閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

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小泉八雲名作選集 怪談・奇談

2015年04月27日 | 書評 小説
小泉八雲名作選集 怪談・奇談/小泉八雲著/平川祐弘編/講談社学術文庫/1990

昭和五十二年に出版された、小泉八雲作品集全三巻の中から、怪談・奇談の代表作四十二編を収録し、新進の研究者の新訳を扱った好著である。

1耳なし芳一、2おしどり、3お貞の話、4乳母桜、5策略、6鏡と鐘と、7食人鬼、8狢、9轆轤首、10葬られた秘密、11雪女、12青柳の話、13十六桜、14安藝之介の夢、15宿世の恋、16因果話、17天狗の話、18和解、19普賢菩薩の伝説、20死骸にまたがった男、21菊花の約、22破られた約束、23閻魔の庁で、24果心居士の話、25梅津忠兵衛、26夢応の鯉魚、27幽霊滝の伝説、28茶碗の中、29常識、30生霊、31お亀の話、32蝿の話、33忠五郎の話、34鏡の少女、35伊藤則資の話、36美は記憶なり、37美の悲哀、38薄明の認識、39破片、40振袖、41夜光るもの、42ゴシックの恐怖

小泉八雲が怪談奇談を書く際に依拠した日本語原話のうち、ヘルン文庫に保存されているものは、巻末の付録に原拠として収録されている。
また、解説には、日本語原話の出典等が書いてあり、学術的にも満足できる本である。

アマゾンの書評サイトでは、研究者たちの秀逸な書評が多い。参考となるだろう。

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