I本先輩が、実は今年の5月6日に亡くなっていた事が判りました・・。
N村さんが、直接I本さんの娘さんから確認したそうです・・。
私がI本さんから電話を貰ったのは、多分、4月か5月初めだったような気がしますので、その後直ぐ亡くなったようです・・。
着信履歴は直ぐ消去してしまうので、わかりませんでした・・。
それにしても、半年以上も誰も知らなかったなんて・・!
I本さんと私の関係は、私が16歳の高校1年生、I本さんが19歳の大学1年生の時に初めて会ったのでございます・・。
それは大学の体育会の某クラブの夏の合宿中のことです・・。
私は特別に兄と2人で高校生でありながら、その大学のクラブの夏合宿に参加させてもらった時のことです・・。
I本さんは夏合宿が終わると、実家に迷惑を掛けまいとアルバイトが忙しくなったようで、9月に入るとクラブを急に退部してしまい、その夏合宿以降は会っていませんでした・・。
それから7年後、私は某建設会社に就職し、配属された先で偶然再会したってワケでございます・・。
I本さんは、実に不思議な魅力のある人でした・・。
特に何が出来るってワケではないのですが、女性にももてた人ですが、女性よりも男性に慕われるタイプでした・・。
サラリーマンとしては、決して評価されるタイプではないのですが、下請け業者やお施主さんからは高く評価されていました・・。
人間味のある面倒見の良い人だったからです・・。
私は若い時からI本さんにいつもくっ付いて歩いていました・・。
飲みに行く時も、旅行に行く時も、いつもI本さんと一緒でした・・。
I本さんとの思い出の中で一番印象深いと言うか、強烈な思い出はやっぱり台湾での仕事と夜遊びでしょう・・。
お互いに会社を辞めてからは、年に1度か2度ぐらいのお付き合いでしたが、偶に電話を貰うと、どんなに忙しくても出掛けて行って、飲みに付き合ったものです・・。
それが2、3年ぐらい前から、びっくりするほど老け込んでしまい、一緒に酒を飲むと、歩けなくなるほど酔うのです・・。
そんな飲み方していたら、体に悪いって言ってたんですが・・。
それにしても悲しいですよね・・。
10年以上前に、社内結婚した奥さんとは離婚してしまい、多分、独り寂しく逝ってしまったんだろうと思うと、涙が出そうです・・。
I本さんを慕っていた人や、お世話になった人たちに声を掛けて、「I本さんを偲ぶ会」でも開いてあげようと考えています・・。
もう一度、酒を飲みながら、台湾の思い出を話したかった・・。
お墓が分れば、いつか線香を上げに行きたい・・。
本当にご冥福をお祈りいたします・・。