中堅都市の広島では道路を走っていても、
俺と同じ車種の車やバイクとすれ違うことはめったにない。
郵便局に行って用事を済ませてバイクのところに戻ると、
若いお兄ちゃんがこちらをずっと見ていた。
キーを差し込んで発進しようとすると、
「マグザム、いいですねえ~。」
と、声をかけてきた。
「俺もマグザム乗ってるんですよ。ハンドルいい感じですねえ。どこのメーカーですか?」
「ハリケーンのセットのヤツ。すり抜け楽やしいいよ~。」
「俺のはボディーカラー白なんですけど、黒もかっこいいですねえ。」
「俺も最終的に白か黒で悩んだけど黒にしたんよ。でも黒は汚れが目立つよね。」
「白は路面の汚れを吸いつけるような感じですよ。どっちもどっちですねえ。」
などと少し談笑した。
あのお兄ちゃん、よっぽど好きなんだろな。
こんな人相の悪いおっさんに声かけてくるくらいだもんね。
別れ際に「事故せんように気をつけて走ってね。」と言うと、
「ありがとうございます。」
と気持ちのいい答え。
なんとなくいい気持ちで帰路につきました。
俺と同じ車種の車やバイクとすれ違うことはめったにない。
郵便局に行って用事を済ませてバイクのところに戻ると、
若いお兄ちゃんがこちらをずっと見ていた。
キーを差し込んで発進しようとすると、
「マグザム、いいですねえ~。」
と、声をかけてきた。
「俺もマグザム乗ってるんですよ。ハンドルいい感じですねえ。どこのメーカーですか?」
「ハリケーンのセットのヤツ。すり抜け楽やしいいよ~。」
「俺のはボディーカラー白なんですけど、黒もかっこいいですねえ。」
「俺も最終的に白か黒で悩んだけど黒にしたんよ。でも黒は汚れが目立つよね。」
「白は路面の汚れを吸いつけるような感じですよ。どっちもどっちですねえ。」
などと少し談笑した。
あのお兄ちゃん、よっぽど好きなんだろな。
こんな人相の悪いおっさんに声かけてくるくらいだもんね。
別れ際に「事故せんように気をつけて走ってね。」と言うと、
「ありがとうございます。」
と気持ちのいい答え。
なんとなくいい気持ちで帰路につきました。