伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

羽生選手、NHK杯欠場

2021年11月04日 | 羽生結弦

晩ご飯を食べる時、テレビでNHKを見ていて、
明日の天気を知るためにdボタンを押した。


すると全国のニュースの欄に

「フィギュア羽生結弦がNHK杯欠場」と…

右足関節靱帯の損傷で欠場と書いてあった…。
どきりとした。

 

「たった一度の転倒で とても悔しい」と…

 

スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/11/04/kiji/20211104s00079000405000c.html
羽生結弦がNHK杯欠場、右足関節靱帯損傷「たった一度の転倒で」


NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211104/k10013334791000.html
フィギュア 羽生結弦がNHK杯欠場 右足関節じん帯の損傷

羽生選手は
「NHK杯にむけて全力で取り組んできましたが、
たった一度の転倒で、怪我をしてしまい、とても悔しく思っています。

ここまで、最善の方法を探し、考えながら練習してこられたと思っています。

今回の怪我からも、また何かを得られるよう、考えて、
できることに全力で取り組みます。

今は少しでも早く、氷上に立つことを目指し、
痛みをコントロールしながら氷上でのリハビリをし、
競技レベルに戻るまでの期間をなるべく短くできるように、
努力していきます。

どんな状況でも、応援してくださり、
いつも暖かい気持ちになっています。

本当にありがとうございます。

皆さまの応援の力をいただきながら、さらに進化できるように、
頑張ります」

とのコメントを発表しました。

 


NHK杯で4Aを入れるため一生懸命頑張っていた羽生選手…
少し頑張りすぎたんだね…

 

4回転アクセルがスケート人生最後の夢と、
しっかりNHK杯で決めたいと言って、
頑張っていたはず、、


そうか…たった一度転倒しただけで…

 

はじめ、一報を目にした時はどんなに悔しいだろうか、
羽生選手の心情を思うと気の毒で…
気の毒でたまらなかった。


けれども羽生選手の詳しいコメントを知って、
いつも前向きの羽生選手らしいと思った。

 

自分は冷静に羽生選手のことを考えていると思っていた。

けれど一報を聞いた時、
こんなガタガタな体を引きずっているおばさんが、
それでも毎日の生活を何とか生きているのは
羽生選手のことを支えにしているからだと改めて感じた。
支えというか、羽生選手は生活の中での「光」だったのだ・・・


羽生選手が頑張っているからその姿を見るのが喜びだったのだ。
それが生活を頑張れる元になっていたのだ。。

 

羽生選手が気の毒で…けれど
いつも彼は何事にも絶対あきらめない選手だとも知っている。…

 

 

「今回の怪我からも、また何かを得られるよう」

「競技レベルに戻るまでの期間をなるべく短くできるように」

 

やっぱりこのコメントを読んで
いつも前向きな羽生選手らしく、
もう前を向いているんだ、と・・・涙

必死に前を向こうと言い聞かせているのかもしれないけれど・・

 


今はよいお医者さんを見つけて
怪我を治すことに専念してください。
そして一日も早く復帰できるように祈ってる。


また元気な姿を見られますように─
いつまでも待っていますから








https://www.phiten.com/hanyu-project/
より







美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング

↓ブログ村もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村


山口晃展

2021年11月04日 | 展覧会・絵

 

山口晃は大好きな画家だ。

線の細い繊細で古典的な画法ももちろん上手いが、
基礎のデッサンがとてもしっかりしている。

日本画の伝統的手法をしっかり学んだと思われるが、
その基礎を元にして現代社会を描くのも面白い。

 

古典的な画法と現代的な事物を破綻なく合わせていて、
ユーモアを醸し出しているところがたまらない。

漫画の連載も始めたそうで、彼の漫画もまた面白い。

 

今回の京都ZENBIで行われた山口晃の展覧会は

五木寛之原作の新聞連載、「親鸞」の挿絵が中心だ。

 






ZENBI --鍵善良房
https://zenbi.kagizen.com/


鍵善が経営する美術館・ZENBIで展示されているというので
初めて聞くその名を探して祇園へ行った。


「鍵善」はくずきりで有名な祇園の店。
一度だけ祇園の店に入り、くずきりを食べたがとても美味しかった。

もう一度行きたいと思いながらなかなか行けないけれども。

 

その鍵善が美術館を経営しているのは知らなかった。
というより、今回の展示会が開館記念特別展だったそうだ。

 


タイトルは「ちこちこ小間ごと 山口晃」

開館記念
ちこちこ小間ごと 山口晃
2021年7月6日~11月7日

https://zenbi.kagizen.com/exhibition/320/




京阪四条(今は祇園四条というのかな?)の南座出口から徒歩3分というので、
京阪で行かなければ交通手段が他にない。

始めに行った時、京阪五条の駅までやっとやっとで歩いて行き、
南座の出口で降り、大和大路通まで行ったはいいが、
そこから迷ってしまい、行きつくことがとうとう出来なかった(>_<)。


が、その日は振替日で休館だったというのをあとで知り、
いずれにしてもその日は見ることは出来ない運命だったのだ。

 


それでもどうしても見たかったので日を改めて
サイトにあった地図を絵に描いてそれを持って行って、
確かめながら場所を探した。


2度目に行ったらすぐに分かった。
京阪の出口から3分というので間違いようがないはずなのだが、
それでも間違ってしまって情けない(T_T)

 

大和大路通を南に下がって路地のような狭い石畳の道の前にある。







到着してみると、
いかにも京都らしい古い町家のような落ち着いた洒落た外観である。





美術館というより、宣伝にあったように
画廊かギャラリーという感じのとても小さな小さな美術館。

2階へ上がりそこに二部屋ほどの小さな展示室がある。

 

中は人が少なく、というより殆ど誰もおらず
写真撮影がすべてオーケーだった。

撮影できるというので、やたら写真を撮った。
あまりうまく撮れなかったが…(>_<)…



山口氏は鍵善の袋のデザイン(原画)もされたということで、
袋が展示。

この袋が欲しい…鍵善で何か買わなければもらえないだろう(>_<)

 





袋に描かれているのは「好きなカフェーのおじいさん」(2013年)

 


展示されていたのは「親鸞」の挿絵が殆んどだったが
(展示替えがあった)
新聞小説の挿絵なので葉書よりも小さい原画だった。

連載の時も楽しみにしていたのだが、
まとめて原画を見られてとても嬉しかった。















時にはユーモラスで人を食ったような挿絵もあるのだが、
(親鸞の時代に合わない現代的なものが描かれていたり)
それが批判されず、受け入れられるのは山口晃の描写力、
緻密な絵柄のためだと思った。

小さな画面の中に、驚くほど細かい描写とリアルな人物を描いている。




もちろん真面目な絵もあった。





親鸞の生涯をこのような小さな絵にびっしり詰め込んで壮観だった。
ユーモアもあるが、山口氏の描写力に感嘆しきり。

 

 

他に展示されていたのは京都にまつわる絵画だった。




私の好きな西本願寺の総門と少し見える伝導院。
(人物は江戸時代の旅装束を着ている)
山口晃の得意な手法だ




若冲の動植綵絵を並べた相国寺の掛け間の絵は構図が見事すぎる。




モノトーンで描かれているのは京都国立博物館である
得意の手法で描かれている。


メインビジュアルでチラシにも使われているのは
「新京都百景」より

現代の風景にやはり江戸時代の旅人が紛れ込んでいる。





小さな美術館で展示も多くはなかったが、
展示方法が独特で洒落ていてとても楽しめた。


初めて訪れたこともあり新しいよい美術館だと思った。

もちろん山口晃氏の絵が一番見たかったもので、
それが見どころであり満足することが出来たのだった。










チケットには小さな干菓子がついていた。
菓子店らしくとても洒落たおまけだった。


訪ねたのは10月7日・・・
随分アップするのが遅くなってしまった…