今夜も恒例の“24時間テレビ”をやっています・・。
そして昨年からやっている間寛平の陸上10種競技への挑戦・・!
間寛平氏は昨年、マスターズ(55歳~59歳)の日本記録を2種目も塗り替えたと称えられました・・?
日本記録を更新した種目は、砲丸投げと1500m競走・・。
実は昨年テレビを観ていて、マスターズと言えども、あまりにも記録が低いのに驚いたんですが、やっとカラクリがわかりました・・。
間寛平さんが更新した記録とは、マスターズの日本記録じゃなくて、10種競技の日本記録保持者(マスターズ)の記録を2種目だけ更新しただけだったのでございます・・。
だから、間寛平さんはそれなりに頑張ったワケですが、マスターズの日本記録を破ったワケじゃありません・・。
日テレの放送の仕方は、明らかに間寛平さんがマスターズ記録を塗り替えたような放送をしていますが、一種の詐欺だね・・。w
流石に今年は、各種目別のマスターズ記録を表示していたけれど、昨年はテレビ局に大分クレームがあったのでしょうね・・?
(と思っていたら、やっぱり同種目の記録では無かった・・。)
もし、7m40が日本記録なら、ワタクシでも間違いなく寝起きのままでも越して見せます・・。w
ワタクシは中学時代に砲丸投げを部活でやっていた時期がありまして、投球フォームも間寛平さんより遥かに上手っす・・。w
手投げじゃなくて、体全体で投げるもんネ・・。w
当時の中学生は4Kg(現在は5Kg)でしたが、中二の時、12m越えを何度も投げていますから、この歳になっても7.2Kgでも多分10mは軽いと思っていますが、何か問題でも・・?w
要するに、55歳~59歳までのマスターズ記録は下記の通り・・。
砲丸投げ:13.37m → 間寛平氏:7.62m
1500競走:4分24秒90 → 間寛平氏:5分45秒83
もちろん、間寛平さんは立派な記録ですが、日テレの紛らわしい放送の仕方は、如何にもテレビ局らしい胡散臭さがプンプン・・!
折角の記録への挑戦ですから、正確に伝えて欲しいよな・・。
今年は間寛平さんも、かなり練習を積んで来たようだから、昨年よりも好記録が期待出来ますが、マスターズの日本記録を更新するのは、ちょっと無理かな・・?w
でも、彼とは同い年だから、応援はしているけどネ・・。w
森さんという方のブログ(備忘録)に詳しく解説してあったので、参考にコピーさせてもらうと次の通り・・。
そして砲丸投げ。マスターズ55~59歳の、十種競技の日本記録が打ち立てられたとき、記録保持者(本多さんという)の記録は7メートル40だったが、これを上回る記録、7メートル62という数字を出した(このときはたまたまテレビを見ていた)。すごいなー間さんは。と思っていたらいきなりテレビが、日本新記録!!! と騒ぎ出したのである。これは十種競技なのだからまだ総合点数は出ていない。つまりマスターズ55~59歳の「砲丸投げ」単独の記録を塗り替えたということか! と僕も驚いた。と同時に、7メートル台で日本記録? という疑問も生じたが、砲丸投げのことは無知なので、とりあえず間さんすごいなーと思ってテレビの前を離れた。
で、ここからはまたテレビで見ていないので公式ページの記述を見ると、走り高跳びが1m20cm、400mが1分14秒33。やっぱり57歳にしてはかなりいい記録である。その後、ハードル、円盤、棒高、槍投げとこなし、最後は1500メートル走である(ここはテレビで見ていた)。これまでの感じから推察するに、十種競技での日本記録は到底無理そうだが、間さんは長距離走が得意である。公式ページの記録によれば、アナウンサーもこのように述べている。
「最後の1500メートルスタートを切りました。最初の種目100メートルでは転倒。体中傷だらけになりながらも砲丸投げでは見事に日本新記録を達成しました。順調なスタートです。男のロマンを求めて最終1500メートル、日本記録を狙います!」
ところが、その後なぜか米米クラブの歌が入り、再び競技場が映ったとき、アナウンサーはこう述べているのである。
「さあまもなく残り100メートルになります。日本記録5分46秒64、その記録に届くでしょうか!?」
びっくりした。日本記録がそんなに遅いわけない。長距離走は比較的加齢による記録の低下が小さい。そのへんの市民マラソン大会に行けば、55歳以上で1500を5分46秒なんて、いくらでもいる。これはもしかして、マスターズ日本新のときの、本多さんの記録に勝つことを目標としているということなのか? 十種競技はあくまで十種で競うものであり、個別に勝った負けたというのは不毛だと思うが……と些か呆れ、じゃあ砲丸の日本記録というのも、単に本多さんに勝ったというだけなのか、そんなもんたまたま本多さんが砲丸を苦手としていただけかもしれないじゃないか、それに個別に勝てばいいというならアニマル浜口が投げたって勝つだろう、十種競技というところに上手く着目し、いかにも間さんすごいなー、と視聴者に思わせようというのか、ちょっとずるくないか、と思った。しかしアナウンサーや徳光さんはこう続けたのである(暗記しているのではなく、公式ページに記録が残っている)。
「さあまもなく残り30メートル!歯を食いしばった! どうだ!?・・・5分45秒83! マスターズ日本記録更新!!」
「有終の美!日本新記録!一番苦しい競技が1500メートルです」
57歳にしては立派な記録だと思うが、別にマスターズ日本新記録は更新していない。しかし、公式ページに画像が残っているが、24時間テレビでは堂々と大きく、「日本新記録達成」のテロップを画面に映し出した。最後にアナウンサーはこう述べている。
「総合得点では日本記録には及ばなかったんですが、砲丸投げと1500メートルで日本記録のペースを超えました。2つで新記録です。すばらしい!」
「総合得点では~超えました。」までは正しい。しかし、どう解釈すればこれが「新記録」になるのか。55歳以上の十種競技の選手でも1500で4分台を出す人、砲丸で10メートル投げる人はたぶんたくさんいる。誇大広告やないか。マスターズの記録を見てみると、砲丸投げ単独での日本記録は13.37メートル(しかしその記録を出した山田さんは、60歳になってカテゴリーがひとつ上にあがってから自己記録を更新、13.80メートルを出している)。1500メートル走単独での日本記録は4分24秒90である。間さんは日本記録に1分20秒以上遅れをとっており、もう別世界である。
さらに、日本テレビが「日本記録」の水準として個別に扱っていた、十種競技55~59歳日本記録保持者の本多さんの記録であるが、間さんに抜かれた砲丸投げは7.40メートル。しかし同じ十種競技の、本多さんよりふたつ上のカテゴリー、65~69歳の日本記録の田島さんは、10.24メートルを投げている。もちろん間さんよりもだいぶ飛ばしている。もうひとつ上のカテゴリー、70~74歳の日本記録の中川さんでさえ、9.06メートルと、本多さんの記録も間さんの「新記録」も大きく上回っている。つまり本多さんはたまたまこの記録を出したとき砲丸投げで失敗したか、元々砲丸投げを不得手にしているのである。砲丸を専門にしている人にはもちろん、十種競技の選手である70歳の中川さんにさえ大きく負けた57歳の間さんの記録が、どう解釈すれば「新記録」になるのか。別に新記録なんか出なくたっていい。間さんが一生懸命、苛酷な十種競技にチャレンジしている、それだけで十分なのにどうして無理矢理「日本新記録達成」とやってしまうのか。とむかついたけれどむかついたところでどうしようもないのである。