P・Gハマトンの知的生活/Philip Gilbert Hamerton/渡部昇一、下谷和幸訳/三笠書房/1996
英国人ハマトンによるこの分野の古典的名著である。日本人による類似の著作は数多く出版されており、それらはこの本に触発されて書かれているといっても過言ではない。
ハマトンは読書、思索、絵画を愛し、人里離れた環境で、この本を執筆した。その割には、本書はビジネスマン向けに役立つ内容となっており、ハマトンのビジネス経験が少ないことを知れば、ハマトンの鋭い洞察力に今さらながら驚かざるを得ない。
この本は手紙形式で書かれているため、読みにくいと考える向きもあろうと思うが、読めば読むほどに味わいのある訳文となっており、訳者が若い頃から愛読書として接してきたとがうかがえる。
また、この手の本はどちらかというと男性向けの内容となることが多いが、人生観のみならずビジネス上のことや社会生活、家庭生活についても書かれており、女性に不向きとは必ずしも言えない。
人生の節目節目でこの本に触れ、自分の成長とこの本に書かれている内容を読む度に実感することが、この本の読書法であろう。
つなみに、筆者もこの著者に倣って、隠遁生活を試みる一人でもある。
英国人ハマトンによるこの分野の古典的名著である。日本人による類似の著作は数多く出版されており、それらはこの本に触発されて書かれているといっても過言ではない。
ハマトンは読書、思索、絵画を愛し、人里離れた環境で、この本を執筆した。その割には、本書はビジネスマン向けに役立つ内容となっており、ハマトンのビジネス経験が少ないことを知れば、ハマトンの鋭い洞察力に今さらながら驚かざるを得ない。
この本は手紙形式で書かれているため、読みにくいと考える向きもあろうと思うが、読めば読むほどに味わいのある訳文となっており、訳者が若い頃から愛読書として接してきたとがうかがえる。
また、この手の本はどちらかというと男性向けの内容となることが多いが、人生観のみならずビジネス上のことや社会生活、家庭生活についても書かれており、女性に不向きとは必ずしも言えない。
人生の節目節目でこの本に触れ、自分の成長とこの本に書かれている内容を読む度に実感することが、この本の読書法であろう。
つなみに、筆者もこの著者に倣って、隠遁生活を試みる一人でもある。
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