電波で給電、来年度解禁 将来はスマホ充電も―総務省
時事通信社 より 220307
総務省は7日、離れた場所にある機器に電波で電力を供給する無線給電を解禁すると発表した。2022年度の早い時期に関係省令を施行する。
まずは工場など屋内での利用に限定し、屋外への拡大は今後、検討する。スマートフォンの充電に使うことも期待されるが、実現は少し先になりそうだ。
無線給電は電動歯ブラシなどの充電で実用化されている。「近接結合型」と呼ばれ、コイルに発生する磁界を用いて給電する。近距離・高効率が特徴だ。
無線給電は電動歯ブラシなどの充電で実用化されている。「近接結合型」と呼ばれ、コイルに発生する磁界を用いて給電する。近距離・高効率が特徴だ。
これに対し、来年度に解禁されるのは「空間伝送型」。電力を電波に変換して送る仕組みで、10メートル程度離れた機器にも給電できる。