古代びっくりトップ10シリーズの7〜10
スカパー ヒストリーCh より
◆◆#7・古代のミステリー ◆
古代の秘密を今に伝える遺物の順位
⚫︎10 サッカラ・バード/エジプト
一見木彫りの鳥、サッカラの最古のピラミッドから約100年前に2000年以上前のシカモア材の彫刻。鳥が滑空飛行機の様な形で主翼と水平尾翼と垂直尾翼付き鳥顏模型。
因みに9世紀スペインのコルドバで発明家フェルナスが自作の滑空機を使い建物から飛び降りに成功したのが人類最初だとか、
埋葬品は基本使う事が目的で作られるという事は。ブーメランが有るだけに、模型は実用のモノ、垂直尾翼付きの彫刻は、滑空機の模型と考えられ、現代科学で実験した処、空気力学的に問題なし滑空出来ると判明。
⚫︎9 デンデラの電球/エジプト
形は大型電球に酷似、ルクソール近郊のデンデラのハトホル神殿に不可解なレリーフで4500年前のモノ。ソケットからコードが伸び、フェイラメントも有り、支える柱は現代の鉄塔の様、古代エジプトにはガラスが有り、電球材料も有った。当時の墓は松明の煙の跡が少ないという事実から、これが古代の照明器具?
⚫︎8 黄金ジェット/南米
エネルギー源を搭載した現代的な航空機に見える形、コロンビアの熱帯雨林の古い墓から19世紀末出土。1000年以上前にキンバヤの人々が作ったモノ、三角翼の尾翼付に酷似、垂直尾翼は鳥や虫にない、宇宙人が教えたとか、1997年ドイツの航空学者が16倍の複製模型を作り飛ばしたら今の飛行機の様に飛んだ。
⚫︎7 アドビスにあるヒエログリフ/エジプト
冥界の王オシリスに捧げた神殿内部中央に残るBC13世紀の謎の象形文字、横から見る現代のヘリコプターの様な絵文字、その横に戦車の形の絵文字、その下に円盤の様な飛行機形絵文字が同じ所に。これらは死者を冥界に運ぶモノ?宇宙人のモノ?
⚫︎6 バクダットの電池/ペルシア
1930年代にイラクの博物館に収蔵された陶製の壺で2000年前のモノ、中には銅板を丸めた筒があり、その中心には鉄製の棒が通っていた、壺にぴったりな大きさで、中に賛成溶液の痕跡があり、鉄から銅に電流を流す電解液だった?古代のモノでなければ誰もが電池と思うモノ、同様のモノを作り電解液に酢を使った処、1Vの電気が発生、これを繋げるとメッキ加工ができる電気が発生、電気メッキ加工技術用?これがあれば宝飾品や硬貨に金銀のメッキ可能、古代人に電気の概念であると信じ難いので、失われた超古代文明の存在を示唆?
⚫︎5 レバノンのバールベック神殿の巨石
ローマ帝国最大級のジュピター神殿は高さ20m以上、紀元60年頃完成、敷地がフットボール場9つ分の広さ、その神殿基礎部分に高さ約3m長さ約20m重さ約800tの巨石が3個、人類史上最大の建材でぴったりと並んでいる。今の技術では100t程なら持ち上がるが。移動方法も不明で近くの採石場の丘の中腹から切り出されたらしく、1つが今もそこに残っている、当時最新鋭のクレーン=ポリスパストスは人力で6t持ち上げた、更に60倍のモノでコロッセオや丘の上の神殿等作ったが800tでは?
⚫︎4 ナスカの地上絵/ペルー
ペルー南部の砂漠に描かれた巨大な絵、ハチドリ、猿、蜘蛛、不思議な幾何学模様や図形群そして直線、最長300m、800本の直線に300個の幾何学模様に70以上の動植物の絵が500㎢に、10〜30cmの深さで地表に描かれた線、地表部分を取り下の地層をさらけだすだけだが風雨のない乾燥地帯で線は消えない。
幾つかはBC500年頃描く。地上からは見えず、上空からは鮮明に分かる、方法も不明、理由も不明、天文学と関連する説が有力、暦あるいは天体の動きか、スペースマンと呼ばれる宇宙人様な絵がある、宇宙人にアピール?、あるいは雨乞いの儀式用。
⚫︎3 コア・セブン
4500年前の円柱の石の破片で19世紀末に大ピラミッド近郊で英国考古学者ピートリーが発見。間隔が一定の不思議な溝が刻まれ、レコード盤の溝の様な一続きの線、これは石に穴を開ける際に捨てられた芯であって、その石は硬い花崗岩、当時のドリルは往復運動する弓錐、ダイヤモンドでない限り困難、未知の工具の存在が⁈
⚫︎2 兵馬俑
1970年代、井戸を掘ってた農夫が複数の立て杭を偶然発見。最大のものは奥行き200m、中には2000年前の陶製の人形が数千体、520体の馬、130台の戦車、楽師や曲芸師の人形まで、どれ一つ同じものは無い、実物大の彫像、それぞれに違う8000の彫刻が秦の始皇帝の陵墓内にあった。敷地は56万㎢、のべ72万人が37年がかりで築かれた陵墓で今も未発掘。盗掘防止の罠があるとも。周囲には水銀の池が張られ死後の世界の為に作られた。彼が死ぬと宮廷が丸ごと埋められ、何百人もの使用人、奴隷、側室、妻達、楽師や馬までが生き埋めに、兵は流石に無理で陶製の実物大で代用した。
⚫︎1 アルティキティラ島の機械
100年ほど前にギリシアの同島沖で沈没船と数多くの財宝が発見された。彫刻や工芸品の中に腐食した青銅の塊、一部が壊れ中から歯車と文字が現れた、当時歯車は無いはず。
1970年代にX線解析で複数の歯車の複雑な構造が明らかに、歯車が45個、本当はもっと有った。
2005〜2006年にX線3D撮影実施し内部の仕組み解明、
機械の表側は太陽系の動きを再現、地球の周りを月と太陽と知られていた惑星が回る、背面の上部のらせんが示すのは235ヶ月つまり月の約19年分の周期、その下の目盛り盤は日蝕と月蝕を予測できるようになっていて当時の天文学の実態を伝える。
古代ギリシアの宇宙観が凝縮、データ入力し特定の結果を算出する、知りたい太陽-月-星の位置を教えてくれる機械、暦を計算するコンピューターとも言える天体計算機械。
◆◆ #8 古代の偉大な建造物 ◆
スケールの大きさ基準で順位
⚫︎10 イースター島のモアイ像
長さ約20km幅10kmの島でチリ沿岸から3200km以上離れた絶海の孤島中に、高さ4m以上14t以上の巨像が800体以上点在、1000年以上前に島に来たポリネシア人達が作った。
火山岩を削り巨大な頭を持つ900体以上の像を築いた、祖先を表した像で一部は台座に載せた、頭だけに見える像も地中に胴体が有る、それらは祖先の魂の象徴、作る事は使命。
⚫︎9 ストーンヘンジ /英国
4500年前の青銅器時代に作られた頃ブリテン島では農耕が発展、建造開始はBC3000頃で建造に3000万時間、1500年以上にわたり築かれた。円形に並ぶ石は主に2種類、サルセン石と青石、最大で25tの石材、大型のサルセン石はソールズベリー平原から30kmを丸太の上を滑らせ運んだ。青石はプレセリ(ウェールズ)から船で移送(200km以上の遠方)。建造目的は不明、冬至と夏至の日没に合わせた配列。
⚫︎8 ロードス島の巨像
古代7不思議の一つ、古代ギリシアの都市ロードスの港の守護像、高さ30m100tは当時の彫像として1位。
⚫︎7 チチェン・イッツァのピラミッド/
当時のチチェンイッツアは数万人が暮らす街、1万以上有るピラミッドの中に高さ24mの神殿、羽を持つ蛇神ククルカンを祀り、春には蛇の影がピラミッドを下り秋は上る、階段数365段
⚫︎6 ペトラ遺跡の宝物殿 /ヨルダン
ヨルダン砂漠に絶壁で囲まれた1km程の細道、その先に何世紀も放置された岩に直接彫られた巨大建造物、高さ40m、中には複数の人骨が。1世紀に栄えたアラブのナバテア人が作る、彼らの砂漠のオアシス街ペトラは香辛料交易の中心部で裕福に、その利益で神殿等構築、貯水池も200余り見つかっている(総量4千万ℓ)それらで毎日1人7ℓ給水、遺跡発掘はまだ15%程
⚫︎5 コロシアム/ローマ
そこでは100万頭の動物、50万もの人が余興の名の下に殺された、
帝国中の円形闘技場で毎年数千の命が犠牲に、紀元72〜80に建造、高さ約45m長径約180mで帝国最大のもので8万人収容、観客席からどこも見渡せ、剣闘士-野獣は昇降機で場内に登場、1500万ℓの水が水道を使って流し込めた、気候対応の為の格納式屋根も備えた、
⚫︎4 カルナックの複合神殿/エジプト
1500年以上に渡り築かれた施設、ファラオ達は巨大な神殿や記念碑が築かれた、その中でもここは最大級1㎢の広さ、古代最大規模の宗教施設、アメン大神殿だけでも大聖堂が10は収まる、最大級の空間は5000㎡、134本の巨大円柱がそびえ、それぞれブロックを70t支える、8万人が従事。最も関係したのはBC13世紀ラムセス2世、
⚫︎3 アンコールワット/カンボジア
ギリシア.ローマ.エジプトの神殿より大きい
1980年 仏の博物学者ムオーが密林の中見出す、世界最大の宗教的な複合施設、12世紀頃クメール人の都に建てられたヒンドゥー教寺院
敷地2㎢、世界最大級の宗教施設、主要寺院では石材1000万個使用、建設に40年を要す、回廊のレリーフは800m続き浅浮彫では世界最長、石材の間は剃刀も通さない、寺院は都市の一部、都市には100万の人が生活、ニューヨーク市が800㎢、全盛時のアンコールは1000㎢、2つの貯水池はそれぞれ8kmに及ぶ、しかし森林伐採と土壌汚染が水の供給を阻み衰退、都市は放棄された、
⚫︎2 クフ王の大ピラミッド/エジプト
エジプトには118以上のピラミッドがあった、その最大のものがBC2600年頃建てられた、ファラオの埋葬施設で4000年間世界一の人工物、少なくとも4万人で10年はかかった、230万個の石灰岩2〜80tのを2.5分のペースで人だけで配置した計算に、
重さ600万t高さ145m、土台は限りなく水平、長さの差5cm未満、元々表面は光沢のある石灰岩と黄金で飾られていた。4つの底辺は90度で直角に交わる、その角度は0.2mm単位迄正確。
ピラミッドが王の墓なのか、王の魂をオリオン座に届ける儀式施設なのか不明。唯一、世界の七不思議で残った建造物。
⚫︎1 万里の長城
他のどれより時間、資材、人手を投じてた建造物、建造開始はBC7世紀から2000年以上かけ。
最初のものは5000km何十万人が20年かけ建造、建材は日干しレンガなど簡素なもの、
総距離は2万km以上、地球半周分、端から端迄歩けば18ヶ月はかかる、西端と東端は時差にして2時間、何世紀も色々な王朝が増築強化、幾本にもなる長城群構成、別物とされる長城も16ある、全てを合わせてゴビ砂漠から東に北京の北側の山を通り黄海に出る。高さは5〜12m、軍隊が通れる所もある、1000万人以上が建造中に死に、中には壁に埋められた遺体もあり世界最長の墓場の別名も、
◆◆#9⚫︎古代の都市 順位基準は人口規模 ◆
⚫︎10 テーベ/(現ルクソール)古代エジプトの首都、記念碑であふれる。
BC1500年、人口75000、当時の建造物も多数残る
BC2000年頃からナイルの恵みと交易で繁栄、93㎢の土地にファラオ30人の遺跡多数、力-富-栄光を象徴する記念碑多数、カルナック複合神殿が代表的で長さは1km以上、ルクソール神殿はスフィンクスの並ぶ参道3km、他にもメディネットハブ神殿、デールエルバハリ神殿等更に数キロ離れたところに63の王墓が有る王家の谷、
2000年の繁栄の後衰え始め都は移り王朝経済は停滞へ
⚫︎9 テオティワカン /アステカ(メキシコ)
BC1500 人口20万人、アステカの聖地で神々の生誕地の意味、
文字がなく歴史が不明、巨大な太陽のピラミッドは世界3位、底辺約230mで約2000年前に作られた、。2番目に大きい月のピラミッド、それらは生贄の血を神々に捧げる為に。石器(黒曜石)を使い金属器はなし、血や生贄を捧げる事が日常的に行われた。
⚫︎8 バビロン/イラク 伝説の都市
世界最古の都市の1つ、4000年前に全盛期を迎えた。
チグリス川ユーフラテス川の間、BC600で20万人
BC2300頃はアッカド王国の小都市、その後3〜400年でバビロニアの中心地に、史上初の20万人を超えた都市。ネブカドネザル王のもと都市は発展し巨大な城壁が90km築かれ、壁には宝石がちりばめられていたとか⁈、ベルリンのペルガモン博物館でそれが観れる。入り口のイシュタル門には煉瓦にあしらわれたラピズラズリが。中でも有名なのがバベルの塔として有名なジッグラト高さ90m程あったとされ建造に43年と1700万個の煉瓦を要した。他にも世界七不思議の一つバビロンの空中庭園、植物に覆われた人工の小山があった。街には優れた灌漑施設と水力工学が。アレキサンダーが征服するBC331まで2000年栄えた
⚫︎7 アテネ/ギリシア 民主制の歴史を創造した
BC4世紀人口25万人、民主主義が生まれた都市国家
ソクラテス-プラトン-アリストテレスら哲学者多数輩出、当時は貴族社会、BC5世紀頃に男子市民に投票権が。音楽,数学,演劇,哲学そして民主主義が発達。
全て大理石の唯一のパルテノン神殿、3万tもの石を16km先の山腹から切出し搬送、8,9年で建てられ奥行きは約70m約13400個の石材使用、円柱はそれぞれ200t、今は白いが当時はカラフルな塗装。建築費は保護する同盟国からの貢納金、3000万ドラクマ(約15億💲)。マケドニアに征服されるもローマに征服されたBC2世紀迄繁栄
⚫︎6 カルタゴ/チュニジア 地中海で名をはせた
広さはマンハッタンほど、BC9世紀、最盛時人口70万人、フェニキア人が築く都市国家、ローマ,ギリシア,に並ぶ第3勢力、港中心に交易で繁栄、さらに軍港は軍船220隻、6階建の共同住宅が街中に建ち台所トイレの水を汲み上げる設備付き。
ローマと地中海を挟んでポエニ戦争100年抗争でBc146年陥落。その後ローマの都市として新たに開発しローマ最大の都市となる。
⚫︎5 コンスタンチノープル(イスタンブール)/東ローマ 壮大な街
Bc324に制定、ローマより遷都、AD600人口75万人
ヨーロッパとーアジアの交易と防衛拠点として繁栄。
街には世界最大の競技場ヒッポドロームが築かれ、4頭立てのチャリオット(戦車)8台が競争。階段式席には10万人収容。
神の礼拝所ハギア-ソフィアは1000年以上、世界最大の聖堂、僅か5年で完成させる。
包囲戦に備え街には貯水槽が作られ最大のモノがバシリカシスタン面積9000m2以上。街の外壁は二重の壁で最大で高さ60m厚さ4m。前面には18mの外堀、400を超える塔や砦や門が城壁を強化。1000年以上に渡り17の包囲戦に耐える。最後は1453年トルコ軍の火薬による大砲に屈した、この射石砲は重さ18000kg移動に牛60頭兵400を要す。700kgの石の弾を1km飛ばす。
⚫︎4 バグダッド /イラク 歴史ある街
AD900人口90万人、AD760代に築かれた重要な人工都市-交易拠点
独特な環状の設計で円形都市の呼び名が、
街の発展はイスラム黄金時代と重なる。8〜13世紀、この地で文化-経済-学問が花開く。
知恵の館が科学技術発展を先導し数多くの書物が集まる、写本多数製作。
1258モンゴルがこの地を破壊し書籍写本等が破棄された、人類の古代よりの貴重な知識喪失。
⚫︎3 長安(西安) /唐 古代中国の首都
AD700人口100万人に4000の宮殿、中国の中央部に位置し数百年都がおかれた。未央宮は5㎢の史上最大の宮殿、絹の最古の交易路で商業の中心地として富を得る。9世紀頃には衰えるも今は西安となり人口800万人
⚫︎2 アレキサンドリア/エジプト 学問の聖地
BC200人口100万人 学問が最も盛んな街、
アレキサンダー大王が建設、BC331エジプト制服後ギリシャ文化を広める為、通りは碁盤目状に設計、100年程で古代有数の都市となる、
1/3が記念碑や宮殿で埋まり、30m幅の街路には灯りあり。
学者達が集まる、ファロスの大灯台もある。
当時の世界中の知識を集め全てを書物に記し街の世界最大の図書館に(55万巻もの書物が収蔵)、当時の天才が集った。(ビザンチウムのフィロン、クテシビオス、アルキメデス)、それらもローマに潰された、古代よりの知識喪失。
⚫︎1 ローマ/ローマ:イタリア 長らく世界一であり続けた街
AD2世紀、盛期人口約150万人、市民権を得られれば肌の色や言語に関係なくローマ人となる。いろんな地域から人々が移り住む。トラヤヌス帝市場は6層構造の建物の中に150の店舗が一続きで並び、さながら現代の百貨店、史上最大のコロシアムは現代競技場のモデル、獣狩りや公開処刑等、様々な催しが。大都市の維持の為、水源の確保と管理が充実していて市中への11の水道橋は総計500km、毎日11億ℓを市中に供給、さらに144の公衆トイレと1300の噴水と900の浴場に給水。現代並に建築技術が高く、1000年以上世界の中心であり続けた永遠の都。
◆◆⚫︎#10 古代の包囲戦 ◆
都市と要塞は古代社会の基盤であり、富と繁栄の都市は狙われやすい。それを攻撃するのが包囲戦、包囲し供給源を断ち飢えさせ降伏させる。その破壊規模を基に順位。
⚫︎10 ローマによるマサダ要塞包囲戦
イスラエルの山上にある要塞でAD72 ユダヤ人シカリ派がローマ支配に反抗、優れた要塞で台地の頂上に有り攻略しがたい地形、食料豊富で山中に貯水池もあった。山に続く唯一の道は急勾配で狭く1万の兵が1列になり狙われやすい、其処で数日で長さ8kmの壁を築き山を取り囲み孤立無援化し、一ヶ所標高の低い地点を見つけそこに長さ200m高さ70m勾配約35%の斜面路を築く、50万tもの土を移動させ2ヶ月で。それは頑丈に作られ2000年後の今も残る。
斜面路を使い城壁を壊す為の破城槌や投石器を搭載の高さ30mで装甲付き攻城塔を投入、数ヶ月に及ぶ抵抗は無に帰す。抵抗者は自決して果てていた。
⚫︎9 アレキサンダー大王のティルスの包囲戦
BC4世紀、ギリシャ征服後、BC332レバノン沿岸のフェニキア人の都市国家で陸地から800m離れた島を大王は攻略しようと海を渡る為の60m幅の土手道を築き始め、対抗の為、火船を造り対抗。大王は同盟国の艦隊で海から攻撃し、数ヶ月かけて攻略。陥落後、残ったティルスの人には地獄が訪れた。
⚫︎8 ローマのシラクサ包囲戦
BC3世紀 シチリアの都市国家シラクサ、60隻の艦隊で攻め入る
アルキメデスの数々の発明品で攻略に手こずるも結局陥落。
⚫︎7 ローマのエルサレム包囲戦
AD66 ローマ皇帝ネロが財宝搾取、これが反乱原因となる。
AD70にローマのティトゥス将軍が街の周りに壁を築き包囲、人々を閉じ込める作戦に出た、街を飢えさせ孤立させ陥落、破壊と虐殺。今は嘆きの壁が残るのみ。
⚫︎6 コンスタンチノープルの包囲戦
AD717 アラブ大軍21万軍船2500隻が海と陸と双方から攻めてきた。街の兵力は1/10だったが守り抜く。アラブで帰郷できたのは3万と5隻だけ、イスラムの西洋進出が数百年遅れキリスト教が栄える。
⚫︎5 ローマのアレシア包囲戦
BC52 カエサルはガリア制圧に、敵将ウエルキンゲトリクスはアレシア堅牢な山の砦に8万の兵を陣に敷き更に援軍もあり、ローマは1/4の兵で劣勢になるも、砦の周りに深さ6m長さ40kmの溝を作り、更に外に砦を築き、内に敵包囲のモノ、外に敵援軍対応の防御のモノを。ガリア人は戦わざるを得なくなる。
死者はガリア勢9万ローマ12000人、戦いはローマが勝ち、カエサルはこれを足掛かりにガリア全域制圧
⚫︎4 モンゴルのバグダッド包囲戦
1258年 支那とアジアの大半を征服したモンゴルはイスラム帝国首都を目指した。モンゴルの力侮り服従を拒んだバグダッドに20万の軍勢と最新の攻城兵器が襲い6日で堅固な城壁を突破、文献によると100万人が殺害され、大虐殺と大規模文化破壊で当時世界1の図書館の蔵書は捨てられ、川はインク色に染まった。
⚫︎3 西ゴートのローマ包囲戦
AD408 西ゴートのアラリック王が侵攻、ローマの城壁は高さ10m以上で街の周り20kmを固めていた、水道橋を破壊し水を断ち食料供給も遮断した、ローマは飢え皇帝ホノリウスは大金(1億💲相当)を払い包囲網をやめさせたが2年後アラリック再来襲し略奪の限りを尽くした、西ローマは衰退し没落、ヨーロッパは暗黒時代となる。
⚫︎2 ギリシャのトロイア包囲戦
史上最大のだまし討ちと言われたギリシャのトロイア攻略
長く神話だと思われた話が1870年代、遺跡発掘で実話とわかる。
ギリシアの王妃ヘレネがトロイアの王子パリスにさらわれたのでギリシア軍は大艦隊できたのは王妃救出に向かうも城塞都市は堅固で10年もの間膠着状態が続く。
ある時、ギリシア軍は巨大な木馬を残しついに撤退、しかしこの高さ幅10m級の木馬の中に40人の兵が隠れていた。トロイアは戦利品として木馬を城内に持ち込んだ、夜になると木馬から兵が出て内より城門を開けトロイア攻略、トロイア滅亡となる
⚫︎1 ローマのカルタゴ包囲戦
北アフリカ沿岸を拠点に最強の海軍を要する国家カルタゴに敵対するローマが地中海の覇権をめぐり100年抗争、決戦はカルタゴ本土に、BC149年8万のローマ兵が押し寄せる。
街を守りは全周40kmの城壁で高さ13m。マンハッタン島程の街に50万人が暮らし兵が2万人、戦闘用ゾウが300頭。街全体が軍需工場でも有る。そして3年戦うも侵攻され市街戦、7日で制圧され、大量虐殺、破壊された、火は17日間燃え続けた、生き残った5万人は奴隷に、街は廃墟と化した。
🎤 古代とはいえ、西洋史中心なのが残念。エジプト-メソポタミア-地中海-欧州。アジアが少なすぎ。
とはいえ、エジプトとローマは凄い。
◆◆#7・古代のミステリー ◆
古代の秘密を今に伝える遺物の順位
⚫︎10 サッカラ・バード/エジプト
一見木彫りの鳥、サッカラの最古のピラミッドから約100年前に2000年以上前のシカモア材の彫刻。鳥が滑空飛行機の様な形で主翼と水平尾翼と垂直尾翼付き鳥顏模型。
因みに9世紀スペインのコルドバで発明家フェルナスが自作の滑空機を使い建物から飛び降りに成功したのが人類最初だとか、
埋葬品は基本使う事が目的で作られるという事は。ブーメランが有るだけに、模型は実用のモノ、垂直尾翼付きの彫刻は、滑空機の模型と考えられ、現代科学で実験した処、空気力学的に問題なし滑空出来ると判明。
⚫︎9 デンデラの電球/エジプト
形は大型電球に酷似、ルクソール近郊のデンデラのハトホル神殿に不可解なレリーフで4500年前のモノ。ソケットからコードが伸び、フェイラメントも有り、支える柱は現代の鉄塔の様、古代エジプトにはガラスが有り、電球材料も有った。当時の墓は松明の煙の跡が少ないという事実から、これが古代の照明器具?
⚫︎8 黄金ジェット/南米
エネルギー源を搭載した現代的な航空機に見える形、コロンビアの熱帯雨林の古い墓から19世紀末出土。1000年以上前にキンバヤの人々が作ったモノ、三角翼の尾翼付に酷似、垂直尾翼は鳥や虫にない、宇宙人が教えたとか、1997年ドイツの航空学者が16倍の複製模型を作り飛ばしたら今の飛行機の様に飛んだ。
⚫︎7 アドビスにあるヒエログリフ/エジプト
冥界の王オシリスに捧げた神殿内部中央に残るBC13世紀の謎の象形文字、横から見る現代のヘリコプターの様な絵文字、その横に戦車の形の絵文字、その下に円盤の様な飛行機形絵文字が同じ所に。これらは死者を冥界に運ぶモノ?宇宙人のモノ?
⚫︎6 バクダットの電池/ペルシア
1930年代にイラクの博物館に収蔵された陶製の壺で2000年前のモノ、中には銅板を丸めた筒があり、その中心には鉄製の棒が通っていた、壺にぴったりな大きさで、中に賛成溶液の痕跡があり、鉄から銅に電流を流す電解液だった?古代のモノでなければ誰もが電池と思うモノ、同様のモノを作り電解液に酢を使った処、1Vの電気が発生、これを繋げるとメッキ加工ができる電気が発生、電気メッキ加工技術用?これがあれば宝飾品や硬貨に金銀のメッキ可能、古代人に電気の概念であると信じ難いので、失われた超古代文明の存在を示唆?
⚫︎5 レバノンのバールベック神殿の巨石
ローマ帝国最大級のジュピター神殿は高さ20m以上、紀元60年頃完成、敷地がフットボール場9つ分の広さ、その神殿基礎部分に高さ約3m長さ約20m重さ約800tの巨石が3個、人類史上最大の建材でぴったりと並んでいる。今の技術では100t程なら持ち上がるが。移動方法も不明で近くの採石場の丘の中腹から切り出されたらしく、1つが今もそこに残っている、当時最新鋭のクレーン=ポリスパストスは人力で6t持ち上げた、更に60倍のモノでコロッセオや丘の上の神殿等作ったが800tでは?
⚫︎4 ナスカの地上絵/ペルー
ペルー南部の砂漠に描かれた巨大な絵、ハチドリ、猿、蜘蛛、不思議な幾何学模様や図形群そして直線、最長300m、800本の直線に300個の幾何学模様に70以上の動植物の絵が500㎢に、10〜30cmの深さで地表に描かれた線、地表部分を取り下の地層をさらけだすだけだが風雨のない乾燥地帯で線は消えない。
幾つかはBC500年頃描く。地上からは見えず、上空からは鮮明に分かる、方法も不明、理由も不明、天文学と関連する説が有力、暦あるいは天体の動きか、スペースマンと呼ばれる宇宙人様な絵がある、宇宙人にアピール?、あるいは雨乞いの儀式用。
⚫︎3 コア・セブン
4500年前の円柱の石の破片で19世紀末に大ピラミッド近郊で英国考古学者ピートリーが発見。間隔が一定の不思議な溝が刻まれ、レコード盤の溝の様な一続きの線、これは石に穴を開ける際に捨てられた芯であって、その石は硬い花崗岩、当時のドリルは往復運動する弓錐、ダイヤモンドでない限り困難、未知の工具の存在が⁈
⚫︎2 兵馬俑
1970年代、井戸を掘ってた農夫が複数の立て杭を偶然発見。最大のものは奥行き200m、中には2000年前の陶製の人形が数千体、520体の馬、130台の戦車、楽師や曲芸師の人形まで、どれ一つ同じものは無い、実物大の彫像、それぞれに違う8000の彫刻が秦の始皇帝の陵墓内にあった。敷地は56万㎢、のべ72万人が37年がかりで築かれた陵墓で今も未発掘。盗掘防止の罠があるとも。周囲には水銀の池が張られ死後の世界の為に作られた。彼が死ぬと宮廷が丸ごと埋められ、何百人もの使用人、奴隷、側室、妻達、楽師や馬までが生き埋めに、兵は流石に無理で陶製の実物大で代用した。
⚫︎1 アルティキティラ島の機械
100年ほど前にギリシアの同島沖で沈没船と数多くの財宝が発見された。彫刻や工芸品の中に腐食した青銅の塊、一部が壊れ中から歯車と文字が現れた、当時歯車は無いはず。
1970年代にX線解析で複数の歯車の複雑な構造が明らかに、歯車が45個、本当はもっと有った。
2005〜2006年にX線3D撮影実施し内部の仕組み解明、
機械の表側は太陽系の動きを再現、地球の周りを月と太陽と知られていた惑星が回る、背面の上部のらせんが示すのは235ヶ月つまり月の約19年分の周期、その下の目盛り盤は日蝕と月蝕を予測できるようになっていて当時の天文学の実態を伝える。
古代ギリシアの宇宙観が凝縮、データ入力し特定の結果を算出する、知りたい太陽-月-星の位置を教えてくれる機械、暦を計算するコンピューターとも言える天体計算機械。
◆◆ #8 古代の偉大な建造物 ◆
スケールの大きさ基準で順位
⚫︎10 イースター島のモアイ像
長さ約20km幅10kmの島でチリ沿岸から3200km以上離れた絶海の孤島中に、高さ4m以上14t以上の巨像が800体以上点在、1000年以上前に島に来たポリネシア人達が作った。
火山岩を削り巨大な頭を持つ900体以上の像を築いた、祖先を表した像で一部は台座に載せた、頭だけに見える像も地中に胴体が有る、それらは祖先の魂の象徴、作る事は使命。
⚫︎9 ストーンヘンジ /英国
4500年前の青銅器時代に作られた頃ブリテン島では農耕が発展、建造開始はBC3000頃で建造に3000万時間、1500年以上にわたり築かれた。円形に並ぶ石は主に2種類、サルセン石と青石、最大で25tの石材、大型のサルセン石はソールズベリー平原から30kmを丸太の上を滑らせ運んだ。青石はプレセリ(ウェールズ)から船で移送(200km以上の遠方)。建造目的は不明、冬至と夏至の日没に合わせた配列。
⚫︎8 ロードス島の巨像
古代7不思議の一つ、古代ギリシアの都市ロードスの港の守護像、高さ30m100tは当時の彫像として1位。
⚫︎7 チチェン・イッツァのピラミッド/
当時のチチェンイッツアは数万人が暮らす街、1万以上有るピラミッドの中に高さ24mの神殿、羽を持つ蛇神ククルカンを祀り、春には蛇の影がピラミッドを下り秋は上る、階段数365段
⚫︎6 ペトラ遺跡の宝物殿 /ヨルダン
ヨルダン砂漠に絶壁で囲まれた1km程の細道、その先に何世紀も放置された岩に直接彫られた巨大建造物、高さ40m、中には複数の人骨が。1世紀に栄えたアラブのナバテア人が作る、彼らの砂漠のオアシス街ペトラは香辛料交易の中心部で裕福に、その利益で神殿等構築、貯水池も200余り見つかっている(総量4千万ℓ)それらで毎日1人7ℓ給水、遺跡発掘はまだ15%程
⚫︎5 コロシアム/ローマ
そこでは100万頭の動物、50万もの人が余興の名の下に殺された、
帝国中の円形闘技場で毎年数千の命が犠牲に、紀元72〜80に建造、高さ約45m長径約180mで帝国最大のもので8万人収容、観客席からどこも見渡せ、剣闘士-野獣は昇降機で場内に登場、1500万ℓの水が水道を使って流し込めた、気候対応の為の格納式屋根も備えた、
⚫︎4 カルナックの複合神殿/エジプト
1500年以上に渡り築かれた施設、ファラオ達は巨大な神殿や記念碑が築かれた、その中でもここは最大級1㎢の広さ、古代最大規模の宗教施設、アメン大神殿だけでも大聖堂が10は収まる、最大級の空間は5000㎡、134本の巨大円柱がそびえ、それぞれブロックを70t支える、8万人が従事。最も関係したのはBC13世紀ラムセス2世、
⚫︎3 アンコールワット/カンボジア
ギリシア.ローマ.エジプトの神殿より大きい
1980年 仏の博物学者ムオーが密林の中見出す、世界最大の宗教的な複合施設、12世紀頃クメール人の都に建てられたヒンドゥー教寺院
敷地2㎢、世界最大級の宗教施設、主要寺院では石材1000万個使用、建設に40年を要す、回廊のレリーフは800m続き浅浮彫では世界最長、石材の間は剃刀も通さない、寺院は都市の一部、都市には100万の人が生活、ニューヨーク市が800㎢、全盛時のアンコールは1000㎢、2つの貯水池はそれぞれ8kmに及ぶ、しかし森林伐採と土壌汚染が水の供給を阻み衰退、都市は放棄された、
⚫︎2 クフ王の大ピラミッド/エジプト
エジプトには118以上のピラミッドがあった、その最大のものがBC2600年頃建てられた、ファラオの埋葬施設で4000年間世界一の人工物、少なくとも4万人で10年はかかった、230万個の石灰岩2〜80tのを2.5分のペースで人だけで配置した計算に、
重さ600万t高さ145m、土台は限りなく水平、長さの差5cm未満、元々表面は光沢のある石灰岩と黄金で飾られていた。4つの底辺は90度で直角に交わる、その角度は0.2mm単位迄正確。
ピラミッドが王の墓なのか、王の魂をオリオン座に届ける儀式施設なのか不明。唯一、世界の七不思議で残った建造物。
⚫︎1 万里の長城
他のどれより時間、資材、人手を投じてた建造物、建造開始はBC7世紀から2000年以上かけ。
最初のものは5000km何十万人が20年かけ建造、建材は日干しレンガなど簡素なもの、
総距離は2万km以上、地球半周分、端から端迄歩けば18ヶ月はかかる、西端と東端は時差にして2時間、何世紀も色々な王朝が増築強化、幾本にもなる長城群構成、別物とされる長城も16ある、全てを合わせてゴビ砂漠から東に北京の北側の山を通り黄海に出る。高さは5〜12m、軍隊が通れる所もある、1000万人以上が建造中に死に、中には壁に埋められた遺体もあり世界最長の墓場の別名も、
◆◆#9⚫︎古代の都市 順位基準は人口規模 ◆
⚫︎10 テーベ/(現ルクソール)古代エジプトの首都、記念碑であふれる。
BC1500年、人口75000、当時の建造物も多数残る
BC2000年頃からナイルの恵みと交易で繁栄、93㎢の土地にファラオ30人の遺跡多数、力-富-栄光を象徴する記念碑多数、カルナック複合神殿が代表的で長さは1km以上、ルクソール神殿はスフィンクスの並ぶ参道3km、他にもメディネットハブ神殿、デールエルバハリ神殿等更に数キロ離れたところに63の王墓が有る王家の谷、
2000年の繁栄の後衰え始め都は移り王朝経済は停滞へ
⚫︎9 テオティワカン /アステカ(メキシコ)
BC1500 人口20万人、アステカの聖地で神々の生誕地の意味、
文字がなく歴史が不明、巨大な太陽のピラミッドは世界3位、底辺約230mで約2000年前に作られた、。2番目に大きい月のピラミッド、それらは生贄の血を神々に捧げる為に。石器(黒曜石)を使い金属器はなし、血や生贄を捧げる事が日常的に行われた。
⚫︎8 バビロン/イラク 伝説の都市
世界最古の都市の1つ、4000年前に全盛期を迎えた。
チグリス川ユーフラテス川の間、BC600で20万人
BC2300頃はアッカド王国の小都市、その後3〜400年でバビロニアの中心地に、史上初の20万人を超えた都市。ネブカドネザル王のもと都市は発展し巨大な城壁が90km築かれ、壁には宝石がちりばめられていたとか⁈、ベルリンのペルガモン博物館でそれが観れる。入り口のイシュタル門には煉瓦にあしらわれたラピズラズリが。中でも有名なのがバベルの塔として有名なジッグラト高さ90m程あったとされ建造に43年と1700万個の煉瓦を要した。他にも世界七不思議の一つバビロンの空中庭園、植物に覆われた人工の小山があった。街には優れた灌漑施設と水力工学が。アレキサンダーが征服するBC331まで2000年栄えた
⚫︎7 アテネ/ギリシア 民主制の歴史を創造した
BC4世紀人口25万人、民主主義が生まれた都市国家
ソクラテス-プラトン-アリストテレスら哲学者多数輩出、当時は貴族社会、BC5世紀頃に男子市民に投票権が。音楽,数学,演劇,哲学そして民主主義が発達。
全て大理石の唯一のパルテノン神殿、3万tもの石を16km先の山腹から切出し搬送、8,9年で建てられ奥行きは約70m約13400個の石材使用、円柱はそれぞれ200t、今は白いが当時はカラフルな塗装。建築費は保護する同盟国からの貢納金、3000万ドラクマ(約15億💲)。マケドニアに征服されるもローマに征服されたBC2世紀迄繁栄
⚫︎6 カルタゴ/チュニジア 地中海で名をはせた
広さはマンハッタンほど、BC9世紀、最盛時人口70万人、フェニキア人が築く都市国家、ローマ,ギリシア,に並ぶ第3勢力、港中心に交易で繁栄、さらに軍港は軍船220隻、6階建の共同住宅が街中に建ち台所トイレの水を汲み上げる設備付き。
ローマと地中海を挟んでポエニ戦争100年抗争でBc146年陥落。その後ローマの都市として新たに開発しローマ最大の都市となる。
⚫︎5 コンスタンチノープル(イスタンブール)/東ローマ 壮大な街
Bc324に制定、ローマより遷都、AD600人口75万人
ヨーロッパとーアジアの交易と防衛拠点として繁栄。
街には世界最大の競技場ヒッポドロームが築かれ、4頭立てのチャリオット(戦車)8台が競争。階段式席には10万人収容。
神の礼拝所ハギア-ソフィアは1000年以上、世界最大の聖堂、僅か5年で完成させる。
包囲戦に備え街には貯水槽が作られ最大のモノがバシリカシスタン面積9000m2以上。街の外壁は二重の壁で最大で高さ60m厚さ4m。前面には18mの外堀、400を超える塔や砦や門が城壁を強化。1000年以上に渡り17の包囲戦に耐える。最後は1453年トルコ軍の火薬による大砲に屈した、この射石砲は重さ18000kg移動に牛60頭兵400を要す。700kgの石の弾を1km飛ばす。
⚫︎4 バグダッド /イラク 歴史ある街
AD900人口90万人、AD760代に築かれた重要な人工都市-交易拠点
独特な環状の設計で円形都市の呼び名が、
街の発展はイスラム黄金時代と重なる。8〜13世紀、この地で文化-経済-学問が花開く。
知恵の館が科学技術発展を先導し数多くの書物が集まる、写本多数製作。
1258モンゴルがこの地を破壊し書籍写本等が破棄された、人類の古代よりの貴重な知識喪失。
⚫︎3 長安(西安) /唐 古代中国の首都
AD700人口100万人に4000の宮殿、中国の中央部に位置し数百年都がおかれた。未央宮は5㎢の史上最大の宮殿、絹の最古の交易路で商業の中心地として富を得る。9世紀頃には衰えるも今は西安となり人口800万人
⚫︎2 アレキサンドリア/エジプト 学問の聖地
BC200人口100万人 学問が最も盛んな街、
アレキサンダー大王が建設、BC331エジプト制服後ギリシャ文化を広める為、通りは碁盤目状に設計、100年程で古代有数の都市となる、
1/3が記念碑や宮殿で埋まり、30m幅の街路には灯りあり。
学者達が集まる、ファロスの大灯台もある。
当時の世界中の知識を集め全てを書物に記し街の世界最大の図書館に(55万巻もの書物が収蔵)、当時の天才が集った。(ビザンチウムのフィロン、クテシビオス、アルキメデス)、それらもローマに潰された、古代よりの知識喪失。
⚫︎1 ローマ/ローマ:イタリア 長らく世界一であり続けた街
AD2世紀、盛期人口約150万人、市民権を得られれば肌の色や言語に関係なくローマ人となる。いろんな地域から人々が移り住む。トラヤヌス帝市場は6層構造の建物の中に150の店舗が一続きで並び、さながら現代の百貨店、史上最大のコロシアムは現代競技場のモデル、獣狩りや公開処刑等、様々な催しが。大都市の維持の為、水源の確保と管理が充実していて市中への11の水道橋は総計500km、毎日11億ℓを市中に供給、さらに144の公衆トイレと1300の噴水と900の浴場に給水。現代並に建築技術が高く、1000年以上世界の中心であり続けた永遠の都。
◆◆⚫︎#10 古代の包囲戦 ◆
都市と要塞は古代社会の基盤であり、富と繁栄の都市は狙われやすい。それを攻撃するのが包囲戦、包囲し供給源を断ち飢えさせ降伏させる。その破壊規模を基に順位。
⚫︎10 ローマによるマサダ要塞包囲戦
イスラエルの山上にある要塞でAD72 ユダヤ人シカリ派がローマ支配に反抗、優れた要塞で台地の頂上に有り攻略しがたい地形、食料豊富で山中に貯水池もあった。山に続く唯一の道は急勾配で狭く1万の兵が1列になり狙われやすい、其処で数日で長さ8kmの壁を築き山を取り囲み孤立無援化し、一ヶ所標高の低い地点を見つけそこに長さ200m高さ70m勾配約35%の斜面路を築く、50万tもの土を移動させ2ヶ月で。それは頑丈に作られ2000年後の今も残る。
斜面路を使い城壁を壊す為の破城槌や投石器を搭載の高さ30mで装甲付き攻城塔を投入、数ヶ月に及ぶ抵抗は無に帰す。抵抗者は自決して果てていた。
⚫︎9 アレキサンダー大王のティルスの包囲戦
BC4世紀、ギリシャ征服後、BC332レバノン沿岸のフェニキア人の都市国家で陸地から800m離れた島を大王は攻略しようと海を渡る為の60m幅の土手道を築き始め、対抗の為、火船を造り対抗。大王は同盟国の艦隊で海から攻撃し、数ヶ月かけて攻略。陥落後、残ったティルスの人には地獄が訪れた。
⚫︎8 ローマのシラクサ包囲戦
BC3世紀 シチリアの都市国家シラクサ、60隻の艦隊で攻め入る
アルキメデスの数々の発明品で攻略に手こずるも結局陥落。
⚫︎7 ローマのエルサレム包囲戦
AD66 ローマ皇帝ネロが財宝搾取、これが反乱原因となる。
AD70にローマのティトゥス将軍が街の周りに壁を築き包囲、人々を閉じ込める作戦に出た、街を飢えさせ孤立させ陥落、破壊と虐殺。今は嘆きの壁が残るのみ。
⚫︎6 コンスタンチノープルの包囲戦
AD717 アラブ大軍21万軍船2500隻が海と陸と双方から攻めてきた。街の兵力は1/10だったが守り抜く。アラブで帰郷できたのは3万と5隻だけ、イスラムの西洋進出が数百年遅れキリスト教が栄える。
⚫︎5 ローマのアレシア包囲戦
BC52 カエサルはガリア制圧に、敵将ウエルキンゲトリクスはアレシア堅牢な山の砦に8万の兵を陣に敷き更に援軍もあり、ローマは1/4の兵で劣勢になるも、砦の周りに深さ6m長さ40kmの溝を作り、更に外に砦を築き、内に敵包囲のモノ、外に敵援軍対応の防御のモノを。ガリア人は戦わざるを得なくなる。
死者はガリア勢9万ローマ12000人、戦いはローマが勝ち、カエサルはこれを足掛かりにガリア全域制圧
⚫︎4 モンゴルのバグダッド包囲戦
1258年 支那とアジアの大半を征服したモンゴルはイスラム帝国首都を目指した。モンゴルの力侮り服従を拒んだバグダッドに20万の軍勢と最新の攻城兵器が襲い6日で堅固な城壁を突破、文献によると100万人が殺害され、大虐殺と大規模文化破壊で当時世界1の図書館の蔵書は捨てられ、川はインク色に染まった。
⚫︎3 西ゴートのローマ包囲戦
AD408 西ゴートのアラリック王が侵攻、ローマの城壁は高さ10m以上で街の周り20kmを固めていた、水道橋を破壊し水を断ち食料供給も遮断した、ローマは飢え皇帝ホノリウスは大金(1億💲相当)を払い包囲網をやめさせたが2年後アラリック再来襲し略奪の限りを尽くした、西ローマは衰退し没落、ヨーロッパは暗黒時代となる。
⚫︎2 ギリシャのトロイア包囲戦
史上最大のだまし討ちと言われたギリシャのトロイア攻略
長く神話だと思われた話が1870年代、遺跡発掘で実話とわかる。
ギリシアの王妃ヘレネがトロイアの王子パリスにさらわれたのでギリシア軍は大艦隊できたのは王妃救出に向かうも城塞都市は堅固で10年もの間膠着状態が続く。
ある時、ギリシア軍は巨大な木馬を残しついに撤退、しかしこの高さ幅10m級の木馬の中に40人の兵が隠れていた。トロイアは戦利品として木馬を城内に持ち込んだ、夜になると木馬から兵が出て内より城門を開けトロイア攻略、トロイア滅亡となる
⚫︎1 ローマのカルタゴ包囲戦
北アフリカ沿岸を拠点に最強の海軍を要する国家カルタゴに敵対するローマが地中海の覇権をめぐり100年抗争、決戦はカルタゴ本土に、BC149年8万のローマ兵が押し寄せる。
街を守りは全周40kmの城壁で高さ13m。マンハッタン島程の街に50万人が暮らし兵が2万人、戦闘用ゾウが300頭。街全体が軍需工場でも有る。そして3年戦うも侵攻され市街戦、7日で制圧され、大量虐殺、破壊された、火は17日間燃え続けた、生き残った5万人は奴隷に、街は廃墟と化した。
🎤 古代とはいえ、西洋史中心なのが残念。エジプト-メソポタミア-地中海-欧州。アジアが少なすぎ。
とはいえ、エジプトとローマは凄い。