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聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

ガブリエル~聖書

2018年02月27日 | 日記

 

Gabriel・ガブリエル:[神の強健な者]


ミカエル以外の聖なるみ使いたちのうち、聖書中に名前が出ている唯一のみ使い。
肉体を備えて現われたみ使いたちのうち、自分の名を告げたのはこのみ使いだけです。

ガブリエルはダニエルに二度現われました。
最初は、「ベルシャザルの王政の第三年」にウライ川の近くで現われ、雄やぎと雄羊に関するダニエルの見た幻について説明しました。

『わたしダニエルは先にも幻を見たが、その後ベルシャツァル王(ベルシャザル王)の治世第三年に、また幻を見た。わたしダニエルは、この幻を見ながら、意味を知りたいと願っていた。
その時、見よ、わたしに向かって勇士のような姿が現れた。
すると、ウライ川から人の声がしてこう言った。「ガブリエル、幻をこの人に説明せよ」。彼がわたしの立っている所に近づいて来たので、わたしは恐れてひれ伏した。彼はわたしに言った。「人の子よ、この幻は終わりの時に関するものだということを悟りなさい」。彼がこう話している間に、わたしは気を失って地に倒れたが、彼はわたしを捕らえて立ち上がらせ、こう言った。「見よ、この怒りの時の終わりに何が起こるかをお前に示そう。定められた時には終わりがある。お前の見た二本の角のある雄羊はメディアとペルシアの王である。また、あの毛深い雄山羊はギリシアの王である。その額の大きな角は第一の王だ。その角が折れて代わりに四本の角が生えたが、それはこの国から、それほどの力を持たない四つの国が立つということである。四つの国の終わりに、その罪悪の極みとして、高慢で狡猾な一人の王が起こる。自力によらずに強大になり、驚くべき破壊を行い、ほしいままにふるまい、力ある者、聖なる民を滅ぼす。才知にたけ、その手にかかればどんな悪だくみも成功し、驕り高ぶり、平然として多くの人を滅ぼす。ついに最も大いなる君に敵対し、人の手によらずに滅ぼされる。
この夜と朝の幻について、わたしの言うことは真実だ。しかし、お前は見たことを秘密にしておきなさい。まだその日は遠い」』。
聖書(ダニエル8:1,15~26)





二度目は、メディア人『ダリウスの第一年』に現われ、「七十週」に関する預言を伝えました。

『メディア人の胤アハシュエロスの子ダリウス(ダリヨス)、すなわちカルデア人の王国の王とされた者の第一年。私がまだ語り、祈り、自分の罪と自分の民イスラエルの罪を告白し、私の神の聖なる山のために、私の神、主の前に伏して願いをささげていたとき、すなわち、私がまだ祈って語っているとき、私が初めに幻の中で見たあの人、ガブリエルが、夕方のささげ物をささげるころ、すばやく飛んで来て、私に近づき、私に告げて言った。「ダニエルよ。私は今、あなたに悟りを授けるために出て来た。あなたが願いの祈りを始めたとき、一つのみことばが述べられたので、私はそれを伝えに来た。あなたは、神に愛されている人だからだ。そのみことばを聞き分け、幻を悟れ。あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の来るまでが七週。また六十二週の間、その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される。その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ、彼には何も残らない。やがて来たるべき君主の民が町と聖所を破壊する。その終わりには洪水が起こり、その終わりまで戦いが続いて、荒廃が定められている。彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現われる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる」』。
(ダニエル9:1,20~27)




ガブリエルは祭司ゼカリヤ(ザカリヤ)に、ゼカリヤとその年老いた妻エリサベツに男の子ヨハネ(バプテスマを施す人)が生まれる、という良い知らせを伝えました。

『すると、主の御使いが香壇の右に立ち、ザカリヤ(ゼカリヤ)に現れた。ザカリヤは彼を見て不安になり、恐怖に襲われた。そこで、御使いは彼に言った、「ザカリヤ(ゼカリヤ)よ、恐れてはならない。あなたの願いが聞かれたからである。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産むであろう、彼の名をヨハネと呼びなさい。それで、あなたは喜び歓喜し、多くの人も彼の誕生を喜ぶであろう。彼は主(神)の御前で大いなる者となる。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まない。また母の胎内にいる時から、すでに聖霊で満たされており、イスラエルの多くの子たちを、彼らの神である主に立ち返らせる。彼はエリヤの霊と力をもって主に先立ち行き、父の心を子供に向けさせ、不従順な者を義人の思慮に立ち返らせ、準備されていた民を主(神)のために備える」。ザカリヤ(ゼカリヤ)は御使いに言った、「何によって、わたしはそのことを知るようになるのでしょうか。 わたしは老人ですし、わたしの妻は年老いています」。御使いは彼に答えて言った、「わたしは神の御前に立つガブリエルである。わたしはあなたに語りかけ、良きおとずれであるこれらの事柄をあなたに伝えるために、遣わされたのである。見よ、あなたは口が利けなくなり、これらの事が起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば成就するわたしの言を、あなたが信じなかったからである」』。
(ルカ書1:11~20)



ガブリエルは、ヨセフと婚約していた処女マリアに、「こんにちは、大いに恵まれた者よ。神(ヤハウェ、エホバ)はあなたと共におられます」とふれ告げたあと、マリアが男の子イエスを産むことになると述べ、その者は「至高者の子と呼ばれるでしょう。神はその父ダビデの座を彼に与え、……そして、彼の王国に終わりはありません」と告げました。
(ルカ1:26~38)

聖書の記録から分かるのは、ガブリエルが天の法廷と密接な関係を持つ高位のみ使いである被造物、「神のすぐみ前に立つ者」であり、この地上にいる神の僕たちに特別の音信を伝えるために
神から「遣わされた」者で(ルカ1:9,27)幻の中に現われた、あるいは肉体を備えて現われたその姿が、その名の意味にたがわず、「強健な男子のよう」だったということです。
(ダニエル8:15)