「あの日(3月11日)」から3ヶ月が経過。
新聞やテレビでは、通常の報道が増え始めている。
でも、まだまだ。
これから長い長い時間がかかりそうだ。
被害を受けた方々の気持ちは、被災していない私には到底想像できない。
立場が逆だったら、はたして私は同じように行動できるのだろうか?
気丈にも報道のインタビューに答えらるのだろうか?
大切な家族や友人を亡くし、『まだ』3ヶ月。
心の傷が癒える訳がない。
辛いのは、きっとこれからだろう……。
私にはかける言葉が見つからない。
死別の私は、ここまで復活するのに8~9年がかかった。
死別3ヶ月目なんて、記憶すらない状態だった。
まだ3ヶ月しか経過していなのだから……。
これからも『今、私に何ができるか?』を自分に問い、
できる限りのことを実行したい。
偶然にも、震災直後に異動した部署では、
被災者受入体制の準備を任され、
窓口となる仕事が待っていた。
自分なりに全力を尽くしたつもりだ。
何人かの被災された方と話し、
受入自治体の窓口の方々と話をするチャンスがあった。
彼らに質問してみたい。
『 私はみなさんの役に立ったでしょうか? 』
数日前、各地から送られてきた「被災者向けの物資保管庫」へ入る機会があった。
保管庫にあったのは、タオルや布団などなど。
すぐに必要なものは、既に配布されているようで、
残っているのは、座布団や冬物衣料、それと空き箱だった。
物資が入っていた空き箱を見ると、様々な場所から届いていたのが分かる。
国内は、岐阜、愛知、鹿児島、……。
国外は、韓国(ハングル文字があった)、中国(~省と書いてあり、パンダのマークがあったから多分)、台湾(TAIWANとの記載が読めた)、ベトナム(?)などなど。
同封されていたであろう発送者の思いのこもったメモを何枚か読んだ。
そうだね、思いは一緒だ。
あとは、行動に移すかどうか。
もう一度、自分にできることを考えつつ、
やれることはたとえ小額でもやろうと思う。
それから、一日一日を大切に生きようと改めて思った。
がんばっぺ、福島