伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

府立植物園の秋

2024年12月02日 | 京都


紅葉の季節が年々遅くなり、12月へ入っても見られるようだ。
せっかく紅葉の名所・京都に住んでいるのだから一度は紅葉を見ておきたい。


どこかで気軽に、混雑していない場所で
紅葉が見られないものかといろいろ思案して、
地下鉄で行ける京都府立植物園へ行くことにした。

地下鉄で行ける場所としては南禅寺もあるし、
南禅寺の近くには紅葉で有名な永観堂もある。
しかし永観堂は激混みだろうし拝観料が紅葉の季節のみ高くなる😡
南禅寺は何度も行ったことがある。


うーん、と思案して植物園にした。
植物園ねえ・・・
そりゃ植物園なのだからいくらかの紅葉はあるだろうけれど、
どうなんだろう。
でも新聞の紅葉だよりの欄には、名だたる紅葉の名所と併記して
植物園の名が書いてある。
それが決め手で府立植物園へ見に行くことにした。
(行ったのは先週の水曜日)






京都府立植物園は今年で100周年になるという。



サイト
https://www.pref.kyoto.jp/plant/



京都府立植物園北入り口は地下鉄北山駅3番出口からすぐのところにある。
植物園は広いので、南は北大路駅から降りるが、
いつも行くのは北山駅すぐ、北入り口の方だ。

70歳以上の高齢者は無料で入場出来るので、
入場すると真正の高齢者ばかりが多く歩いている。
高齢者ばかりと言ってもいいくらいだ。


行ってみて大変驚いた。

入り口を入ってすぐ左側にコスモス畑があり、
そこを過ぎてすぐ右側へ折れ歩いてゆくと鬱蒼と茂った森が左右に広がる。

いつも行っていた植物園にこんな森があったっけな?
と思う間もなく、見事に黄色く色づいたメタセコイアの大きな木々が目に入った。






鮮やかな黄色の葉が青い空に映えて、
園に入ったしょっぱなからそのコントラストのきれいさに感嘆しきりだった。





普段、植物園を歩く時はまっすぐ歩いてゆくから、
右がわに森が広がっているのをスルーしてたのだ。
府立植物園はとても広大なことに今さら気づいた。




入り口で植物園マップを入手してそれにしたがって歩くと、
すぐに迷わず紅葉の森に到達した。


メタセコイアの森をそのまま進んでいくうちにも
道の脇には何本もの紅葉が赤く色づいているのだった。



そうして歩いているうち池があった。
池の周りにも池を巡るようにいくつもの紅葉が植わっている。
水面に紅葉が映っているのもよい眺めだった。




池には物見台が設えられてあり、
そこで紅葉見(紅葉狩り?)が出来るようになっていた。



なんと。
植物園とはいえ、本格的だ。

物見台の上からも池が眺められる。
池の周りに巡らされた紅葉の光景を最もベストポイントで見られるのだ。





池はいくつかあり(水源は同じようだが)歩き進むうち、
二つ目の池に到着する。





そこはよりいっそう紅葉が美しく、
まさか植物園の中にこんな自然豊かな森と池があると知らなかったので、
驚きのあまり口をぽかんと開けるばかりだった。




紅葉はちょうど見ごろで真っ赤に色づいた紅葉が連なっていて、
見応えがあった。

あまりにも鮮やかな紅葉で、
どんな名所にも見劣りのしない紅葉の眺めにただ感嘆するばかりだった。



植物園の紅葉がこんなに見事だとは…
植物園を舐めていた。
完全に舐めていた(>_<)。





ただ府立植物園は京都府民や京都市民の憩いの場であって、
名所ではない。
見物客はいるけれど名所ほど多くはなく、
完全に府民や市民が楽しむ場となっている。
それが良いのかもしれない。
観光客に揉まれることなく、のんびりと紅葉を見られるからだ。



池は園内北側の道に沿って丸く円を描くように3つの池に分かれており、
池ごとに池の周りに紅葉があって、物見台と共に美しい景観を作っていた。




紅葉はちょうど見ごろで見事に真っ赤に色づいていた。
まさに圧巻の景色が広がっていた。



真っ赤な紅葉もあり、赤というより橙色の紅葉もあって、
赤い紅葉に負けず美しかった。


2つ目の池には鳥居があり、
そこは半木(なからぎ)神社というらしい。
植物園の外、賀茂川の横の通りをなからぎの道という。
そこから名前がつけられたものとみえる。





3つ目の池にも物見台がありその池の周りも紅葉だらけだった。
これほど沢山の様々な種類の紅葉が植物園にあるとは思わなかったので
驚きだった。
そのスケールの大きさに慄くばかりだった。
近所の紅葉とは当たり前だが段違いだ。
あまりにもスケールが大きすぎた。

嬉しくなってやたらと沢山写真を撮ったがこれでもほんの一部だ。
泣く泣くはしょった写真がいっぱいあった。
そして今回巡った植物園も、ほんの北側の一角にすぎない。
植物園は広いのだった。



もとの入り口に帰ろうと歩いていると
黄色く色づいた背の高い銀杏?の木があまりにも高く聳えているのに
感嘆しきりであった。
左側の人物と比較すればその高さが実感できる。
たっぷり森林浴が出来た気分だった。


そして植物園の最も東側に戻ると噴水がある。



入り口付近にはコスモスの花がかわいく咲いているのだった。


さっと行ってさっと見て来ようと思っていた植物園だったが、
広大な園内に圧倒される形でやはりさっとくらいでは済まなかった。


植物園は府立なので一般でも入場料は200円と安い。
もっと高くても良いくらいだ。
それくらい見どころだらけの施設だ。

府民として紅葉を思う存分楽しめて森林浴も出来て、
本当に満足だった今回の府立植物園の紅葉散歩であった。
桜と違い、紅葉は期間が長いからもう少しは見られるだろう。





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