私は,エホバの証人ではありませんが,時々,
エホバの証人より配布いただいてる,「目ざめよ」誌・「ものみの塔」誌
パンフレット等より引用の記事もあります。
(どこの宗教,宗派にも属していません)
*いろんな宗教にも交わりました
(立正佼成会,創価学会,キリスト教のカトリック,プロテスタント等)
その中で,聖書に忠実に教えてるのは,エホバの証人と思います。
「目ざめよ」誌 1999-05/22
「わたしは7歳です」
こんにちは,わたしはアメリアです。カリブの島に住んでいます。
わたしは7歳です。
お父さんとお母さんは貧乏だったので,わたしは町に住んでいるお金持ちの家に行かされました。
今日もいつもと同じように朝5時に起きて,近くの井戸まで水をくみに行きました。
重い水差しを頭に載せて上手に歩くのはとても難しかったけど,がんばりました。
そうしないと,すごくたたかれるからです。
それから朝ご飯の支度をして,おうちの人にお給仕しました。
朝ご飯の支度がちょっと遅れたので,だんな様に革のむちでたたかれました。
そのあと,5歳の坊ちゃんを学校まで送って,それからおうちの昼ご飯の支度を手伝って,お給仕しました。
ご飯とご飯の間に,食べ物を買いに市場に行ったり,お使いをしたり,炭火の番をしたり,
お庭の掃除をしたり,洗濯とかお皿洗いとか台所の片づけとかをしました。
奥様の足も洗いました。今日は,奥様は何だかご機嫌が悪くて,怒ってわたしをたたきました。
明日は,奥様の気分が良くなっているといいなと思います。
食べ残しのご飯をもらえました。昨日食べたコーンミールよりはよかったです。
わたしの服はぼろぼろで,靴もありません。
わたしは,みんなのために運んできた水で一度も水浴びさせてもらったことがありません。
昨日の晩は外で寝ました。家の中の床で寝させてもらえることもあります。
これを自分で書けたら本当にいいのにと思います。学校には行かせてもらえません。
さようなら。アメリア。
アメリアというのは実名ではありませんが,この子の哀れな状況は現実のものです。
アメリアは,労働を強いられ,たいてい最悪の条件下で働いている数知れぬ子どもたちの一人にすぎません。
児童労働は現代の主要な難題の一つです。容易には解決できない複雑な問題です。
児童労働は,規模が大きく,社会をむしばみ,破壊的な結果をもたらすもので,
子どもに対する虐待であるとともに人間の尊厳を踏みにじるものです。
児童労働はどれほど広範囲に及んでいますか。問題の根本原因は何でしょうか。
児童労働にはどんな形態のものがありますか。
人間家族の最も弱く傷つきやすい部分である子どもたちが,みじめな生活を送ったり搾取されたりしなくなる時代が,いつか訪れるでしょうか。
*この女の子の事例は,「世界子供白書 1997」(英語)に報告されています。