ムネオの厠

後期高齢者の平凡なブログですが、何か…?

§92 仲居頭・・!😅

2005-07-02 04:35:41 | 旅行記

今回は国内の出張の話をしてみましょうか・・。

まだ30代の中頃の話ですが、熊本の玉名温泉の近くに某食品工場の設計を担当しておりました。

月に2回ぐらいのペースで熊本に出張して、いつも宿泊していた温泉旅館の仲居さんのお話なのでございます。

我々(上司と私)が出張いたしますと、いつもお施主さんが利用している旅館を手配してくれまして、宿泊費も飲み食いの費用も全部お施主さんが負担してくれるサラリーマンにとっては最高の出張パターンなのでございます。w

旅費と宿泊費は会社から貰えるわけですから、お小遣いが残ると言うか増えちゃうのでございます。(笑)

この旅館はさほど大きくはありませんが、それなりに格式の高い老舗旅館なのでございます。

我々は仕事が終ると、温泉に入って豪華な食事を飲みながら楽しむのでございますが、必ず我々の部屋に来て、最初から最後までお酌をしながら相手をしてくれる仲居頭がおりました。

歳は30代後半で、私よりも2、3歳年上だったと思います。       

まぁ、器量は並なのですが、とにかく話が上手で、何でも出来る、まさにスーパーウーマンなのでございます。                        

我々はこの旅館に泊まって、その仲居さんのお話を聞くのが何よりも楽しみになっていたのでござます。

旅館の玄関前に客用の歓迎看板の筆書きを担当し、ソロバンも段位を持っていて、趣味でゴルフをやっているそうで、ハンディはもちろんシングルなのだそうです。  

樋口久子プロに1レッスン10万円で受けたこともあるそうです。

車もクラウンに乗っておりまして、別れたご主人は日○造船の設計技師だそうでございます。

ある晩、いつものように部屋で豪勢な夕食を摂りまして10時頃、食事が終りますと、その仲居頭から、

偶には街に出て飲みに行きましょうよ!

とお誘いが掛かったのでございます。

その日は営業担当と設計事務所の大先生もいたので、総勢4人でございました。  

仲居頭は私服に着替え、我々を連れて街のスナックへ出掛けたのでございます。(歩いて5分も掛かりません)

店では1時ぐらいまで飲んで歌って踊ってと大騒ぎしたのですが、その店の支払いも仲居頭が払ってくれたのでございます。

カラオケの歌もプロ級で、素晴らしく上手でございました。

旅館に戻りまして、私は大分酔っ払っていたのですが、仲居頭からお店でチークダンスをしていた時に、耳打ちされていたのでございます。w

後で、私の部屋で二人で飲みましょうよ。ウフフ・・♪

同行した皆はもうガーガーとイビキをかいて寝ています。

私はさっきの約束は本当なのかな?

って半信半疑でございましたが、寝ないで待っていたのでございます。^^;)

すると扉をトントンと叩く音がしましたので、廊下に出て見ますと、仲居頭がウイスキーの瓶を持って、

いらっしゃいよ・・。ウフフ

と手招きするのでございます。w

私はもうスケベ心全開でございまして、フラフラとついて行ったのは言うまでもございません。(笑)

仲居頭の部屋でウィスキーを飲みまして…⁉︎^^;)v

 <以下自粛>

朝になりまして、私はもちろん自分の部屋で起きて、帰り支度をしながら財布の中身を確認したのですが、確か6万円ほど持っていたはずなのですが、5万円しかありません。

「おかしいなぁ、オレどこで使ったのかなぁ~?」って考えてみたんですが、どうしても思い出せませんでした。

それから1ヶ月ほど経って、また熊本へ出張したのでございます。

宿泊先はいつもの旅館だったのですが、いつものように宴会になってもあの仲居頭が来ません・・。

代わりに女将が部屋に来て色々とお話したのですが、仲居頭の事を聞いてみると・・・。

彼女は今までの話が全てウソだったことがお客にばれて、それを問い詰められたらしいのですが、とうとうにっちもさっちも行かなくなり、頭の回線が切れてしまったらしく、玄関の前の道端に寝転がりまして足をバタバタさせて大暴れした後、病院へ強制入院させられたそうなのでございます。

(`Д´)マヂデスカ!?                             

書道の腕前もゴルフの話も、クラウンの話も旦那の話も何もかもぜ~んぶウソだったのでございます。w

とにかく何でも良く知っていたし、頭は決して悪くはないんでしょうが、やっぱり一種の虚言癖の病気なんでしょうねぇ・・。

我々は本気で信用していたのでございます。

女将が言うには、たまにお客さんのお財布から少しづつ抜き取ったりもしていたようでございます。

あの晩、結局、仲居頭にご馳走になったんじゃなくて、私が半分は奢ったようなものだったようでございます。(笑)

金を抜かれたのは私だけじゃないかもしれませんが・・。w

ただ、一つだけ本当の話をしたようでございまして、玄関先で足をバタつかせながら大声で何度も叫んでいたそうです・・。

私は本当にムネオ先生と寝たんだから~っ!」と・・。(汗)

「エッ!それは本当なのかい?」

と上司や女将の目が・・、

私は「ま、まさか、そんなワケないっすよ~!」・・・・。(滝汗)

コメント
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