【巨人】メルセデス投手、支配下登録即10日ヤクルト戦先発デビューへ「家族にいい報告を」
巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が、育成契約から支配下登録されることが7月8日発表された。契約金、年俸はともに推定5万ドル(約550万円)で、背番号は「026」から「95」に決定。本日7月10日の東京ヤクルト戦(神宮)でのプロ初先発が決定的になった。
東京ドームで会見し「マウンドに上がったら自分の投球をして、家族にいい報告ができるように頑張りたいです」と、母国・ドミニカ共和国で暮らす妻子のために快投を誓った。2017年1月に来日し、2、3軍で主に先発として経験を積んだ。身長188センチから放たれる直球が武器で、今季のイースタン・リーグでは6登板、0勝0敗、防御率2.05だった。
支配下登録された7月8日は1軍練習に参加し、投手陣の前であいさつ。ブルペンに入り調整した。10日の先発起用を巡っては、中6日で回っていた鍬原投手とともに検討され、最終的には4日のイースタン・楽天戦(森林どり泉)で8回2安打無失点と好投した助っ人の好調さが買われた。
鍬原投手は前半戦の残り試合、ブルペンで手薄だった長い回を投げられる役割として待機することになった。
◆クリストファー・クリソストモ・メルセデス 1994年3月8日、ドミニカ共和国生まれ。24歳。2012年から2015年までTB傘下でプレー。先発とセットアッパーとしてマイナー通算53試合に登板し、6勝10敗。2017年1月に巨人と育成契約。昨年は2軍公式戦18試合に登板。今季は同6登板で26回1/3、防御率2.05。188センチ、82キロ。左投左打。
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昨年の7月1日にジャイアンツ球場で巨人対東京ヤクルト戦を観戦した際、「息子と一緒に写真撮ってくれませんか?」をメルセデス投手に尋ねたら、快く快諾してくれた。
何故か右投げ用のグローブを着用しているメルセデス投手
異国の地で働く大変さはオレも体験しているが、その時のオレは独身だったため背負うものはなく気楽だった。しかし、18歳も若いキミは守るべき家族のために、その家族と離れ異国で奮闘している。グラウンドでキミと話した日以来、キミには深い敬意を払っている。
オレの息子にとても良くしてくれたのは、そんなバックグランドがあったからなんだな。知らなかったとは言え、オレはキミにそのことを気遣ってあげられず、自分の息子のことばっか話して申し訳なかった。
お互い母国語ではない英語での会話だったので細かいニュアンスは察することはできなかったが、それでも彼の誠実さはひしひしと伝わってきた。
そして、遂に1軍デビュー!
おめでとう、C・C!
自分の息子の事のように嬉しいよ!アンチ巨人なオレだけど、キミのことは心から応援している!!!今日の東京ヤクルト戦は尊敬すべきキミのピッチングに注目だ!!!
【追記:2018/7/11】
7月10日の東京ヤクルト戦で一軍先発デビュー。5回5安打無失点で勝利投手となった。育成出身の初登板初勝利は2017年4月19日に篠原慎平投手がリリーフでマークしたのに次いで2人目で、先発勝利はメルセデス投手が史上初となった!
やったぜ!C・C!