感情移入
「明敏な者は自分の歩みを考慮する」。
聖書(箴言14:15)
明敏であるとは、良識や健全な判断力があるという意味です。
聖書、フィリピ(ピリピ) 4章5節は、わたしたちが「道理をわきまえている」者として知られるように、と勧めています。
道理をわきまえている人は、自分が話をしている相手の背景、境遇,感じ方などを考慮に入れます。
ふさわしい場合には、快く譲歩します。
感情移入とは、他の人の立場や気持ち、また動機を感じ取り、理解することです。
自分を相手の立場に置く能力とも言われています。
ですから、感情移入をするには、まずほかの人の状況をよく理解し、次いでその状況ゆえ
にその人の内に生じる感情を分かち合うことが必要です。
そうです、感情移入には他の人の痛みを自分の心で感じることが関係しています。
「他の人たちのことを、自分自身に対すると同じような気持ちで考えなさい」。
聖書(ローマ 12:15,16)
相手の立場に自分を置くことをしないなら、隣人を自分自身のように愛するのは実質的に不可能