感じるままに・・大人の独り言

日頃感じる事や、国内外の行く先々の美味しいグルメや観光スポットを独自の目線と本音で発信して行きたいです。

京都で女子会・その5「京都最古の禅寺・建仁寺に行って来た🌠」

2017-12-09 22:57:00 | オススメの神社仏閣
もう、1ヶ月が経ってしまったが、11月10日の金曜日、ママ友の愉歩さんと山田さんの3人で、知り合いの書家・晴さんの展示会を観に行った後、「漣月茶や」で美味しいお豆腐料理のランチを堪能し、青蓮院門跡を拝観した私達は、次は建仁寺に拝観しに行く事に(^o^)v

建仁寺は、祇園から直ぐの所にあるお寺で、京都最古の禅寺との事。
国宝の「風神雷神図屏風」や天井画の「双龍図」や「雲龍図」で有名なので、前から行きたかったお寺でもある(^^)v
建仁寺の入り口となる「勅使門(重要文化財)がこちら↓


境内の案内板がこちら↓
祇園の町中にあるのに、結構広大なのでビックリしてしまったf(^^;


建仁寺は建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国 百丈山を模して建立されたお寺だそうだ。

元号を寺号(なので、建仁寺)とし、山号は東山(とうざん)との事。 創建時は真言・止観の二院を構え天台・密教・禅の三宗兼学の道場として当時の情勢に 対応していたらしい。

HPを観ると今でも禅寺体験が出来るとある(^^)v私もいつか体験してみたいな✨

境内の中を進んで行くと、次々に色んな看板が立てられていて、ワクワクして来る(*^O^*)
雲龍図の看板がこちら↓


龍と言えば禅寺だそうである。これまでも相国寺や天龍寺に拝観し、天井に描かれている龍の絵を観に行って来た私。何故か龍の絵に惹かれてしまうのだ。愉歩さんも言ってたが、私達って結構禅寺が好きかも、、(^o^;)

前世に関係あるのかなぁなんて思ったりもしたが、禅の教えたるものを見てみると、こんな事が書かれてあった。

" 簡素に生きることが、一番の贅沢 "
「最小限、最低限のもので生活していくというのが私たちのやり方ですね。
贅沢というものは煩悩、妄想であって、それを外すというのが私たちの大きな目標です。眠るのも最低限。寝る場所も畳一畳。寝て一畳、起きて半畳といいますから。

修行道場の禅堂では、みなの生活するところは本当に畳一枚が自分の場所として与えられ、就寝も食事も座禅もそこで行います。持ち物は体にくっつけられるものだけ。余分なものは持たない。それでじゅうぶん、生活できるんです。我慢しているわけではない。不自由ではないんですね。

 簡素に生きる。これがいちばんの贅沢だと思います。なかなかできないかもしれませんが、やってみると一番の贅沢だということがわかると思います。満足の上限をおさえれば、心穏やかでいられます。

  寒い時に寒くなる。当り前のことです。でも、暖房を入れたら、少しでは満足できない。暑い時にも中途半端な涼しさでは満足できない。いっそのこと暑いときには暑い生活をしてしまえばいいんです。庭に水をうつ。
それで涼が得られたんですからね。
(臨済宗建仁寺派管長・小堀泰厳氏のお言葉より)

・・・ホント胸に染み入る良いお言葉だ、、だけど、何故か耳が痛い私(((^_^;)
強欲で煩悩の塊の様な私は、前世ではもしかして禅と関わりがあったのかもしれないけど、そうだとしたら禅寺の落ちこぼれで、その当時の抑圧されて煩悩を捨てきれないままを引きずって現世に至ってるのかもしれないな、、、(苦笑)

そんな思いが頭をかすめながら進んで行くと、お目当ての1つである、天井に描かれている双龍図の看板を発見↓


「ワァ〜、双龍図、楽しみだねぇ🎵」なんて言いながらお寺の建物へと進んで行った私達。なのに、天龍寺の時もそうだったが、私達はお目当ての双龍図を観ずに帰って来てしまったのだ💦時間に追われている事もあったのだけど、建仁寺の素晴らしい襖絵やお庭の数々を拝観してテンションマックスだったので、帰りには雲龍図を観た事で双龍図を観たと思いっきり勘違いして、観たつもりになってしまっていたのだ、、( ̄▽ ̄;)
ホント、「何てこった、、(/´△`\)」だよねぇ、、

境内の見取り図がこちら↓


いよいよ建物の中へ入って行く私達(^o^)v入り口がこちら↓
禅寺とあって、建物の造りが天龍寺によく似てる(^^)v


玄関を入って直ぐに飾られている屏風↓力強い見事な書は躍動感たっぷりで、私の好きな字体である🌠


玄関入り口の廊下の直ぐの所には、いきなり風神雷神図屏風が現れて、速攻にテンション上がってしまった私(*^O^*)
でも、こちらは複製との事↓


複製でも見応えたっぷりだった👍
更なる案内板がこちら↓
思っている以上に建物の中が大きい💦


廊下を進んで行くと、ありましたよ❗雲龍図の襖絵が(*^O^*)


海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵(重要文化財)を京都文化協会・キャノン株式会社により高精細デジタルにて複製されたものだそうだ。


躍動感のある龍の絵は、観ていると飛び出して来そうな感じがして来る🌠


こちらも同じく高精細デジタル複製にて複製された「竹林七賢図」↓


建物を順番に進んで行くと、枯山水の庭も✨↓




本当に京都のお寺は建物も庭園も見応えがある(^o^)v
枯山水の庭も代表的な龍安寺だけじゃなく、色んなお寺で観る事が出来るのが嬉しい🌠


まだ紅葉には早かったので、紅葉は殆ど見られなかったが、中でも色づき始めた一角がこちら↓




建仁寺には、以外にも襖絵が多くて各お部屋を回るのが楽しかった(*^O^*)





「凪」と言う名の襖絵がこちら↓


珍しく綺麗な瑠璃色で描かれた襖絵・「舟出」↓私はこの襖絵がとても気に入ってしまった(^o^)v
なんて美しい青色なんだろう(*^O^*)


こちらが建仁寺で有名な「○△□乃庭」。単純な三つの図形は宇宙の根元的形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を地(□)水(○)火(△)で象徴したものと言われているそうだ↓


こちらも建仁寺で有名な本坊中庭にある「潮音庭(三連の庭)」で、中央に三尊石その東には坐禅石、廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅庭との事(^^)d






写経も体験出来るみたいで、こんなお部屋もあった↓


禅寺と言ったら、達磨絵(^^)v
天龍寺にもあったけど、建仁寺にもありました🌠




渡り廊下も天龍寺に似てる✌️


建仁寺と書かれた屋根瓦も良い✨


最後のお部屋に飾られていてのが、俵屋宗達の真作で晩年の最高傑作と言われている「風神雷神図屏風」🌠
もう、最高だった(*^O^*)
右側が「風神」、左側が「雷神」との事↓
是非実際に観ていただきたい👍


最高潮に盛り上がった私達は、興奮しまくり、この後、お目当ての天井画の「双龍図」を観る事なく帰ってしまうのである、、トホホ(/´△`\)

禅の教えって知れば知る程素敵な思想だと今回は、建仁寺のblogを書くにあたって感じてしまった(^^)d
(記事にするのに、1ヶ月位かかってしまったのには、色々と下調べやお勉強が必要で、取り掛かるのに時間がかかってしまったからなのだ💦)

煩悩の塊の様な私には、この教えに従うには程遠い道のりとなりそうだけど、参考までに建仁寺を開山された栄西禅師の言葉をご紹介したい👍

「ここにいるだけで、こころ静かに自らと向き合える・栄西禅師が説いた、「大いなる哉(かな)心(しん)や」
〜 人のこころは本来自由でおおらかである 〜

建仁寺の素敵なパンフレットの最後には、栄西禅師の言葉と、こんな文章で締めくくられている。

”八百年の時を超え、その教えが息づくこの場所で、自らのこころを見つめ直す
日本に禅をもたらし、茶を広めた建仁寺開山・栄西禅師の入寝から八百年 報恩感謝と禅の未来を願います。”


禅の教えに忠実に従うにはまだまだ今は煩悩が強すぎる私だけれど、これをきっかけに原点に戻って自分を見つめ直し、そしてこの世を去る時までには少しずつ要らないものを捨て去って行って、執着も拭い去り、潔く体ひとつであの世に逝きたいと、そう思う。
建仁寺は私にとって、禅の魅力を思い知らせてくれたお寺であった🌠

御朱印ゲット✌️



建仁寺については、こちらを参考に!

「建仁寺」

住所:京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584
電話:075-561-6363
最寄り駅:祇園四条駅[1]から徒歩約7分

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。