電鉄によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響による生活様式の変化により終日の利用客が対前年比で約3割減少し、特に深夜0時以降の利用客は約7割減少。
 また、終電繰り上げにより保守等の作業時間が拡大することにより、夜間作業を効率的に行うことで安全性向上やサービス改善が図る。
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🚶‍♀️…右岸🐦🐤…右岸46km碑↩️ 210114‘

2021-01-14 17:29:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…右岸河川敷🐤…隠元橋前…右岸堤防道…46km碑↩️…右岸堤防道…隠元橋前…右岸堤防道🐦…Alp:百均:📚…>
🚶‍♀️12047歩2kg

☀️:隠元橋14℃:洗濯物,正午には乾く!
 寒さ和らぐ,速歩で汗ばむ。
🐦今日も運良く定番?の屯石で翡翠発見!


📚//3年卓上日誌,日本の遺産ミステリー,ジブリアニメで哲学する,歴史人2:苗字と家紋の真実,週刊ポスト:総選挙予測


今日も翡翠が!

ハロが!陽射し暖か。

駐屯地北西端の定番位置⁈








 

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⌛︎ ピンピンコロリのための 医師が実践するから五つの習慣 210114

2021-01-14 04:44:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

安らかな最期”ピンピンコロリ”のために医師が実践する5つの習慣
  210114

「理想の死に方」について最も多くの医師が挙げたのが「老衰」だった。
 最も穏やかな最期だと思えるという老衰――安らかな最期、ピンピンコロリのために、実際に医師たちが実践していることとは?

理想の最期のために医師が実践していることは…

【目次】

1.食べすぎないことが第一
2.魚と野菜、発酵食品を積極的に摂る
3.1日8000歩は歩く 
4.ストレスをためない
5.ポジティブに自己肯定を
ピンピンコロリのために医師が実践していること【まとめ】


1.食べすぎないことが第一
 「理想の最期」を迎えるため、医師は医学的根拠に基づく独自の方法を実践している。

 ちくさ病院総合内科医・近藤千種さんは、食事の量に着目している。

「健康寿命を延ばすためには、食べすぎないことが第一です。糖尿病などの生活習慣病を予防するうえ、カロリー制限は長寿遺伝子を活性化させることにもつながります。

 好きなときに好きなものが食べられる豊かな時代ですが、“お腹が空いた”という感覚を思い出すことはとても大切です。私は食べすぎたと感じたら翌日に半日程度の断食をすることもあります」(近藤さん)

2.魚と野菜、発酵食品を積極的に摂る
 とはいえ、食べる量を減らすだけでは不充分。食事内容にも気を配る必要がある。

発酵食品や野菜を積極的に摂る医師が多い。

「摂るべきは魚と野菜。魚の良質な脂分は血液に関する疾患を遠ざけ、野菜は生活習慣病を予防します。これに加え、発酵食品を取り入れて免疫力を上げる。添加物の多い食品を避けることも心がけたい」(麻酔科医師・大西良佳さん)

→健康寿命を延ばす食生活|世界の長寿食研究権威が教える2週間分献立

3.1日8000歩は歩く 
 生活習慣に関しても、医師の大西さんは「1日8000歩歩く」「朝日を浴びる」「毎日入浴する」「定期的にヨガ・瞑想をして深い呼吸を意識する」など、さまざまなルーティンを取り入れている。

ヨガや瞑想による「深い呼吸」も穏やかな最期への1つの道。

→自律神経失調|原因と症状、解消するための朝の5つの習慣

4.ストレスをためない
 ハタイクリニック院長・西脇俊二さんが尽力するのはストレスの緩和だ。

「ストレスをためることは免疫力を下げるうえ、興奮したときに働く交感神経が優位な状態になり、消化機能が下がって睡眠障害も起きる。アトピーやがんの原因にもなりうるといわれており、まさに万病のもとです。

 認知症を患った人は、もともとの性格が精鋭化する場合が多い。もともと性格がきつい人はより攻撃的になり、もともと穏やかな人はよりニコニコするようになる。ですから、いま現在もストレスなく機嫌よく過ごしている人は、ニコニコするような認知症になる可能性があります」(西脇さん)

5.ポジティブに自己肯定を
 理想の最期になるかどうか、それを決めるのは、最終的には心の在り方だと、昭和大学病院緩和医療科特任教授・緩和ケアセンター長の岡本健一郎さんは言う。

「私は痛みの緩和の専門医療を行ってきて、10の痛みが7になったときに、“まだ7もある”と言う人と“3も痛みが取れた”と言う人とでは、“3も取れた”と言う人の方が痛みが和らぎやすい。ポジティブに“これでいいのだ”と自己肯定し、悲観的にならないことが大切だと感じています」

 故・女優の樹木希林さんは生前、<人生がすべて必然のように私のがんも必然だと思っています> <人生なんて思い通りにならなくて当たり前>という言葉も残している。

 いまこのときを、前向きな気持ちを持って生きることが、安らかな死につながるいちばんの方法なのかもしれない。


⚫︎ピンピンコロリのために医師が実践していること【まとめ】
【食事】
「カロリー制限は長寿遺伝子を活性化させ、生活習慣病を予防するため、食べすぎないことが第一。半日程度の断食をすることも」(近藤さん)

「良質な脂分を含む魚と生活習慣病予防の効果がある野菜に加え、免疫力を高める発酵食品を取り入れている。添加物の入った食品をなるべく控えることもポイント」(大西さん)

「糖質を摂りすぎないことを意識しており、朝と夜は炭水化物を抜いている」(西脇さん)

「バランスよく、なるべく多くの種類の食材を食べるようにしている。1つの食材に発がん性物質があったとしても、摂取するほかの食材の量が多ければ相殺される」(医療法人社団進興会理事長・森山紀之さん)

【生活習慣】
「朝日を浴びる、定期的にヨガや瞑想をして深い呼吸を意識するなどルーティンを作り、実践している」(大西さん)

「睡眠時間の確保とこまめな手洗いをずっと続けている」(総合診療科医・山口征大さん)

「がんからアトピーまでストレスは万病のもと。なるべくためないように意識している」(西脇さん)

【運動】
「日常にウオーキングを取り入れて1日8000歩歩いている」(大西さん)

教えてくれた人
近藤千種さん/ちくさ病院総合内科医、大西良佳さん/麻酔科医、西脇俊二さん/ハタイクリニック院長、山口征大さん/総合診療科医、岡本健一郎さん/昭和大学病院緩和医療科特任教授・緩和ケアセンター

※女性セブン2021年1月1日号https://josei7.com/



💋目指せ ピンピンコロリ!
  いかに身近な人に負荷を与えずに往生するかが、人生最終最大目標。

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📗ノーベル化学賞を受賞した「クリスパー」はどれだけやばい魔法の技術なのか 210114

2021-01-14 01:08:00 | 📗 この本

2020年ノーベル化学賞を受賞した「クリスパー」はどれだけヤバい魔法の技術なのか
   本がすき より 210114 長江貴士

『CRISPR(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見』文藝春秋 ジェニファー・ダウドナ+サミュエル・スタンバーグ/著 櫻井祐子/翻訳

2020年のノーベル化学賞は、「CRISPR-Cas9(略してCRISPR(クリスパー)と呼ばれている)」という技術の開発に携わった二人の女性科学者に贈られた。2012年に発表されるやいなや、世界中にあっという間に広まり、今や生命科学の研究に不可欠となった、魔法のような技術だ。どれほど魔法なのか。「クリスパー」という技術は、こんな風に称賛されているという。

◉先進的な生物学研究所で数年かかったことが、今では高校生が数日間でできる

この表現で、「クリスパー」の凄まじさが少しは分かっていただけるだろうと思う。この技術が開発されたことで、生命科学の分野は一変したと言っていいだろう。

「クリスパー」は、遺伝子編集技術である。「クリスパー」の登場以前にももちろん、遺伝子編集技術は存在した。しかし「クリスパー」は、手軽さと安さという意味で、それ以前のどんな技術もまったく及ばない。それまでの遺伝子編集技術は、かなりの専門知識と手際みたいなものが要求される、要するに「職人仕事」と言っていいものであり、なのに精度は低かった。しかし「クリスパー」は、手軽で安価な上に、精度も恐ろしく高い。「クリスパー」が発表されてから1年後には、中国の研究チームが、28億もの塩基(DNAを構成する主要な成分)の内、たった1つだけを書き換える遺伝子治療に成功した。「クリスパー」以前の技術では、28億もの塩基の中の狙った1つだけを書き換えるなんて離れ業は、不可能だったと言っていい。

遺伝子編集技術は、我々の生活にも大いに関係する。例えばがん治療。「クリスパー」を使って直接がんを治療するわけではないが、「クリスパー」を使うことで、がん治療の研究を早めることができる。これまでは、「ある特定の変異を持つマウス」を作り出すために、何世代もマウスを交配させるという時間の掛かる作業をしなければならなかった。しかし「クリスパー」があれば、遺伝子をちょいと操作してやればいいだけなのだ。

また、「どの遺伝子が何と関係しているのか」ということが、長年の研究によって徐々に分かってきている。例えば、「APOE遺伝子」はアルツハイマー病と、「IFIH1遺伝子」と「SLC30A8遺伝子」は糖尿病と、「DEC2遺伝子」は睡眠時間の短さと関係しているという。今後研究が進むことで、例えば「アルツハイマー病の患者に対しては、APOE遺伝子の除去手術を行えばいい」と判明するかもしれない。そうなった時にもし「クリスパー」がなければ、治療法が分かっていても実行できない、ということになるだろう。

現実にはまだ、「クリスパー」を人間に使ったことはほとんどない(「クリスパー」を使った治療をしなければ恐らく亡くなってしまうだろうという緊急の状況で使われた事例がいくつかあるだけだ)。とはいえ、遺伝子に原因のある病気を患っている人には可能性を感じさせる話だろう。そういう「単一遺伝子疾患(一つの遺伝子を原因とする病気)」は、実に7000以上も知られているという。これまでは治療不可能だった病気が、「クリスパー」によって治療出来るようになるかもしれない。

そんな「クリスパー」がどのように生み出されたのかを、発見者の一人である著者自身が辿っていく内容だ。

実は著者は、遺伝子編集技術とはまったく関係のない研究をしていた。動物や人間を研究対象にしていたわけでもない。彼女は、「細胞内で働くRNA」という、実に地味なテーマの研究を続けていた。しかし結果的にそのことが、「クリスパー」の発見に繋がっていくことになる。

「クリスパー」以前に存在した遺伝子編集技術がどのように開発されていったのかということはここでは触れないが(本書には詳しく書かれている)、「クリスパー」以前の編集技術に足りなかったのは、「ここぞ!という場所で切断する技術」だった。これが実現できれば見事な遺伝子編集技術になると分かっていたが、誰も開発できなかった。

さて、著者は、そんな遺伝子編集技術とは関係なくRNAの研究をしていたのだが、そんな折、ある女性科学者から、「クリスパー」について研究しているという話を耳にした。ここでいう「クリスパー」というのは、遺伝子編集技術のことではなく、「バクテリアが持つ、短い回文のような繰り返し構造を持つ、DNAのある領域」のことだ(もちろんこれが後に遺伝子編集技術の名前の由来となる)。ややこしいのでこの記事の中では、遺伝子編集技術を「クリスパー」、回文のようなDNAの領域を「CRISPR」と表記することにしよう。余談だが、「CRISPR」を最初に発見したのは、日本の石野良純博士らだったという。

著者は、「CRISPR」のことはよく知らなかったが、その奇妙な構造に興味を惹かれて調べることにした。するとどうやら、彼女の専門分野であるRNAとも関係しそうだということが分かり、この女性科学者との共同研究を決める。

その後、この「CRISPR」というのは、「分子の予防接種手帳のような役割」を果たしていることが分かってきた。細菌が、過去に感染してしまったウイルスの記憶を「CRISPR」に保存しており、その情報と照らし合わせることで、侵入してきたウイルスを破壊すべきかどうか決断する、というような免疫機能だったのだ。

そしてこの「CRISPR」の近くに必ずある遺伝子が決定的に重要だった。cas遺伝子と呼ばれるもので、その中には様々なcas酵素が存在していた。しかし、当初著者らが調べていたのは「I型」と呼ばれる種類の酵素で、実は「II型」も存在していたのだが、そちらは「I型」以上によく分からないままだった。

しかしここでまた運命の出会いを果たすことになる。著者はエマニュエルという女性科学者(このエマニュエルが、ノーベル賞を共同受賞した人物)と出会うのだが、彼女がなんと「II型のcas遺伝子がウイルスを切断する仕組み」を研究していたのだ。そのお陰で「II型」にも興味を持つようになった著者は、エマニュエルと共同研究をスタートさせ、その結果として、「どんなDNA配列であっても適切な場所で切断するプログラム」を作り上げることに成功した。こうして、それまでの遺伝子編集技術に、この切断プログラムを組み込み、「クリスパー」が完成したのである。

しかし、そんなものを作ろうとまったく思っていなかった彼女は、自身が生み出してしまった「クリスパー」という技術のあまりの手軽さに脅威を抱きもする。というのも、悪用しようと思えばいくらでも出来るからだ。テロリストが簡単に生物兵器の開発が出来てしまうかもしれない。また、遺伝子編集技術は倫理的にも様々な問題を引き起こしうる。実際的には、出生前の赤ん坊に対しても遺伝子編集が可能だ。しかしそれは倫理的に許されるだろうか?倫理的に許されなくても、それが可能になってしまう技術を自分は生み出してしまった。

そういう葛藤もあって彼女は、「クリスパー」という技術を科学者だけでなく、一般社会に対しても正しく啓蒙するような活動に足を踏み入れるようになっていく。著者自身は根っからの研究者で、「実験室で作業をしたり新しい実験を進めたりする方がずっと好きだった」と書いている。人前に出て科学界を先導していくような役割に違和感を覚えているのだ。しかし、自分が生み出した技術が悪用されては寝覚めが悪い。自分が行動するしかない、と決めたのだ。本書には、そんな著者の葛藤も描かれている。

遺伝子編集という点においては、人間は神の如き能力を手に入れたと言っていい。しかし、人間は神ではない。「出来ること」と「やっていいこと」の線引きはきちんと持ち続けなければならない。

そして、科学者だけにその線引きを任せていいということにはならないだろう。「クリスパー」という技術はまた、我々一般人も、科学技術の使用に対して意識を向けなければならないということを改めて強く認識させるものだと言っていいだろう。

『CRISPR(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見』文藝春秋 ジェニファー・ダウドナ+サミュエル・スタンバーグ/著 櫻井祐子/翻訳

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