基本的にはNPB推しのオレだが、MLBの方が面白いと思えることがいくつかある。その一つにMLBは引き分けがないこと。当事者である首脳陣、選手はたまったものではないだろうが、いつ終わるかわからない展開で限られた選手の起用は将棋やチェスのような頭脳戦となり、非常に見応えがある。
本来、野球というスポーツには引き分けという概念はない。だからこそ、このような意外性のあるドラマが生まれる。色々問題はあると思うが野球本来の魅力を引き出すためにはNPBも引き分けという制度は廃止してほしい。あくまでも私案だが、延長15回までやってタイスコアだったら、後日その状態から再試合するというはどうだろう?
時間無制限の延長線を行うことが困難だから引き分けという制度が導入されたことは重々理解できるが、引き分け狙いの戦略が横行しNPBに失望しかけた時期もあったので、野球本来の駆け引きを是非ともNPBでも見てみたいもんだ!
とは言っても…MLBの郊外の球場に来る人は殆どが車だから長々と延長戦が続いても帰りの足を心配する必要はないが、NPBだと公共交通機関利用の割合が圧倒的に多く、終電を配慮すると時間無制限で延長戦やるのって現実問題は難しんだろうなぁ…。
アメリカにいた時は車なんか持っていなかったので、オークランド・コロシアムでの延長戦は終電ギリギリになり冷や冷やもんだったし、桃園球場も終電やばかったし、社稷球場での延長戦は終電乗り逃しタクシーになっちゃったし…。でも、やっぱ決着がつくまで球場で見ていたいな、イチ野球ファンとしては。
7月8日のSD@ARZの一戦で、同点の延長16回に登板した捕手が敗戦投手になるという引き分けのないMLBならではの“珍事”があった。
試合は3-3の同点で終盤へ。しかし、両チームとも得点を奪うことができず、延長戦に突入した。SDは15回までに8投手、ARZは9投手をマウンドへ送り込み、7回以降はスコアボードにゼロが並ぶ。そして、16回にARZが投入したのが、この試合で先発マスクを被っていた捕手のジェフ・マシスだった。
#2 ジェフ・マシス(ARZ)
捕手として出場時のジェフ・マシス
投手は#21 ザック・グレインキー(ARZ) 打者は#30 エリック・ホズマー(SD)
MLBでは、大差がついた試合で投手の“節約“のため、野手がマウンドに上がることは珍しくない。ただ、同点の場面での野手の登板は異例。しかも、先発マスクを被り、15イニングに渡って投手をリードしてきた捕手の登板。それだけの熱戦、総力戦だった。
マシスはジャンコウスキーを一直、アスアへは見逃し三振と2死を奪うも、強打者のマイヤーズにはフルカウントから粘られ、最後は9球目の87マイル(約140キロ)を右中間に運ばれた。続く主砲ホズマーは二飛に仕留めたが、ダイヤモンドバックスはその裏に追いつくことができずに敗れた。結局、マシスは1回20球を投げて1安打1失点1奪三振で敗戦投手に。
マシス捕手登板の模様は0:55から
MLB公式サイトによると、ARZの主砲ゴールドシュミットは「ヘトヘトだったに違いない。(投球は)最高だった。多分、彼はがっかりしたと思うけど。簡単ではないんだ。大差のゲームではなく、同点、延長、そして勝ちたい試合での登板だった。本当に良くやったよ」と大奮闘したマシスをねぎらったという。
また、記事ではマシス自身のコメントも紹介している。マイヤーズに打たれたボールはスライダーと判別されたが、「スライダーのように見えたと思うけど、今日スライダーは投げていないよ」と証言。その上で「チェンジアップを数球織り交ぜたけど、ただプレートに目がけて投げていた。ボールを低めに制球し、ストライクをとることに集中していたんだ」と話している。そして、ホームランを打たれたことについては「3つ目のアウトを取って、ダグアウトに戻ってこられたら良かったのに、と思うよ」と悔しさをにじませたという。もっとも、チームのためにマウンドに上がり、奮闘したマシスを責める選手は一人もいないだろう。
マシス、キャリア初の奪三振!
投手:#2 ジェフ・マシス/捕手:#5 アレックス・アビラ 打者:#20 カルロス・アスアヘ
引用はこちらから
本来、野球というスポーツには引き分けという概念はない。だからこそ、このような意外性のあるドラマが生まれる。色々問題はあると思うが野球本来の魅力を引き出すためにはNPBも引き分けという制度は廃止してほしい。あくまでも私案だが、延長15回までやってタイスコアだったら、後日その状態から再試合するというはどうだろう?
時間無制限の延長線を行うことが困難だから引き分けという制度が導入されたことは重々理解できるが、引き分け狙いの戦略が横行しNPBに失望しかけた時期もあったので、野球本来の駆け引きを是非ともNPBでも見てみたいもんだ!
とは言っても…MLBの郊外の球場に来る人は殆どが車だから長々と延長戦が続いても帰りの足を心配する必要はないが、NPBだと公共交通機関利用の割合が圧倒的に多く、終電を配慮すると時間無制限で延長戦やるのって現実問題は難しんだろうなぁ…。
アメリカにいた時は車なんか持っていなかったので、オークランド・コロシアムでの延長戦は終電ギリギリになり冷や冷やもんだったし、桃園球場も終電やばかったし、社稷球場での延長戦は終電乗り逃しタクシーになっちゃったし…。でも、やっぱ決着がつくまで球場で見ていたいな、イチ野球ファンとしては。