【安全な将来は確実】
世界の幾百万もの人々は聖書について学び,地上が将来安全な場所になると信じるようになりました。
こんな例があります。
アンドレはある日,正義の行き渡る新しい世が訪れるという聖書の約束について,近所の人に話していました。
「主(神)は国々の争いを裁き,多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし,槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず,もはや戦うことを学ばない」。
(イザヤ 2:4 )
「狼は子羊とともに宿り,ひょうは子やぎとともに伏し,子牛,若獅子,肥えた家畜が共にいて,小さい子どもがこれを追っていく。
雌牛と熊とは共に草を食べ,その子らは共に伏し,獅子も牛のようにわらを食う。乳飲み子はコブラの穴の上で戯れ,乳離れした子はまむしの子に手を伸べる。
わたしの聖なる山のどこにおいても,これらは害を加えず,そこなわない。主(神)を知ることが,海をおおう水のように,地を満たすからである」。
(イザヤ11:6~9)
「しかし,神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」。
(ペテロ第二 3:13)
すると突然,自動小銃を持った兵士たちがその家を囲み,取り調べのため外に出るようアンドレに命じました。
兵士たちは,アンドレが聖書について教えており,家の人も喜んで話を聞いていたことを知ると,その場を去りました。
アンドレは家の人に,ノアの時代のように,神が人間の物事に介入するということを説明し終えたところでした。
その時代に,『地は暴虐で満ちるようになって』いました。
(創世記 6:11)
神は全地球的な大洪水によって当時の世を一掃し,平和を愛するノアとその家族を生き長らえさせました。
イエスも,「人の子の臨在はちょうどノアの日のようだからです」と語っています。
(マタイ 24:37~24:39)
「人の子」であるイエスは,神の王国と呼ばれる,天の政府の支配者として神に選ばれた方です。
その方は間もなく,天にある神の軍勢を率いて,地上から暴力を一掃します。
『しかしイエスは彼らにこう言われた。「わたしはほかの都市にも神の王国の良いたよりを宣明しなければなりません。わたしはそのために遣わされたからです」』。
(ルカ 4:43)
天の王であるイエスは「すべての人を公平に扱い」,その支配のもとでは「平和があり」ます。
イエスはまた,臣民を「暴力による残酷な死から」保護します。
「彼の世に義は栄え,平和は月のなくなるまで豊かであるように」。
(詩編 72:7)
「彼は虐げと暴虐から彼らの魂を請け戻し,彼らの血はその目に貴重なものとなります」。
(詩編 72:14)
その後,正義を愛し,この天の王の臣民になる人は皆,地上が平和な楽園に変わってゆくのを目にするでしょう。
「イエスよ,あなたの御国においでになるときには,わたしを思い出してください」と言った。
するとイエスは,「はっきり言っておくが,あなたは今日わたしと一緒に楽園・パラダイスにいる」と言われた。
(ルカ 23:42,43)
聖書の約束のとおり,「平和と公正がすべての山と丘に行き渡り」ます。
「神よ,王にあなたの司法上の定めを,王の子にあなたの義を与えてください。
彼があなたの民の言い分を義をもって,あなたの苦しむ者たちの言い分を司法上の定めをもって弁護しますように。
山々が民に平和を携えて来るように。また,もろもろの丘も,義によって」。
(詩編 72:1~3)
そのような王が治める世界で生活したいと思われませんか。
実のところ,それはテロのない世界なのです。